« 劇薬に注意 | トップページ | 老いていく私 »

物言うマスコミ、物言わぬ小沢一郎

小沢一郎が強制起訴された。

が、マスコミの反応は意外にも冷ややかだ。
夕方のテレビニュースは、全国ニュース枠では
「ザックジャパン日本凱旋」や、
西日本の大雪のニュースを優先するところもあった。

あれだけ騒いだからもう十分、ということか。

2回も起訴をされて逮捕できなかった小沢を、
マスコミは「有罪」のように伝えている。
まあ、間違っても「こいつは絶対やっている」と言わないのがミソだが
(毎日新聞の牧太郎くらいだ)。

離党せぬ小沢に対し、
産経新聞は「離党か居座りか」と、どっちにしても悪者だ、と手厳しい。
今朝の社説では「議員辞職しろ」と息巻いている。

その産経新聞と関連して…Wikipediaには
「小沢の肝いりで設立された」と書かれている岩手めんこいテレビ。

元ネタの本があるようだが、
テレビ局を作ってやる代わりに、系列の産経新聞を岩手で売るよう
小沢が仕掛けた、とされている。
今の産経の態度からすれば、それもウソだったのかと思ってしまう。

めんこいテレビも、もちろん夕方のニュースでトップで伝えている。
小沢の地元・奥州市水沢(もともとめんこいテレビの本社があった場所でもある)
で小沢事務所の生中継を行ったあと、
町の声として水沢と盛岡で町の声を拾って流した。

水沢では当然のように好意的な声ばかりである。
意外なのは盛岡だった。
「小沢さんは説明が足りない」「起訴されて当然」と
青筋を立てるオバさんの声を流した。

地元の人でもこう思う人もいるのか、という意味ではなく
岩手めんこいテレビがこれを流すのか…ということ。
やはり、小沢との関係がどうなってるのか気になるところだ。

「説明が足りない」…。
小沢は記者会見を拒み、自ら説明しようとしない、というイメージは明白。

小沢のマスコミ嫌いは徹底している。
しかしそれは、若くして自民党幹事長にのしあがった小沢に
「豪腕」「黒幕」イメージを付与するような報道を行ってきた
マスコミに対する小沢の反意。

小沢とマスコミの間の溝が深まり、
マイナス報道が積もり積もって、検察を動かした…と考えているのが
いまのネット界隈の人々(その検察の一人がM検事だったわけだが)。

またTwitterの話で申し訳ないが、
小沢に対しては好意的な書き込みが多く、
批判的なものは少数派である。
文脈でマスコミ批判する者も少なくない。
「小沢 起訴」でリアルタイム検索してみたらいい。

これが「街の声じゃどうだ!」と威張る気はないが、
この対照的な様子は心にひっかかるものがある。

小沢は絶対無罪だ、とは言い切れないが、
マスコミがなぜこれだけ自信を持って「有罪扱い」できるのか。
2回起訴されてブタ箱に押し込めず、
最後は「嘘つき検事」まで引っ張り出しているのに…。

今朝の大手紙はこぞって小沢批判の大合唱である。
産経ほどではないにしても「説明が足りない」「離党は当然」と。

地元紙の「岩手日報」は社説で「推定有罪の論を疑う」と
大手紙含めたマスコミにケンカを売るような地元らしい見出し。

マスコミといってもいろんなマスコミがあるものだ。
「インターネット」に本拠を置く個人ジャーナリストの一部がいま、
大手マスコミで作る「記者クラブ」に疑問を投げかけている最中。

小沢憎しで大合唱の横並び。
政治家を疑え、と言ってきたマスコミを、今度は疑う時がきている。

|

« 劇薬に注意 | トップページ | 老いていく私 »

「ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17134/50744320

この記事へのトラックバック一覧です: 物言うマスコミ、物言わぬ小沢一郎:

« 劇薬に注意 | トップページ | 老いていく私 »