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老舗の誤り

仙台市の「ホテル仙台プラザ」が今月25日をもって閉鎖するとのこと。(日経新

資金繰りに窮し、破産も検討中とのこと。(毎日新聞

いつも「開店!」「進出!」と景気のいいニュースばかりが並ぶ
杜の都発! SENDAI Satellite」も、このニュースを伝えている

官庁街である勾当台公園周辺に立地しているが、
岩手の田舎者からすれば、正直言ってあまり印象のないホテルである。

周辺はホテル激戦区
「ホテルコムズ仙台」「三井ガーデンホテル仙台」
「ホテル法華クラブ仙台」…
ビッグネームが並ぶ。

「R&Bホテル」「東横イン」「ドーミーイン」
「スマイルホテル(旧ホテルユニバース)」
といったリーズナブルなビジネスホテルも多い。
地元系の「ホテルメイフラワー」は泊まったことあるなぁ。

「ホテル仙台プラザ」の歴史は古く、もとをたどれば、
今は亡き「仙台ホテル」にまで行き着くという。

地元の人には「プラザホテル」という、
やや買いかぶった名称で親しまれていたようであるが、
これだけホテルが増えれば戦いに疲弊していたことは想像に難くない。

事実、2007年に土地・建物を東京海上に売却。
東京海上にスポンサーになってもらう形で、
営業を続けていた。

東京海上は建物を解体し、複合ビルを建てて
その中にホテルを入居させる構想を描いていたようだが、
不景気で頓挫。この構想のためにホテルは
先々の予約を受けられず、これが経営に打撃となったようである。

社長は「当時は最善の判断だった」と会見で語っているが、
契約を巡り、東京海上と裁判まで起こっているといい、
結果としては、経営判断を仰いだ大企業に振り回されることとなった。

あるいは、その判断を仰ぐ先を見誤ったのかもしれない。
東京海上でなければ、こういうことにはならなかったかもしれず。

同ホテルの公式サイトには「毎年3月16日のカレー半額提供を中止」とある。
開業記念日の恒例行事だったようである。
そんな余裕があるわけもない。
従業員は全員解雇されるときに、創業記念も半額もない。

中央資本や外国資本がどんどん進出、
新たな店舗が日々生まれている仙台。

動きの乏しい盛岡から見れば、なんともうらやましい話だと思っていたが、
その陰で、闘いに敗れていく商業者もあるという現実を見せられた思いがする。

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