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2011年3月

日本を去る外国人

横浜中華街がピンチ…
中国人料理人がこぞって急速にお国に帰り、
営業ができないのだという。

在留する外国人が、震災による福島原発の行く末を心配し、
続々と日本を脱出している。

中国人だらけだった秋葉原も、すっかりいなくなり、
中国人目当ての店は閑古鳥が鳴いているという。

日本は危険だ、として外国人が「憧れの国」を去る事態。

フランスのように「自国民保護」で帰国勧告する国もある。
また、外国人は日本語のメディアの情報が十分理解できない。

そもそも日本のテレビが危機感をあおるように報道しているから、
あの水色の壊れた箱から煙が上がっている映像が目に焼き付く。
エダノ君や、保安院のヅラおじさんが言っていることも分からない。

日本語のメディアが理解できないので、
インターネット経由で外国メディアの情報に頼るしかないが、
当然「外国」のことだから、大げさに伝える。

ウソやあり得ない予測も、無責任に伝え、それを真に受けて、
ビビって帰国する人も多いのだろう。

覆水盆に返らず。…この言葉も分からないよなぁ、ガイジンは。
英語だとミルクがなんたらかんたら…だったかな、
福島は牛乳も捨ててるんだよなぁ…はぁ。

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老舗百貨店「中三」倒産

東日本大震災の余波倒産では大型の第一号、となるのか。

青森・弘前・盛岡の3市に店舗を持つ百貨店・「中三」が
30日に民事再生法を申請、事実上倒産した。負債は114億円。(朝日

引き金となったのは、震災後の14日に
盛岡店で起こしたガス爆発。

店員が1人死亡する事態となり、
その後営業ができなくなっていた。

青森・弘前両店も震災の影響を受け売り上げが落ちていた。
これで資金繰りに窮したと思われる。

「百貨店冬の時代」で、屋台骨はとうの昔に折れていたはず。
この地震が、細いながらも屹立していた大黒柱を
一瞬でなぎ倒した。

青森市内では、この中三と「カネ長武田」の2店の百貨店が共存している。
しかしカネ長武田は仙台の丸光などと合併、
「ビブレ」を経て現在は「さくら野青森店」となっている。

生き残りをかけて生まれた「さくら野」は一時東北各地に7店舗を数えたが、
岩手県北上市に新店を出した以外は閉店が続いている。

中三も多店舗志向の時期があり、
発祥の地である五所川原や、秋田にも店を持っていた(どちらもすでに閉店)。

盛岡店は、盛岡市の「肴町商店街」が誘致したもの。
もともと盛岡のデパート「川徳」が同地で営業していたが、
少し離れた菜園地区に巨大店舗を建設、移転してしまった。

核となる商業施設の移転に、
危機感を覚えた商店街が青森の中三に声をかけ、
川徳が入っていた建物を再利用する形(いわゆる「居抜き」)で開店。
同商店街と共存しながらこれまでやってきた。

数年前には再開発計画が持ち上がり、
住居付きの複合ビルに生まれ変わる予定もあった。

しかし環境は容赦なく変わっていった。
言わずもがなの郊外化で客足はどんどん奪われた。
昨年には、1階に入居していたマクドナルドが、
店舗網縮小計画の波にのまれ閉店。

ヤング層の取り込みもできず、
古式蒼然とした売り場を改革できぬまま
売り上げは落ちていく一方。
一時はイオンの資本も受け入れていたが、
近年関係を解消していた。

そんなさなかのガス爆発事故。
おそらく地震によって配管に異常をきたしたのではないかと想像されるが、
原因はまだわかっていない。
究明に時間がかかり、その間営業もできなかった
(それが資金繰りに影響を与えたようだが、
経営断念が震災前からの決定事項だった可能性もある)。

爆発でたわんだシャッターの痛々しさは、
さまざまなサイトで伝えられているところである。

肴町商店街の入り口にあって、
同商店街が自分で誘致し、シンボルとして、また稼ぎ頭として
活躍してきた中三だったが、
一度の地震で、青森の本店とともに、崩れ去っていった。

がんばって復興しようとしている岩手に、
暗い影を落とす一報が、北から届いてしまった。

幸い、スポンサー企業が再建に名乗りを上げているという。(時事
盛岡店はまずガス爆発の原因究明、
店舗の必要最低限の改装が求められる。

震災のさなか、楽な作業ではない。
しかも青森店、弘前店のことも考えねばならない。
半額までしか保護されない「友の会積み立て」も尾を引きそうで、
中三の再建への道は厳しい。

しかしいま、岩手県民は一体となって頑張ろうとしている。
顧客はきっと盛岡の中三のことも応援してくれるはずである。
その「流れ」が、肴町へも届けばなおのことよい。

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不謹慎病

とにかく何でも「不謹慎」と言わないと気が済まないのか。(Livedoor/日刊ゲンダイ

震災後、自粛していたCM放映を復活したスポンサーにクレームが殺到…という。
そのクレームを受けた企業の名は書かれていないので
まゆにつば、ではあるが。(ゲンダイだし)

いずれ、「震災前」の行動に戻そうとする人に、
あれこれ注意する向きが多いようである。

確かに、震災からまだ2週間強しか経過していない。

「まだそんな気分になれない」
「被災した人の気持ちになってみろ」…。

では、日本から被災者が一人たりともいなくなるまで、
北海道から沖縄まで、日本国民全員が、
沈痛な面持ちで暮らせというのか? それは違うだろう。

なにしろ「東日本大震災」だ。
西日本には、直接の被害はない。

関西では震災の経験から、身につまされる人も多いようだが、
いずれ、今回は直接の被害は幸いなかった。

遠く離れた沖縄では津波警報にドッキリしたくらいで、
あとは普通に青い海、青い空が広がっている。
気温は20度を超え、放射能の数値もゼロのままである。
被災地の気持ちになれ、というのは無理な話ではないか。

何も「震災を完全に忘れてもいい」と言っているのではない。
なんでも「不謹慎」で黙らせようとする動きには首をかしげる、ということだ。
このまま経済をストップさせたら、いよいよ日本は没落する。

不謹慎だ、と騒いでいる人々は、
おそらくほとんどが当事者じゃないはず。
攻撃できる場所を見つけて憂さを晴らしたい「クレーマーまがい」だろう。

津波の被災地はいまだに瓦礫の山である。
また、福島の原発は、一進一退で予断を許さない状況で、
水道水や大気汚染など、心配すべき事項も山ほどある。
しかしこれに負けるわけにはいかないのだ。

日本国民全員でしょんぼりしていても、しょうがない。
事態を解決させるためには動かないといけないし、
そのためには「経済」がどうしても必要になる。

実際、大船渡の知人と、この間ようやく携帯電話がつながったのだが、
「家が流されたし、食べ物もないけど、元気でがんばるよ!」と言っていた。
現地はそんなに、悲愴感にあふれてはいないのだろうと思う。
前を向かなきゃ、やってられないのだ。

被災した地域・人々の元気を取り戻さねばならないのに、
日本全体から元気を奪っては、復興もままならないではないか。

「不謹慎」という言葉は軽々しく使うものじゃない。それこそ不謹慎だ。

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テレビ局がつぶれてしまう

以上。

…じゃ話が終わってしまうが、
東日本大震災によって、テレビ局は打撃を被っている。

ラジオは名をあげた。
停電でも情報を得られる手段として存在が再確認された。
やっぱり、災害時はラジオだ、と。
電池やラジオが飛ぶように売れているという。

ところがテレビは停電では見ることが難しい。
ワンセグを携帯で受信すればすぐに充電が減ってしまうし、
専用ワンセグ端末も電池の減りは早く、
やっぱりラジオにしよう…となってしまう。

それにしても、広告主はあっという間にテレビから逃げてしまった。
地震直後から民放局はCM抜きで放送し続けた。
その後CM枠は復活したが、出稿(=CM放送の依頼)が激減。

あとはご存じ、ACジャパン(公共広告機構という前名称が有名)の
啓蒙CMに置き換えられた。

勘違いしている人が多いが、ACは非営利団体で、
啓蒙CMの放映に金銭は発生していない。
だからACはお金を出していないし、民放も手弁当である。

最近になってCMが少しずつ復活しつつあるが、
大口広告主だった電器メーカーや自動車メーカー、
物不足に悩む食品関係も一斉に手を引いて、そのままだ。
飲料メーカーやアルコール関係も不謹慎と言われてしまうだろう。

ACのCMを流しても、テレビ局の収入にはならない。
どんどんコストだけがかかっていく。

最近になって通常番組が増えているが、
そのコストの回収もできないのだ。

それでも、キー局は今までさんざん儲けてきたので、
内部留保がたんまりある。
最近台所は厳しいが、有事の時にもなんとかなるようにはできている。

悲惨なのは地方局、とくに岩手のような被災地である。
CMは入らないのに、どんどん取材で飛び回らなければならない。
怠ければ視聴者からなんだあそこは、と後ろ指を指される。

普段、番組制作に消極的な局でさえ、
ゴールデンタイムの東京発のネット番組をすべて取り払って、
災害報道番組に充ててしまっている。
もちろんこれだってCMはなかった。

莫大なコストが、首を絞めあげているはずだ。
いまは災害で皆必死だから、気づかないはずだけれど。

沿岸地方の瓦礫が撤去され、避難所の数が少なくなるなど、
復興対策が落ち着いてきたら、
元通りの状態に戻れると思うが、見通しは明るくない。
CMだって震災前ほどは見込めない。

番組制作にしても、地方局では多くの番組が
「インフォマーシャル」、つまり番組内で
コマーシャル相当のプロモーションを行うことが多い。
番組のほとんどがこれによって構成されているものも少なくない。
これも当面は難しい。

とにかく収入源が足りなくなるのだ。
キー局や系列局からの補填なりキックバックなり、
サポートしてあげないと、大変な事態を呼ぶことになる。

コスト面でも考えねばならない。
熱意があっても、それだけでは食べていけない。

岩手でも、一時は各局が競うように震災報道番組を横並びで放送していた。
しかし、NHK含め5社もあって、皆同じような番組を流したって、
どれを見たらいいのだ、ということではないのか。

「地元マスコミ」としては報道せざるを得ない立場は分かるけれども、
皆でいっしょに疲弊していくことにはあまり意味がない。
ここは東京とは違うのだ。

気仙沼ロケ中に被災し、ある意味「被災芸人」の急先鋒となった
サンドウィッチマンが、キー局を指してはいるが、
同様にテレビ局の横並びについて指摘している。

「あっちの場所の取材は日テレ、こっちはTBS、
フジはバラエティとか、分業できないか」と。

フジが報道をやめてバラエティに徹するというのは現実的ではないが、
あくまでたとえ話であって、「横並び」という手法への警句だろう。
地方局側にとっても、拝聴に値すると思う。

中小企業でも、倒産、廃業するところが多く出てくるはずである。
テレビ局も、中小企業よりは扱う金額は大きいが
台所事情は同じである。

岩手の民放局は、50年かけて4社にまで増えた。
チャンネルの選択肢が減ることはなんとか避けて欲しい。

地方局の数が多すぎる、数社残して現在の系列はBSに移行すべき、
という理想は変えないが(この震災で、検討せざるを得ない気もする)、
当座は地上波放送局のありようは変わらないと思うので、
とりあえずテレビ局をつぶさないことを考えたい。

「テレビ局なんて倒産したらいいんじゃないwwww」とか
何も考えずにツイートしてるオツムの足りない奴が大勢いるが、
後になって困るのは自分のほうなのだ。

※今回はあくまで「放送局」の立場になって考えたのであって、
 ほかの産業はどうでもいい、というわけではない。

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見えない恐怖

東京のマスコミは「金町浄水場から放射線が!」で持ちきりである。

水素爆発した福島第一原発から放射性物質が放散され、
日本国内で広がりつつある。

放射性物質は風に乗って、雲に混じって、拡散していく。
そりゃ考えたら当たり前の話である。

影響はいよいよ、東京へ。
浄水場の水道水から、規定値を超える「放射性ヨウ素」が検出され、
「乳児は飲用しない方がいい」量に達しているという。

テレビでもさんざん言っているが、
大人は飲んでもかまわないという。

放射性ヨウ素自体、「半減期」が8日であり、
8日経てば放射線も消える。日常生活には問題はない。

しかしマスコミが騒ぎ立てれば
「水道水が危ない!」と思うのは当然のこと。
結果、東京中のミネラルウォーターが1日で完売状態だという。

放射線物質≒発がん性であるから、
高くなったのにまだタバコを吸っている人には
ミネラルウォーターを買い占める資格はないのだが。

ただ、福島県の野菜などからすでに「セシウム」まで見つかっている。
こちらも摂取しても「問題はない」レベルと言うが、
セシウムの半減期は30年。人体に蓄積されるとやっかいなことから、
忌避されてもしかたない。

福島県の農業関係者はあきらめ顔で、
農業団体は「国に補償を求める」と怒り心頭。当然だ。

日本国内でもこの騒ぎ。
海外では、すでに日本産の野菜や海産物の輸入を禁じる国も出始めた。

九州とか、全然関係ないのに、と日本人は思うけれど、
外国の一般市民には、福島と福岡の区別はつかない。
福岡県の品物を輸出しても売れないだろう。

日本は食糧については輸入量の方が断然多いので、
国全体では影響は少ないと思われる。
とはいえ、「安心」「安全」を謳い、高付加価値で
日本の農産物・海産物を販売してきた人々にははかりしれない打撃となる。

岩手県のホームページによると、
盛岡でもすでにヨウ素が大気中、さらに水道にも発見されているとのこと。
セシウムも大気中から検知されている。

福島第一原発から流れた放射性物質は、
いよいよ北にも広がり始めたのだ。

もちろん、すぐにビビるような数値ではないが、
用心はしておいたほうがよかろう。

「“安全デマ”が一番よくない」…という話もある。
安全だ、安全だ、という情報ばかり信じず、
常に「最悪の事態」を想定して行動しなさい、ということ。

そうはいっても。
いつまでもピリピリしてもいられない。

「発生源」福島第一原発は、一進一退を繰り返している。
おとといは電気が通ったバンザーイ、と言ってたのに、
きのうはやれ圧力が高いだの、煙が出ただの言い出して、作業がストップした。

菅や枝野を叩いても、いまは何も出てこない。
ヨウ素やセシウムの入ったほこりが飛び散るだけだ。

東京でのうのうと暮らしている連中が、
わずかな放射性物質でギャーギャーわめいている間に、
福島では、技術者や自衛隊、消防隊が、
はるかに大量の放射線を浴びながら作業しているのだぞ。

ここは皆で知恵を出し合って、この難局を乗り越えるべきなのだ。
コップ一杯水を飲んで、落ち着きましょうや。

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看板は倒れる

スーパーにモノがない…
東日本大震災以降、起こっている「物不足」「買いだめパニック」である。

被災地に物資が優先的に送られる→それ以外の地域ではものがなくなる
→だったら先に買っておいた方が楽→売り物がなくなる→
被災地へも物資が送られなくなる…ということで、
「買い占め」「買いだめ」はやめようと、マスコミが率先して報じている。

震災後、同じようなCMを連発してひんしゅくを買ったACジャパン
(実はACに罪はないのだが)も、震災後に大急ぎで作った「新作CM」は、
買いだめや節電を控えるように国民に呼びかけるものであった。

きのうスーパーに行ったときには、
まわりの客はほとんど「買いだめ」のような買い物をしていたが、
マスコミにたきつけられたのだろう。

いっぽうでは「買いだめしないで」といさめておきながら、
カメラは空になった棚を映して「モノがない」とあおる…
マッチポンプやがな。

食料品を作るメーカーに言わせると「モノはあるんです」という。
全国で米不足が起こっているが、「米もたくさんあります」と言う。

ではなぜ、「物不足」が起こっているのか。
Twitterで気になるブログを見つけた。
「買い占めではなく物流の問題」(実業の世界)。

「買い占め報道はウソです」…という驚きの書き出しで始まる。
(なお、東京の話なのでお含み置きを)

道路は空いている。燃料はLPG。
では、なぜ商品が来ないのか?

現在は「在庫を持っていた業者だけが、出荷できる」状態なのだそうだ。
では、なぜ在庫がなくなったのか?

それは「流通在庫を極限まで切り詰める」流通形態に問題があるという。
在庫をなるべく置かないように、「なくなったら発注する」という手法が
とられていた。こうすることで「常に新鮮な売り物」だけが店に並ぶ。

また、業者としても、在庫品を置いておくだけでは場所をとるし、
ものによっては冷蔵したりすることでコストがかかる。
そのコストを軽減するメリットがある。

しかし、こういう大事故が起こると、出荷できなくなる。
出荷する物がなくなるから当然だ。

思い出すのは、トヨタの「かんばん方式」である。

在庫をためないスケジュールを目指す工程方式であるが、
事故が発生して車が作れない、というトヨタに関する報道は以前もあった。

トヨタ方式は、モノが滞りなく流れるときは、
とめどなく完成品を出荷し続けられる「究極の生産方法」なのだが、
有事に弱い。食品流通がこれをまねてしまったことが、
「買いだめパニック」を呼んだのである。

まねされたほうのトヨタもいま、自動車の生産に手間取っている状況という。
日本からも部品供給できず、海外の工場をストップさせている(WSJ日本版)。
在庫があればなんとかなったのだろうが、トヨタはそれを許さない。

自動車はなくても死なないが、
食料品は摂取しないといけないもの。
ほんとうにマネする必要があったのか。
もう一度考えたいところである。

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「日本は見上げたもの」か?

海外から、「日本はあんなにグチャグチャになっても、
略奪行為が起こらないんだから不思議だ」と賞賛の声が上がっているという。

実際には、美談めいた報道や、原発報道で表立たないだけで、
被災地では壊れたATMを狙ったり、ガソリンを抜き取ったりする火事場泥棒行為や(時事)、
詐欺行為、陵辱行為も起こっているという報道が出てきている。

修羅場ではなんでもありだ。
北斗の拳の世界。

食い物もない、欲求を満たす場所もない、
となれば、「強引に奪う」ことを思いつく悪漢は必ず出てくる。

日本もすさんだね…と、あったかい部屋で
クッキーむさぼり食いながらのんびり思ってる人も多かろうが、
人間ならば当然、こういうことは起こしかねない。
いわゆる性悪説。

直接の被災地ではない盛岡だってそうだ。
ガソリンスタンドの行列。
耐えられずに車から降りて「俺は急いでるんだ」と叫ぶ糞ジジイをこの間見た。

自分の番が回ってくれば、1000円しか入れられないと言ってるのに
店員につかみかかるアホもいるという。

盛岡のガソリンについてはもう少しで品不足は解消される見込みであるが、
被災地に十分な食料が行き渡り、ライフラインが復活するまでは、まだ道半ば。

外国が評価するような、平穏な日本の秩序を取り戻すには、もう少し時間がかかるだろう。

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忘れられた被災地域

東日本大震災は、「東北・関東大震災」と呼ぶメディアもあった。
千葉の浦安にあるディズニーリゾートは液状化で営業が出来ない状態となるなど、
広範囲で被害は広がっている。

津波被害が大きかった東北地方ばかりがクローズアップされるが、
福島県に隣接する茨城県も大きな被害を受け、
避難している住民も多くいる。

「東北頑張れ!」などと、東北を鼓舞するような応援は、
岩手に住む者としては勇気づけられるのだけれど、
「東北」を強調すればするほど、
東北ではない茨城は忘れ去られ、ほっておかれることになる。

あげく、東京電力のサービス範囲内であるがために
茨城県も計画停電地域に入れられてしまうという事態も起こっている。

情報収集・発信ができない、というのも大きいようだ。
茨城出身のタレント、磯山さやかは茨城の窮状を訴える中で(シネマトゥデイ)、
「(テレビの)ローカル局がない」のが、
茨城の状況が伝えられない理由ではないか、とする。

茨城はキー局のサービスエリアであり、
基本的にはキー局が取材する範囲。

しかしスタッフは津波被害の大きかった岩手や宮城に集中、
東京側は原発のある福島と合わせ、この3県のニュースに気を取られる。
だからキー局も茨城については後回ししてしまう。

その上、UHF局もない。日本の47都道府県で、
地上波放送局を持たないのは茨城県だけである。

阪神淡路大震災のときは兵庫県の「サンテレビ」が活躍し、
キー局と連携するという動きもあったが、
茨城ではそんなこともできない。

その茨城ではいまも、JRは一部運休、高速も通行止め、
ガスも電気も通じない地域が残り、断水地域は26万戸におよぶ。(毎日

ほかにも青森県の八戸周辺とか、忘れられた地域はいくつもある。
栃木でも避難所が設けられ、そこでの生活を余儀なくされている人がいるという。

すべての地域に公平に、援助の手が広がりますように…

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テレビは何を伝えるべきか

昨日は福島原発で放射性物質が拡散されたり、
静岡でも震度6強の地震が起こるなど、
まだまだ日本は混乱に包まれている。

ただ、さすがに情報も伝え尽くしたとみたか、
昨日からはゴールデンタイムを中心に、
通常番組の放送を開始した局もあった。

そんな中で、岩手の地方局のうち、
キー局が通常番組を配信していた局も、
災害報道特番を組んだため、
結局は全局が報道番組体制となった。

テレビ岩手は、キー局がバラエティ番組の放送に戻ったが、
それを放送せず、独自制作の特別番組を放送し、
「被災地からのビデオメッセージ」を伝えるという
一風変わった番組となった。

普段は自社制作番組に消極的な、
岩手めんこいテレビも、午後9時から2時間以上の特番を組み、
避難者名簿などを読み上げた。

IBC岩手放送は、キー局も特番だったが、
それを1時間程度差し替え、盛岡から放送。
ラジオブースからテレビラジオ同時放送で情報を伝えた。

なお岩手朝日テレビは、キー局の特番で、
岩手で津波に警鐘を鳴らし続けた女性を取り上げる、
ということでキー局にならった。

NHKは当然特番が続いていた。
これで岩手のテレビ局は、すべてが災害報道特番になったわけだ。

あっぱれ地方局!
…そう、評価する人も少なくないと思う。

でも、個人的にはちょっと考えて欲しいなぁ、と思った。
ゴールデンタイムくらい、普段の楽しい番組を、
見せてくれてもいいんじゃないのか、と。

被災地は、情報過疎のところもあるかもしれないが、
電気も通っていないのだからテレビは見られないはずだし、
盛岡をはじめとした、被災が小さかった地域は、
朝から晩まで情報漬けだった。

「お前が通常番組を見たいだけだろう」と言われれば、
ハイ、すみません、としか言えないのだけれど、
ほんとうに皆が皆、同じような情報ばかりを求めているだろうか。

「岩手の地元局の使命だ」「レゾンデートルだ」…気持ちは分かる。
しかし、それをなぜ横並びで全局が取り組まねばならないのか。
全放送局の熱意は分かるが、いったい、どのチャンネルを見ればいいのか。
こんなときにまで、競争をしなくてもよいではないか。

阪神大震災の時の神戸「サンテレビ」の奮闘が念頭にあったかも知れない。
しかし、神戸には地方局は同社しかなかった。(あとは準キー局)

岩手は地方局が4社もあるのだ。
選択肢くらい与えられないか。情報か、通常番組か…。

通常番組を放送するにしても、地方局独自で
テロップやL字画面を挿入するなど、
情報を伝える手段はあると思う。

被災者の苦しみに比すればせせこましい苦情かもしれないが、
むしろ被災者にも、楽しい番組を見せてあげたいくらいだ。

そういえば、NHK教育は昨日、アニメの放送など、
子供向け番組を編成し通常体制に戻っていた。
これにはほっとさせられた。
被災地の子供にも、見せてあげられればいいのだが…。

「それは違う」というご意見があることは、承知している。

ただ、放送局には「娯楽」の機能があることを、
ふだんは当たり前だから忘れてしまっているのではないか、と
思った次第である。

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東日本大震災、テレビの伝え方

今回の大地震で、テレビの姿勢というものも
なんとなく分かった。

中央マスコミは派手な絵面を好む。
地震直後は繰り返し、津波の襲来する様子や、
被災地が火に覆われる様子を画面に流し続ける。

しかし、被災地側にとってはそれは「過去」にすぎない。
「現在」「未来」の情報がほしいのだ。
どうすれば避難できるのか、電気がいつ来るのか、
水は、ガスは、食料は。

そんな情報はテレビはなかなか伝えてくれなかった。
まあ、電気が通じておらず、テレビよりもラジオのほうが
情報入手に役立っていた、という側面はあるが。

いまも、東京側のマスコミは、
津波やら原発やら計画停電やら、
あるいは新宿駅が混むか混まないかなど、
わかりやすく、かつ「東京」に直結した話題を
中心に伝えたがる。

さすがに、地方局側がしびれをきらし、
ローカルの災害情報に切り替える時間帯もあるが、
地方局でできることは限られている。

14日は、アメリカからの「反射波」(はね返った津波)が来る、と
地方局がさんざん注意を喚起していたが、
結局は誤報であった。

確かに、気をつけるに越したことはないのだが、
気象庁がちゃんとしたデータを発信していたわけでもないのに、
消防隊員らの誤解に振り回されたわけだ。

画面がキー局に変わると、
今度は「福島の原発」で一色だ。
危ない、危ない、危ない…
復興どころではない、と危機をあおりつづける。

しかし正直、福島の原発の危機は、
岩手の被災地には間接的にしか影響しない。

確かに、万が一爆発でもすれば、
岩手の復興どころではなくなるが、
いま、欲しい情報はほかにあるのだ。

町がなくなってしまった沿岸部に、
支援の手が伸びることは大切だが、
盛岡市内でも物資不足、ガソリン不足が進行している。

ガソリン自体の在庫はふんだんにあるようだが(日経)、
報道のイメージが先行し、首都圏ですら品不足になっているようだ。

キー局は計画停電で「仕事場に行けない」と悲鳴を上げる
郊外の通勤者の声を拾っているが、
こちらではガソリン不足で同様に仕事場に行けなくなっているのだ。
でも、そんな声は拾ってくれない。

「隠れた被害者」が大勢いる。

岩手県内では、八戸市と宮古市の間にある
小さな自治体でも被害が起こっているはずだが、
道路がせん断されていたりするのか、
ほとんど取材できていないようである。

また、関東地方である茨城県内にも
被災地があることがほとんど報じられておらず、
昨日は東京電力がその被災地を「計画停電」に入れてしまう、という
致命的なミスまで起こしている。

昨日は「各局同じところばかり取材していないか?」というコメントも頂戴している。
各キー局とも、気仙沼とか大船渡の映像が欲しいのだろうし、
先述の交通遮断で、なかなか広域的な取材ができていない、
という現状もあるだろうが、確かに同じようなところを
横並びで取材しているという印象は、否めない。

「伝え切れていない被災地」「伝え切れていない現状」が
まだまだあることを少しでも、意識して欲しいものである。

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テレビは厳戒態勢

11日に発生した「東日本大震災」(報道ではこの名称で統一されつつあるようだ)
の特別報道で、テレビ各局は軒並み、CM抜きで放送を続けている。

「減収になるが、しかたない」。(スポニチ
そもそもスポンサー側もCMを出す気にはならないだろう。
きのう見たCMは「AC」と、NTTの災害ダイヤル告知だけだった。

日曜日は大河ドラマ「江」が放送休止したほか、
当初は放送予定されていた「笑点」「からくりテレビ」なども結局は放送されなかった。
きょうの番組表を見ても、報道特別番組のオンパレードである。

深夜になってようやく通常放送に戻るように書かれているが、
いきなり「計画停電」のような大ニュースが飛び込んだりすることもあり、
これもその通り放送されるかどうか分からない。

BSデジタルに目をやると、
キー局系5社は、いつものようにテレビショッピングと韓流ドラマが
続くようであるが、7時現在、BS日テレは「ズームイン」をサイマル放送している。

報道に熱心なBSイレブンは、番組をすべて休止し、
環境映像を流しながら画面上部に最新ニュースをテロップ表示し、
断続的にキャスターが顔出しでニュースを伝えている。
地震をよいことに番組放送を放棄しているように見えなくもないが、
親会社が「ビックカメラ」では、この対応も致し方あるまい。

当然ながら、CSは通常通りの放送を続けている。

そんな中で、「ショップチャンネル」「QVC」は静止画面のまま放送休止。
いずれも「地震の影響」を理由としている。
機器が壊れたわけではなく、広い範囲で配送が出来ない上、
この事態で買い物もないだろう、ということと見られる。

ここ東北ではライフラインの停止、
物資不足、化石燃料不足が続く。
テレビの「厳戒態勢」も、しばらく続くだろう。

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無事のご報告

岩手や仙台のブログで更新が止まっているものがいくつかある。
とても心配。

というわけで当方は無事にこうやってキーボードをはたいている。
実は金曜日には宮城県で仕事をして、
そのまま盛岡に戻っている途中に、地震に遭遇した。

帰り道は信号も消えており、慎重に帰宅した次第。
まさかそれから2日間、電気も水道もない生活を送るとは…。

テレビはワンセグしか見られず、
ライフラインの情報はラジオや携帯電話のTwitterで仕入れた。

しかし、沿岸の町が軒並み、津波にのみ込まれた様子を
テレビで見ると、非常にショッキングである。

こうやっている今も余震が続く。
きのうは空振りの緊急地震速報で起こされてしまったが。

被災された方々にはかける言葉も見つからない。
家や家族を失われた方々にはなおさらである。

でも、あなたの頭脳と技能さえあれば、生活は出来ます。
日本全国、そして諸外国からも支援の輪が広がってきています。
どうぞ、ご安心を。

そして私も、無事です。

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老舗の誤り

仙台市の「ホテル仙台プラザ」が今月25日をもって閉鎖するとのこと。(日経新

資金繰りに窮し、破産も検討中とのこと。(毎日新聞

いつも「開店!」「進出!」と景気のいいニュースばかりが並ぶ
杜の都発! SENDAI Satellite」も、このニュースを伝えている

官庁街である勾当台公園周辺に立地しているが、
岩手の田舎者からすれば、正直言ってあまり印象のないホテルである。

周辺はホテル激戦区
「ホテルコムズ仙台」「三井ガーデンホテル仙台」
「ホテル法華クラブ仙台」…
ビッグネームが並ぶ。

「R&Bホテル」「東横イン」「ドーミーイン」
「スマイルホテル(旧ホテルユニバース)」
といったリーズナブルなビジネスホテルも多い。
地元系の「ホテルメイフラワー」は泊まったことあるなぁ。

「ホテル仙台プラザ」の歴史は古く、もとをたどれば、
今は亡き「仙台ホテル」にまで行き着くという。

地元の人には「プラザホテル」という、
やや買いかぶった名称で親しまれていたようであるが、
これだけホテルが増えれば戦いに疲弊していたことは想像に難くない。

事実、2007年に土地・建物を東京海上に売却。
東京海上にスポンサーになってもらう形で、
営業を続けていた。

東京海上は建物を解体し、複合ビルを建てて
その中にホテルを入居させる構想を描いていたようだが、
不景気で頓挫。この構想のためにホテルは
先々の予約を受けられず、これが経営に打撃となったようである。

社長は「当時は最善の判断だった」と会見で語っているが、
契約を巡り、東京海上と裁判まで起こっているといい、
結果としては、経営判断を仰いだ大企業に振り回されることとなった。

あるいは、その判断を仰ぐ先を見誤ったのかもしれない。
東京海上でなければ、こういうことにはならなかったかもしれず。

同ホテルの公式サイトには「毎年3月16日のカレー半額提供を中止」とある。
開業記念日の恒例行事だったようである。
そんな余裕があるわけもない。
従業員は全員解雇されるときに、創業記念も半額もない。

中央資本や外国資本がどんどん進出、
新たな店舗が日々生まれている仙台。

動きの乏しい盛岡から見れば、なんともうらやましい話だと思っていたが、
その陰で、闘いに敗れていく商業者もあるという現実を見せられた思いがする。

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恥ずかしい趣味

美容室で髪を切ってもらう
(髪を切ってもらうなんて表現がオッサンであるが)。

美容師の店長(♀)に「普段どんな曲を聴いているんですか」と訊かれた。
めんどくさくて「音楽は聴かないね~」なんて答えてしまった。

「ちょっと恥ずかしいけど、『ゆず』がいいよね」とか、
「EXILEってパフォーマンスもいいけどやっぱサウンドなんだよ~」とか…
言ってみてぇー!(古いっ)

テレビのサントラしか聴かない、とくに刑事ものが、とか、
「ルパン三世」の大野雄二がいいとか、
三遊亭円丈や春風亭昇太の新作噺がiPodにしこたま入っているとか、
アマン」「池上線」「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」が
同じプレイリストに入ってるとか、
もう説明したくもないじゃないですか。

あぁ、つくづく恥ずかしい趣味だ。

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落語は太る

NHKBS「お好み寄席」。
落語や漫才・漫談をさまざまなスタイルで伝える正統派演芸番組。
アタシもこういうの見るようになったよ(笑)

といいながら、ついつい録りだめてしまう。HDDだものねぇ。

そんな中、数週前の「五街道雲助」の「長講一席」を堪能。
演題は「二番煎じ」。

火の用心のために寝ずの番をする主人たちだが、
寒さが理由か呑みたいからか、酒を持ち寄り、
猪鍋まで作る。ところがそれを役人に見られてしまい、
酒は役人の腹の中へ…という噺。

この中の、猪鍋をつつくシーンが絶品であった。
猪肉をハフハフしながらほおばり、
ネギを噛めば中から汁が飛び出てのどちんこを直撃。
「アタシは肉が苦手でねぇ」と言いながらネギだけを喰ったかと思えば
ネギとネギの間に猪肉をはさんでたり…

いちいちシズル感がたまらない。
おもわず、家にあった豚肉と長ネギで再現してしまったではないか。
で、それを口に入れて落語の世界を堪能してしまったよ。
夜の11時に。

片手には日本酒。太っちゃうよねぇ。

具体的な話は忘れたけど、
昔の名人が甘納豆を食べるしぐさがあまりに上手くて、
高座の後、売店の甘納豆が売り切れた、なんて逸話もあったそうな。

落語は太るねぇ。

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先に延ばして何になる

「地デジ完全移行は延期すべき」と識者らが提言。
提言を行ったのは、ジャーナリストの坂本衛ら。
坂本は以前も同じような提言をしている。今回はその繰り返しである。

前回も書いたが、坂本らの訴えには首をかしげざるを得ない。
あれだけのお金をかけて、アナログ放送は7月24日で終わる、と言ったではないか。
それを延期するなんて、大ウソにもほどがある。
国はこれ以上嘘をつけない立場なのだぞ。(笑)

隠れ地デジ難民がいる、と力説しているけれど、
その大半は、わかってて機器を買わない人々ではないのか。

ホテルでは未だにアナログテレビが活躍しているのを見かける。
アダルトチャンネルとの絡み(アダルトだけに)もあるのだろう。
テレビの買い換えに多大な投資が必要で、二の足を踏んでいるのかもしれない。

ただ、解決法はいくらでもある。
地デジチューナーをつけるとか、デジアナ変換するとか。

都市部でのビル陰などによる地デジ難民問題もあるが、
これは解消について、最後まで努力すべきこと。

「延期」すればすべて丸く収まる問題じゃない。
単なる先延ばしだ。

「利権が絡んでるんだろう」なんて、
冷めた目線で坂本らの動きを見ている人もいる。

しかし一番たちが悪いのは、
「テレビなんか要らん」という人がとても多い、という事実。

坂本らが騒げば騒ぐほど、
「じゃあテレビなんかなくなっちゃえばスッキリするんじゃない」
と考えさせてしまうんじゃないか。

まあ実態は「テレビなんかなくても困らないゼ」とスマートに言ってる奴に限って、
いざテレビがなくなると「ウエーン、さみちいヨ~」と泣くに決まってるのだが(笑)。

地デジ普及率100%を目指して努力している人々に冷や水を浴びせかけるより、
残り5ヶ月弱の間に何が出来るかを考えるべきだ。

その残り期間を2年に、3年にしても何の意味も無い。
そんなことをしていれば、その間もテレビの地位は落ちていくはずだ。

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