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2011年2月

イオンは夢か幻か

3月1日にマイカルはイオンリテールと合併、
両社で使ってきたスーパーマーケットブランド「ジャスコ」「サティ」は
その歴史を終え、グループ名と同じ「イオン」に改称される。

盛岡市には「サティ」「ジャスコ」の双方があった。
サティはニチイ時代に30年ほど前に進出。
ジャスコはかなり遅れ、6年ほど前に「イオンモール(現名称)」として進出した。
その後サティはイオンの各店舗となる形で事実上移転、
両店が併存する形となった。

両店は「イオン盛岡店」「イオン盛岡南店」と、
ややまぎらわしいが名称を変える。

2月28日、現名称の最終日に両店を訪問した。
まあいろんなブログで言及されているが、
どちらも未だに「JUSCO」「SATY」の看板は残ったままである。

目立つ部分はさすがに撤去されたようだが、
裏口にあたる出入り口とか、駐車場のサインなどには
旧称が残されたままである。

店内に入ると、テナントとの仕切り部分においては、
サティは「SATY」のロゴを外しただけだが、
ジャスコは「AEON」に切り替わっている。

いっぽう店内の案内図では、
ジャスコの場合は「JUSCO」をすべからく「イオン」のシールで隠している。
サティは案内図を印刷し直す念の入れようであった。

…このように、店によって対応はちぐはぐ。
そりゃそうだ、2月28日まで「イオンリテール」「マイカル」と
運営元が違うのだから。

でも、3月1日には両者ともに「イオンリテール」という
一緒の会社になるのだけど…。
それでも看板には「JUSCO」「SATY」が残され、
中途半端に新生イオンは船出する。

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らんまんラジオ寄席公開収録

2月27日。
岩手県民会館へ「らんまんラジオ寄席」の公開収録に行ってきた。

桃月庵白酒出演の「雫石まちなか落語会」の情報も
主催者から教えていただいていたが、
こういう事情でスルーせざるを得なかったのである(スミマセン)。

チケットはほとんどが地元の酒屋経由で顧客に流れるらしく、
一般応募は20名のみの狭き門であったが、
爛漫(秋田銘醸株式会社)から当選のメールが来たときはうれしかったね。
今後呑む酒は爛漫だけにしようと本気で思ったくらいだ。
後日、整理券が封筒に入れられて郵送されてきた。

Ranman

整理券の引き替えは朝10時。
並ぶことを覚悟しつつ、9時半頃に県民会館へ。
オバさんたちがポツポツと建物に吸い込まれていく。

なんだ、並んでないじゃないか…
その認識は大間違いだった。

玄関に入ると、大ホールへ続く階段に何列もの大行列ができていたではないか。
会場内では、「美酒爛漫」のハッピを着たオジサンや、
IBC岩手放送」の腕章をつけたリクルートスーツのお姉さんが会場を整理している。

聞けば朝8時半の時点で行列が1列できていたとか。
先頭のオッサン、何時頃来たんだろう。

行列をなす人々は、地味な色の服装のジジババが大半。
黒、灰、茶、ベージュ、ドドメ色…。
加齢臭と樟脳のかほりに囲まれ、寝不足も手伝い、ついつい目まいが…
おっとやばい、階段で倒れてはいけない。

9時48分、ハッピのおじさんから「ただいまから引き替えを始めます」。
前倒しで引き替え開始。しばし待つ。

10分後ようやく順番が回ってきて、チケットをもらうことに成功した。
座席番号のほかに、「抽選会番号」が書いてあった。

一旦帰宅し昼食をとったあと、開演時刻の1時の10分前に再び到着。
大ホールに入ると、すでに1階はお客さんでいっぱい。

この日、司会を務めるIBC岩手放送の菊池幸見アナ
(「おじさん白書」「夕刊テレビ」の幸見アナだ)が、
「爛漫」のハッピ着用で、番組趣旨説明と「爛漫」の紹介をしていた。

あとで2階席、3階席の確認をしたが、2階席はそこそこ埋まっていたものの、
さすがに3階席には客はいなかった。

公開録音ということで、拍手の仕方について説明。
舞台下手に登場する幸見アナのさらにソデ側にいるフロアディレクターが
手をグルグル回したときに、拍手をするとのこと。

1時開演。
まずは前座。放送には乗らない。
鈴々舎やえ馬「子ほめ」。
大人になってから馬風に入門したとのことで、
年齢はいっているが(当代の柳家小せんと同い年)まだ前座である。
関西弁なので上方落語のよう。何度も聞いた噺ではあるが
独特の味があって、結構でございました。

ここから公開録音開始。
「秋田の酒、美酒爛漫がお送りする、らんまんラジオ寄席!」
3月13日放送分の収録となる。

1組目は「ナイツ」。
やっぱりテレビに出ている芸人は華が違うね。
M-1グランプリ6位の話、海老蔵の話、
落研の話、そこから「クソソソ」まで。
お得意の「先輩漫才師」のネタも。

2組目は「堺すすむ」。見るのは2回目。
「そう~なんや~」まだ使ってたね。
この日もお得意の歌を披露していた。
鉄板、「ジャムパンとメロンパンと食パン」を入れつつ
「東北」をテーマにしたネタであった。
「千昌夫は借金取りが来てホクロまで取られちゃった」。

1週目ラストは便所でおしりを副会長、
三遊亭小遊三」。こちらも2回目。
マクラのところで、前の座席のババアが頭をグラグラ揺らすもんで、
あまり集中できなくなった。だからマクラは覚えてないのよ。
(それと左右どちらかの客の口臭が…)

根多は「浮世床」。
ハイライトの軍記を読むところが実にこっけいで、
お客の笑いをしっかりさらっていった。

幸見アナが毎度おなじみのお決まりのシメコメをしたあと、
長めの拍手をやらされ、1週目の録音終了。ここで休憩。

サッとトイレにかけこんだおかげで行列に並ばずに済む。
席に戻り、回りの座席の友人同士や夫婦が話に弾む中、
休憩終了までひたすら仮眠。(なんたって寝不足ですから)

ブザーののち、再び幸見アナ登場。
まずは「お楽しみ」とのことで、曲独楽「三増紋之助」。
引換券の番組表には書いてあったが、
曲独楽はラジオでは伝わらないので、放送には乗らない。
この日のお客さまだけの「お楽しみ」なのだ。

独楽は(大きいものでも)小さく、正直2階席では厳しそう。
そこは機転を利かせ、「昨年の横浜のAPECでは空港の警備が厳重になり、
大分まで飛行機で向かう際に、
独楽の芸で使う日本刀(もちろん切れないもの)を怪しまれた」話で
お客のご機嫌を伺う。

さらにその日本刀を立ててその上で独楽を回す芸をしながら、
客席に降り、そのまま客席通路を一周する大サービス。
万雷の拍手で舞台を後にした。

ここから2週目の収録開始。
3月20日放送分ということで「嘘」をつかねばなりません、と幸見アナ。
その通り、「3月も下旬、雪もすっかり解けまして」…。

2週目の1組目は「Wモアモア」。初見だと思う。
確か高齢化社会をネタにした漫才。客いじりも適度に織り交ぜ。
ツッコミの長身のほうが言い間違え(これも演出でしょう)を
ボケの短身が突っ込みまくる。
内容は…思い出せん。面白くなかったわけではない。
単に年のせいである。1ヶ月後の放送で思い出そう。

ステージに黒板が登場し、2組目は「ケーシー高峰」。出ました、エロユズ!
ネタはもちろん「医事漫談」。基本的にはオチはダジャレ(笑)。

山形弁炸裂、毒舌も健在。客席前方のババアを「ウルセーぞ、おめえ」。
別のババアを「コラ、ヨシコ!」と怒れば、
ジジイには「コラ、サダオ! …あ、それ俺の本名だ」客爆笑。

「精力がつく食い物って何がある?」と客席に問い、答えたババアをまたいじる。
「ナニ、牛乳? 確かに精がつくと白いものが出るな」これでまた爆笑。
いやー、面白く下品だった。

舞台のセッティング中、幸見アナも負けじと方言披露しつつ
岩手弁かるた2011」もPR。

ラストは「鈴々舎馬風」。出ました大御所!
根多の名前は「男の井戸端会議」だったが、
要するにマクラのオンパレードであった(笑)。

またも海老蔵ネタからはじまり、
世襲ということで林家正蔵・三平のダメ兄弟の話。
こぶ平になる前の泰孝少年の下手な小咄を聴かされ、
さらに泰孝少年が泊まりに来て女房のパイオツを揉んだ?話。
もちろん先代・三平のモノマネも。

いじめる相手をこぶ平から現・木久蔵に変えるが、
勘違いした木久扇から大量の木久蔵ラーメンが贈られてきて、
喰いたくもないのでこん平にやった、
だからいまでもこん平は病院通いしている、と。

楽屋が二世ばかりになり、おちおち噺家の悪口も言えず、
結局いまここでやっているのです、と馬風。
談志の話もするかなぁ、と思ったけどお預けでした。

そういえば毒蝮三太夫の話もしていたが、
「マムシのジジイババア」は岩手県民にはピンと来ないのであった。

盛岡に来たんで特別サービス…と、
柳家かゑる時代にリリースしたという『かえるの体操』を振り付きで特別披露。
いいもん見せてもらったな~。
プロモーションをしようとした矢先にカエルからウマに改名してしまったので
サッパリ売れず、子供がレコードをフリスビーにして遊んだんだよ、と。

私は噺家カラオケ同好会の会長です、と言って
あとは定番、美空ひばりメドレーへ。
これがおかしくってしょうがない。

玄人はだしの歌声で、お嬢の歌をひと節ずつ、
身振りつきで矢継ぎ早に歌っていく。
「東京キッド」からいきなり「川の流れのように」になったり、
その変わり具合がいいんだよね。

そこから本題の噺に入るかと思いきや「ここでお時間…」。
退場する際軽くつまづき、歩き方もヒョコヒョコの馬風。
かなりお年を召されたようで…。

2週目のシメコメ、客の拍手のタイミングが早すぎ
(フロアディレクターも指示するタイミングを間違えた模様)、
録り直しとなった。こういう体験できるのっていいよね。

2週分の収録が終わり、帰ろうとする客もいたが、
ここから爛漫のお酒が当たる抽選会。
結果は「当たりませんでした」。
1500人のうち当選は65人、結構な確率ではあるけど。

幸見アナのほか、TBSの赤荻歩アナもハッピを着て登場。
TBS収録分での司会進行を担当しており、
地方収録でも顔を出しているようである。

テレビでの担当は「『Nスタ』、ただし岩手では放送されない時間帯」とのこと。
「『はなまる』もやってました』というと客席「お~」。

赤荻アナが4等賞の数字50本を読み上げているとき、
ソデからスーツ姿の加藤久智アナ(この日はディレクターに専念していた模様)が登場、
幸見アナに耳打ち。

幸見アナ、とってつけたように「芸人リクエスト方法」のコメントを読み上げる。
「郵便番号107-8066、TBSラジオ…」時間調整用かな。

Wモアモア、ケーシー、馬風が3等賞、2等賞、1等賞を5本ずつ引いた。
ケーシーはオシャレな私服に着替えていたが、白衣では隠れていた
「米ナスにつまようじが刺さったような体型」で客席から失笑が漏れていた。

抽選会も終わり、つつがなく日程終了。
ホワイエに張り出されていた当選番号が、
自分の抽選番号と違うのをあらためて確認し、会場を後にした。

2週連続の県民会館の落語会であったが、
きょうも大満足。
それぞれのネタの子細は忘れちゃったけど、
3月の放送で思い出す楽しみもあるし。

今晩は『爛漫』でキマリですな。
(長文お付き合いいただき有難う御座いました)

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デジタルカンニング

京都大学の試験問題を、試験時間中にQ&Aサイトに
投稿していた不届き者がいたことがわかり、騒ぎになっている。(スポーツ報知

携帯電話を使って数学の問題を6問も投稿、
即回答があり、うち5問は正解していたそうだ。
ほかにも英語の問題でも答えを聞いていたという。

試験会場は教室だと思うが、そこで携帯ポチポチしてたのだろうか。
あるいは問題文を暗記してトイレで入力したか。
いずれ、まさに「サイバーカンニング」である。

質問すれば答えが返る。
ネット社会の悪い部分をなぞったような事件。

しかも「京都大学」といえば日本では東京大学に次ぐエリート大学。
そんな大学に、人生の難関をカンニングで済ませるような奴が入っていいのか?

調査すれば「犯人」は発覚できるだろうが、
Q&Aサイトを運営するヤフーや、
警察、携帯電話会社が動くのかどうかはなんともいえない。

上記がログの提供をすれば、投稿者を特定することは不可能ではないが、
ビミョーなところを突いてくるあたり、かなり手慣れた「犯罪者」である。

投稿者「aicezuki」は、過去にも「風邪薬で自殺できるか」
「仙台の心療内科を教えてくれ」などの質問をしていたという。

日本の「知」はどうなるのやら…。
「知恵袋」に投稿しようかな。

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説得力

ここ何回か、マスメディアを疑うべきという趣旨のことを書いている。
いままで我々情報の享受者は、
情報を独占してきたメディアの情報こそが正しい、と考えてきたが、
実はマスコミ・マスメディア側が、自分たちの保身のために、
報道内容をねじ曲げることもあることを
理解せねばならない時代になっている、ということだ。

では、インターネットで細々と情報発信し続ける個人の情報が正しく真か、
といえばそうでもない。2ちゃんねるを引き合いに出すまでもなく、
ネット上には嘘つきがいっぱいいる。

マスコミ含め、いろんな嘘つきから真実を見極めなければならないのである。
「この人は本当のことを言っているな」と思って、
その人の発信する情報に首を縦に振り続けていても、
たまに「あれ?」と思うようなことがあったり、
むしろ変節してしまうこともあったりするから注意はいる。

そういう行為は、現在の大新聞が戦争のときに経験している。
マスコミがそうなのだから個人なんかなおさらである。

いずれ、マスコミと個人と、何が正しいかを、
じっくりと見極めねばならない。

なぜマスコミの言うことは信用されやすいのか。
それは、数十年、場合によっては百年以上の実績があるからだ。
そして数千万人単位の目に触れる責任。
個人的な情報発信で、ここまで信用を集めるのは難しい。

それでも「信用するな」と言うんですか、と言われそうである。

いっぽう、「いいことを言っているな」と文章では思わせても、
説得力がないケースもある。

誰かがtwitterで指摘していたことの受け売りだが。

ブログなりtwitterなりで、辛口批評を行っている人が
プロフィール欄で「ハルヒたん萌え萌え」みたいなことを書いてたりすると、
一気に冷める、と。

たとえば、社会的な事象を斬りまくるブログのタイトルが
「芸能○○通信」だったりする。
芸能のニュースは嫌いじゃないんだけど…。

そういえば芸能界の暗部をえぐり出す文章を書いて一見痛快なのに、
端々から、はっきり言えば「アブノーマル」な
性的嗜好を発露させたりするブログもあったな。

犯罪さえ起こさなければかまわないと思うが、
それをブログで、小出しにされると、全部が信用できなくなってくるのですよ。

個人の情報発信は、露骨にその人のパーソナリティを表してしまう。
マスコミ・マスメディアにはそういうものはない。

まれに大メディアの社員が盗撮しただの、パンツを盗んだだの
変な葉っぱをガイジンから買っただの、報じられたりするが、
そういう人が報道に携わっていたとしても、
大会社に所属しているからそういうキョーレツなパーソナリティは限りなく薄められてしまう。

しかし個人ではそうもいかない。
たとえ素晴らしいことを言っている、としてもだ。だからややこしい。

何度も言うが、何が正しいのかを見極めることは大事である。
ただ、個人の場合は一見信用できないケースもあるから難しい、ということなのだ。

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経済力

ここ2週ほど、宮城県のテレビを見る機会に預かった。
まあ出張してTVを見ただけなんだけど。

なんつーか、華やかですな。
宮城のテレビは。

「Oh!バンデス」でおなじみのミヤギテレビ。
局の告知CMでは、かわいい女の子(SOSモデルエージェンシーあたりか?)が
6、7人出てきて「ミーヤテレっheart01」なんて言う。
岩手じゃ考えられないなぁ。

テレビCMは、一見岩手と大差ないのだけど、
よく見れば、岩手にはないチェーンのCMも頻繁に見かけ、
やはり政令指定都市のある県だな、と思う。

深夜番組の豊富さも実感する。
岩手では1時も過ぎれば各局テレビショッピング戦争になるのだが、
宮城は2時半過ぎてもまだ通常の番組をやってる。

帯番組も花盛り。
「Oh!バンデス」は(ニュースを含めるが)190分間もぶっ続ける。
宗さんが出演する時間帯だけでも2時間。
テレビ岩手「5きげんテレビ」も、がんばって毎日90分枠ではあるが、
今でさえキツいだろうから、2時間は無理だと思う。

それ以外にも、朝番組として定着したTBC「ウォッチン!みやぎ」、
岩手からふじポンもお世話になっているKHB「突撃!ナマイキTV」。
それだけの市場がある、ということなのだろう。

そして極めつけは各局ローカルニュースの「スポーツコーナー」。
とにかく「楽天」である。
マー君、マー君、マー君。
いつ「里田まい」と言い出すのか、とワクワクしてしまうではないか。
ほかにもサッカー、バスケットボールと仙台にはプロスポーツチームがたくさんある。

23日には午後7時のローカルセールス枠を使って
「セントラル自動車」の特番をやったらしい。
その日のうちに岩手に帰ったので見られなかったけど。
景気がいいですな。

民放テレビ局の数だけなら岩手は宮城と同じ「4社」なのだが、
そのテレビ局の経営を左右する「広告市場」の大きさは果てしない差がある。

必然的に岩手の民放は「緊縮財政」となり、
おのずと番組内容に差が出てくる。
まあこういう時代だから、宮城の民放も左うちわではないだろうが。

隣の芝生が青すぎるなぁ。岩手の芝生はまだまだ雪の中だ。

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クイズ・フロンティアハンター

2月18日放送。NHK盛岡制作、クイズ形式のバラエティ番組の第2弾。
(そういえば「いわてよる金スタジアム」ってどこ行ったの?)

前回は「東北を開拓した人々」がテーマだったが、
今回は岩手から首都圏や外国に旅立ち、
「日本・世界を開拓した東北人」を取り上げた。
今回もNHK東北6県で放映。

前回同様、ナヴィゲーター&エヴァンジェリストは我らが藤岡弘、隊長
レポーター&進行役も前回と同じ酒匂飛翔(さこうあすか)アナウンサー。

クイズに答えるのは青森や岩手で生まれ、
大学を出てこの春社会人にならんとする3名。
彼らの正解不正解は番組の主眼ではないので以後無視する(笑)。

ナレーションも前回同様、声優の平野正人が務める。

藤岡隊長も若き日に、夢を持って上京したんですね、と聞かれ
そうだね~無我夢中で飛び出したね~
まあいまもまだ、道半ば、修行中だけどね~まだまだ…
」と。

藤岡隊長から出されたキーワード「金の卵とC57」の謎を解きに、
酒匂アナはまず渋谷駅前でインタビュー。

彼も2年前に、華のNHKを目指して降り立った場所であるが
まさか人より雪が多いところに飛ばされるとは思っていなかったであろう…
それもまた、夢の道程。ま、それはどうでもよく、

結局小金井の公園で、「C57186」と書かれた蒸気機関車を発見。
そこにわざとらしく乗っている和服姿の男性が、
50年前の金の卵だった青森出身の男性。

工務店に住み込み、大工として働いた男性は、50年後、
代官山で年商1億円の工務店を経営する成功者となった。
25歳で独立し、信用を得るために道具に金をかけた。
大都会でカッペだと思われないよう、服装にも気を遣った。

教訓「無理が自分を育てる 無理は必ず生きてくる」

隊長一行も先ほどのSL車内に移動。(なんだ、さっきから小金井にいたのか)

どんな困難でも、初心を貫き通すことの大切さを…、
これはねやっぱりぃ、どんなときでも大事なんだよなぁ~

文字にすると日本語にならない藤岡語が、ズシンとくる。

舞台は朝霞市へ。
年商2億円の水産加工会社。
社長はやはり50年前に岩手から上京したのだが、
紡績会社を皮切りに、5回も転職したという。
「紡績→自衛隊→運送会社→移動販売→食品問屋」…

商品が売れずに会社をたたもうとしたとき、
社長が注目したのは「ヒジキ」だった。
(ここでクイズがあったが無視)

乾物だったヒジキを水で戻したものを売ったところ、
これが大ヒットし、会社は息を吹き返した。

教訓「人生を悔やまないため やり残さないために挑戦する」

隊長一言。
今の日本は、夢や希望が持てない若者が多い…。
しかし昔だって必ずしも希望が持てたわけじゃないんだよ…

隊長クイズ「豆+鬼=豪邸」を手に、
酒匂アナは33時間をかけて南米パラグアイへ。
さすがNHK、予算あります。

ツナギ姿でタラップを降りながら酒匂アナ「あっち~」。33度。
出迎えのクルマの横でわざとらしく、鬼の面をかぶった出迎えが
「フロンティアハンター!」と酒匂アナを呼ぶ。

車窓は一面の大豆畑。
クルマはピラポという田園地帯へ。

謎の施設に降り立つと、なぜか北上市の郷土芸能「鬼剣舞」。
鬼のお面を取るとみなアジア顔。
ここは日系人の開拓地帯なのだそうだ。

盛岡市と同じ広さだという一面の大豆畑を歩き、
汗だくの酒匂アナが大豪邸を訪ねると、日本人夫婦が出迎えた。
男性は岩手出身、47年前に大豆と一緒に日本から来た、という。

彼らがパラグアイで大豆栽培をてがけ、
やがて同国は世界第4位の大豆輸出国となった。

玄関前にある謎の道具がクイズ。
ホテルによくあるタオル干しの下に丸い鉄板がついているような形状。

正解は、雨が降ったときに靴にひっつく
パラグアイの肥沃な赤土をこそげ落とすための道具であった。

学生に「くやしかったことはあるかい?」と問う隊長。
そのくやしさが次のキーワード。

ひきつづきパラグアイの男性。
生まれたのは岩手・奥中山。現在は酪農が盛んな土地であるが
戦後開拓地で、貧しい場所だったという。

貧乏から抜け出すんだ、と一念発起し、勇躍パラグアイを目指した。
しかし当時のパラグアイはそれこそ未開の土地。
直径何メートルもある大木をノコギリで切り落とし、
「日本では銃刀法にひっかかる」というナタで草を刈った。

酒匂アナも草刈りと木の伐採体験。
これがなかなか難しい。踏ん張ってオノを木にぶつけるが
「そんなんじゃマメが出来るよ」。

努力して切り拓いたジャングルも、1年で草が生えてしまう。
それをまた刈り、畑にするまで4年を費やした。
ここで逃げたらいけない…

植えれば儲かると言われる作物も大暴落。
貧しかった日本も、どんどん豊かになっていき、
入植者はパラグアイを次々と去り、帰国したりアルゼンチンの都会に旅立ったりした。

なにくそ、と川に叫び、
12時間種植えを続けた。
甲斐も有り、輸出体制が整い、育てた大豆が売れるようになった。

肉ばかり食べていたパラグアイ人も、日系人が育てた野菜を食べるようになり、
パラグアイ経済も日系人の努力のおかげで豊かになっていったそうだ。

苦闘の末、男性は今、380ヘクタールの大地主になったという。

教訓「戦うべきは自分の中の敵」

隊長「順風満帆、スイスイスイスイなんてことはぜぇったいにあり得ない、
ってことは、ねぇ、きょう、わかったよねぇ~

汽笛が鳴り、お別れの時間。
希望を胸に、自らのフロンティアを切り拓いてくれよ~わかったか?
と隊長が若者達に呼びかけ、番組は終わった。

萎縮する日本経済、冷え込む東北経済。
若者たちは明日への希望を持てずにいる
(われわれオッサンも同じだけどさ)。

向上する伸びしろのあった50年前と、
グローバル化やIT文明が高度に進化した現在では単純比較できないと思うが
(こういうことを言うのがオッサンの証である)、
明日を信じれば希望が待っている…
先達の成功を、藤岡隊長が熱く熱く若者達に問いかける、
ロマンあふれる番組であった。

(以下蛇足)
しっかし、岩手県内の民放各局よ、
不景気だからとアゴ足つきの番組ばかり作っていないで、
たまにでいいからこういう番組を作ってみてくれんかのう。

皮肉にもその最右翼である「岩手めんこいテレビ」が
(こちらも再び)藤岡隊長をゲストに呼ぶらしいんだけど…。

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放浪したい月曜夜9時

「俺たちの月9」…愛好家はそう呼ぶ。
BS-TBSで月曜夜9時放送「吉田類の酒場放浪記」。
全国の酒場を「酒場詩人」吉田類が飲み歩く番組である。

駅にふらりと黒装束が、ヒゲを生やして降り立てば、
街をさまよいお店を見つけ、お菓子をポリポリついばんで、
空の陽もまた、暮れにけり。

思わず七五調になってしまったが、
そんな優雅な番組なのである。

なぜこの番組が人気があるのか。
それはひとえに「酒場カタルシス」なのだろう。

現代人はそんなに酒場には行かない。
行ってれば夜の9時にこんなTV見てないだろう。

行ったとしてもチェーン系で、行きたくもない同僚や諸先輩方に
ちまちま気を遣いながら、
中国加工の安い料理で腹を満たすのが関の山である。

かといって、自宅では女房にあんた飲み過ぎよ、と言われながら
ごく家庭的な「晩ご飯」で晩酌し、
ほろ酔いのところに、娘の一言「パパ、クサい」…なんて御仁が多いだろう
(アタシは吉田類御大と同じ独り者なので想像ですが)。

ひとりでふらりと酒場を訪れ、煮込みにホッピー、シロにハツ。
「ぬる燗ひとつ」なんて、言ってみたいものだが、
現代人にあの酒場って奴は敷居が高いのだ。

それを吉田は、「では行ってみましょうか」とかいいながら
気軽に扉を開ける。我々視聴者が開けられない「夢のドア」をひらき、
未知の世界へ連れて行ってくれる水先案内人である。

吉田の振るまいは嫌みが無い。
あの年代の男にしては妙に大人しく、ニコニコしている。
(クネクネ、ニヤニヤと評する人もいるが)

あの年になればもっとふてぶてしくもなりそうだが、
吉田は敬語しか使わず、「あのー」「そのー」と総じて遠慮がち。

うんちくもあるのだろうが、さほど発露するでもなく、
回りのパッとしない客との会話を楽しむ。嫌みが無い。

どうしたって褒めようもないポテトサラダを、
さもうまそうに食んでいる姿には、親しみがわくのだ。

しかし吉田類という人は、実はただのひげおやじではなく、
俳句にイラスト、登山に自然愛好家…
粋人を地でいく現代の一茶のような人物なのである。

そんな多芸っぷりを小出しにして、「近所のおやじ」とは一線を引くあたり、
実に戦略家である。この真っ黒おやじはどんな人物なんだ、と
気にさせてくれるから、毎週見ていて飽きさせない。

15分間の1ユニットの最後、吉田が披露する俳句もまた奥ゆかしさがたまらない。
ときどき意味が分からない句もあるが(笑)、
背中を見せて宵闇に消えていく吉田の背中から、
「TVの前の君、ボクの領域にはまだ達していないようだね、フフフン」と
言われているようで、なんとなくくやしく、しかし愛らしいのである。

BGMも気が利いている。
オープニングテーマは「Egyptian Fantasy」、のんびりした雰囲気が心地いい。

いっぽう、昼のシーンでは80~90年代の洋楽が使われ、軽快さを演出。
店に入る夕刻には一転して洒落たジャズ、
そしてエンディングはエイモス・ミルバーン、1950年代にまでさかのぼってしまう。
そう、BGMがだんだんとオトナになっていくのだ。

そこへ来ての「俳句」。
粋人になるには、どれだけの盃を乾かさなければならないのか。
来週もまた、「月曜日の酒場」が楽しみになる。

ほんとうは吉田としても「TVをご覧の皆さんも、
近所の酒場に行ってみて下さい」、と伝えたいのだろう。

俺なんかまだあのレベルじゃないしなぁ…と尻込みしながら、
「大五郎」のお湯割りをちびちび呑んで、
カタルシスにふける視聴者が、実は大半だと思う。
それじゃダメじゃん。

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不来方名人寄席2011

岩手県民会館にて午後1時半開演。
2階のなかなか良い座席で観覧させていただいた。
昨年も聴いている。小遊三、堺すすむ、楽太郎(現圓楽)か…覚えてないな(笑)

客席の埋まり具合だが、3階はさすがに半分ほどだったが、
2階は8割、1階は見えた範囲では9割以上埋まっていた。
客層はほぼ60代以上のお年寄り男女であった。

場内アナウンスは主催するIBCの瀬谷佳子が務めた。
1時半にピッタリ開演。

大音響で音楽が流れ始め、
「サーシャ&マリー」登場。イリュージョンを披露。
2階席から見たらちょっと仕掛けが見えちゃったな…(汗)

途中のインターバルで助手の男がプレスリーの扮装で1ネタ披露したり、
後半はホリゾント(舞台奥)側を客席に見立てて、
マジックの裏側を見せる(実際は核心は見せない)、という趣向も。

35分間でステージ終了し、早くも休憩へ。
油断禁物、とトイレに行こうとすると
ステージ上に『デジサポ岩手』が。
「地デジの準備はお済みですか」と呼びかけ。

なるほど、高齢者も多いだろうし、歌丸もいるし…
階段のところで相談窓口を設けていたが、
見ている限り、相談している人はいなかった。
落語見に来て地デジの相談もないだろう。

休憩後、前座で登場は春風亭ぽっぽ。
小朝の3番弟子なんだって。へー。
ネタは「子ほめ」。
やっぱり女性がやる江戸っ子口調は無理があるんだよなぁ…
今年二ツ目昇進だそうで、女流ならではの根多も見てみたいね。

続いて待ってました、金髪豚野郎、春風亭小朝。
髪の毛に迫力がない…
いっぽう話術のほうは迫力まみれ。

マクラはまず海老蔵の話題から。
「歌舞伎と落語では客の質が違いますね-、
当然落語のほうが上でございます」。

その後はお得意、男と女のあるある話で、
お年を召したお客さまの笑いをしっかりかっさらっていく。
元・義理の弟、林家三平の結婚にも触れるが自身のことには触れず。

根多は「親子酒」。さすがは小朝、といったところ。
うっかり酒を呑んでしまった父親の酔っていく過程はさすが。
泥酔した息子が帰ってきたシーンでは高座にバタリ、客は大拍手。
ここでオチだと思った客もいたのでは(それじゃ「死神」だけど)。

トリは桂歌丸が堂々登場。
とうぜん、笑点ネタを織り交ぜながら。
今年は45周年、特番も予定しているという。
「ロケ地もラスベガス、ニューヨーク、パリ…ではやらずに後楽園で」。

さすがに年も年、しゃべっている内に声も嗄れてくるし、
せき込んだりお茶をすすったりするのだが
それにしても元気は元気である。

噺家はなかなか離婚しない…という話題で
「そういえば離婚した奴もいますが」。
なるほど、小朝は歌丸のために自分のネタをとっておいたのか。

根多は「おすわどん」。
歌丸の得意根多、ということは知っていたが聴くのは当然初めて。
ただ、オチは意外に他愛もない。きれいなサゲでおしまい、緞帳が下りた。

笑点グッズなどを売っている物販の黒山の人だかりを横目に帰宅。
4000円、少々テケツは高かったがその分の元はしっかり取らせていただきやした。
2階席で正解だったね。
1階は500円高いけど前の人の頭で見えなかったりするから。

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短角牛牛すじの煮込み

地元グルメにも目を向けましょう…ということで、
カワトクで買ってきた品物をレポしましょうか。

先週、カワトクに行った際、大河ドラマが終わってからようやく来た
高知県物産展をやっていたのだが、あまり見るものがなくてガッカリ。
そんなときは地下の食品売り場で地元の逸品を探すに限る。

Gyu1
この日ゲットしたのは「短角牛(たんかくぎゅう)牛すじの煮込み」。
「総合農舎山形村」製造。山形村という自治体はすでに無く、
隣の久慈市に吸収されている。
この会社の製品はほかにもカレーの缶詰とかあったのだが、
少々値が張るので、リーズナブルなこの品を選んだ。

短角牛クンが自分の足が煮られるのをのんびり待つ、
ユーモラスなラベルが張られた缶。
缶切りは必要なくプルタブでパッカン。
寒いのもあったが煮こごっている。

缶から出して電子レンジで温める手もあるが、
スプーンでかき出すと、煮こごりが缶内にこびりついてもったいない気もしたので、
湯せんすることにした。(ふたを開けなきゃよかったかも)

適当に10分ほど温めたものをドヴァっと皿にあける。
脂がジワーッと5ミリほどの層を形成している。グワッと濃厚。

Gyu2
豊かな香りが鼻をくすぐる。
高級なおニクの香りだ。
その背後からそーっと醤油のフレイヴァーが忍び寄る。

ゴロゴロとした無骨な見た目ながら、
じっくり観察すれば、スジの飴色が食欲を増進する。
たちのぼる湯気。馥郁たる香気。

肉はほとんどなく、ほんとうにスジだけ。
箸でつまんで口に入れると、
トロととろける味わい。

「トロッ」ではない。「トロ」だ。
おっとり、自然に溶けていく。
舌の上でのイリュージョン。「サプルァーィズ」である。

見た目のしつこさとは裏腹に、
とけちゃうもんだからすぐ食道を通って
胃腸へご案内である。おや、もう煮汁だけになってしもうた。

また食べ過ぎちゃったなぁ、注意する人がいないからなぁ、と、
この年になって嫁がいないことを反省させられるが、
こりゃ秋ナス以上に嫁には食わせられない。
缶詰を開けたときから決めてました、である。

たしか1缶450円だったかな。
そりゃ高いかも知れないが
そこら辺のラーメン一杯よりは安い。

たまには地元のものを食べましょう。
意外な発見があるかもよ。
嫁のいない寂しさとか分かるから(それじゃダメじゃん)。

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酒男

「朝昼晩カップ酒2本ずつ 飲酒運転で通勤1年」(朝日新聞)。
茨城県のなんとも凄い男の話。

毎日の飲酒運転を1年も続けるなんて、相当肝が据わっている。
追突事故を起こして発覚したようだが、
よく1年も事故を起こさなかったものだ。

「30代の女性が軽傷」は、追突された方のむち打ち(読売新聞)。
でも、歩いている人間にドーン、なんてことも十分ありえるわけで…。

しかし不思議なのは、
朝昼晩、カップ酒を2杯ずつ飲むというアル中生活もそうだが、
それで出勤、つまり仕事をしていたという事実。

常にほろ酔い状態で仕事をさせる職場ってどんな会社よ、って話である。
朝から気付けのつもりで一杯どころか二杯やり、
昼休みにシャキッと一本、ではなく二本やって、それで仕事をするというのか。
どんな仕事だったのだろう。とても興味がある。

「会社」だから、工務店とか郵便局、病院ではなさそうだが、
まさかネクタイしめて客前に出る仕事でもないはず。

上司や同僚は、酒臭いまま仕事をするこの男を、
ただ黙って見守っていたのだろうか?
通勤・帰宅時の飲酒運転だって把握してないはずがない。

記事の最後に「今は電車で通勤している」…って、
クビになったんじゃないの?
まさか、経営者? 酒造会社でもやってるの?

謎が謎呼ぶ、アル中男の奇々怪々な生きざま。
当然、マネをしてはいけません。
お酒はほどほどに。飲酒運転は犯罪です。

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信用されないテレビと新聞

東京の大雪。あんなべちゃべちゃ雪一回で大騒ぎする都民とマスコミ。
まあ、降られ慣れていないからパニックにもなるのだろう。
人口30万にも満たない地方都市と一緒にしちゃいけない。

そんな中、今朝のテレビ。
終電後の夜中の新宿駅前でタクシーを待つ人々にインタビューしていた。

その聞き方。
「こんなに雪が降ると思っていましたか?」
なんじゃ、この質問。
案の定、聞かれた男性は「思ってませんでした」と答えていたが。

「大雪が降ると思ってなかった馬鹿者」の一例として、
この男性をつかまえているだけなのであって、
雪が降ると思ってました、と答えればそのVTRは使わないのだ。

テレビニュースでよくやる街頭インタビューなんてそんなものだ。

テレビ局が言いたいことを同じように言ってくれる人のVTRをチョイチョイつなげて
「これが街の声!」という触れ込みで流せば、
私たちは市井の代弁者、というツラができるのがテレビ局である。

「マスコミを疑え」…
こんなこと、昔は誰も思わなかったと思うのだ。

「なるほど、街の声はこうなんだ」とテレビを鵜呑みにしていた。
新聞もしょせんテレビの親会社(いまは逆転しているところもあるが)、
悪口は言わない。小うるさく言うのは週刊誌くらいのものだった。

それがいまはどうか。
「ダブルスクリーン」、テレビを見ながらパソコンの画面も見る時代。
テレビのウソを自慢げに語るこんなブログがそこらへんに転がってる。
twitterでもテレビの悪口、新聞の悪口、週刊誌の悪口ばかり。

いっぽう、新聞は「部数が落ちている」ことを自分では絶対に報道しない。
アメリカの新聞の凋落を他人事のように伝えるだけで、
自分のところも部数ががた落ちしているのにそれは文字にしない。
週刊誌も同じだ。

自分や同業を批判せず、似たり寄ったりの論調を横並びで発するマスコミへの批判が
パソコン画面からわき上がっている。

その現状も、新聞やテレビは伝えない。
まれに触れることはあってもすぐにスルーする。

自己批判できないマスコミは、「プロとアマは違う」とあぐらをかき、
おかれた環境を看過しているうちに信用されなくなる。

それでも、黙っていれば目や耳に入ってくるテレビと違い、
能動的に動かなければならない新聞の現状は、目も当てられない。
情報が文字しか無かった時代の栄光をひきずったままだ。

テレビだって安穏としていられない。
とくにニュース。古谷綱正や久米宏をみんなが信用していた時代は終わった。

昨日は、尖閣諸島の衝突ビデオをYoutubeで公開していた人物が
素性を明らかにした上で記者会見を行った。

テレビや新聞がスルーされ、動画サイトが真実を語る時代なのだ。

「○○だと思っていましたか」なんて答えを想定したインタビュー、
いつまでもしてちゃいけない。

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オメはんとバンゲまで生討論

13日、「あなたがたと夕方まで生討論」という意味の題名の
シンポジウムに行ってきた。

盛岡にLRTを走らせ隊」主催。
確か、以前もLRTがらみの集まりに出席したが、
この「走らせ隊」、正直その活動はよく知らなかった。

この日の集まりも全く存在を知らず、斎藤純氏のブログで、
開催2時間前に知って直行したものである。

会場は大通りリリオ会館3階ホール。
このビルにもホールあるのね…
盛岡市内にこんなホールいくつあって稼働率どうなんだろ、
と余計なことを考えながら受付で資料を受け取り、
会場の中へ。資料の入った封筒には「岩手県立大学」とある。

スクリーンの前には講演台があり、
会場の中央にはテーブルが固めて置かれ円卓状になっている。
シンポジウム出席者はその円卓に座り、冒頭の講演を聴く。

一般聴講者は会場の壁沿いにぐるりと置かれた椅子に座る。
参加者は30名くらい、椅子の半分くらいか…やや寂しい感じ。

若者はあまりおらず、中年男性が多い。女性は数える程度。
あからさまな「鉄ちゃん」風情の男性もちらほらと。

13時半、シンポジウム開始。
座長を務める県の職員の男性が挨拶。
「きょうは公会堂で『どんど晴れ』のロケをやっているそうで…」あっ、そうなの?

つづいて基調講演、全国路面電車ネットワーク運営委員長・岡将男氏。
感想はただ一言、「こんなネゴシエーターがいないと何も進まない」。

政治レベルの話もでき(小沢鋭仁がマージャン仲間だとか)、
数百億円オーダーのカネの流れを把握して事を進める。
そうでないと路面電車なんてとても作れない…

話の内容がよくわからなかったが、地方路面電車振興の事業が
事業仕分けに遭いそうになったそうな。

仕分けメンバーは基本的に東京の人間なので、
地方交通に理解がなく、そこを根回しでなんとか仕分けられずに済んだ、という話。
まさにネゴシエーターである。

休憩の後、討論会へ。岩大の先生や市議会議員など。岡氏も参加。
盛岡市内をLRTが走るシミュレートCGの資料などを渡されており、
そういった議論になっていくのかな、と思ったら
この日は『山田線の有効活用』という話だった。やや肩すかし。

東京から来たという女性の大学講師は、
盛岡に引っ越す際、「電車路線の沿線」と聞いて山田線沿線の住宅を探したが
その閑散路線ぶりを知って考え直したという。

『走らせ隊』は山田線をLRTの路線にすることを考えており、
まずその前段階として、山田線を(一部を除いて)宮古まで走らせずに、
盛岡駅~上米内駅を往復する路線とすることをこの日のテーマとして提言。

現状は一日上下6本しかない閑散路線であるが、
電車1台を往復させることで、
「40分間隔」で発車することができる、とのこと。

上盛岡駅に行き違い設備を設置すれば「20分間隔」と、
都市部の路線と遜色ない緊密ダイヤにすることも可能であるという。

さらに上米内までに駅を4つほど増設すればさらに利便性は向上するという
(事実、IGRで増設された青山駅や巣子駅は順調に利用者数を伸ばしているという)。

LRT計画そのものについても当然俎上にはあがった。

とある若い男性が「LRTなんてできるのか、採算性を考えているのか」とケンカ?を仕掛け、
「採算性を考えたら何も出来ない」という反論を引き出すなど、
よいかき回し役を買って出ていた(しかし議論が山田線オンリーになった終盤、退席していった)。

確かにお金の話をしたら何も出来ないが、
お金の無駄遣いに厳しくなってきている我が国においては、
こんな地方都市に新路線を、なんて話は、いささか画餅のような気もする
(当然LRTは普通の線路を敷くよりも格段に低コストで開設できるわけだけど)。

ただ山田線の「再利用」については大いに賛成するところである。

しかし、この議論に、JR東日本は耳を貸してくれるだろうか?
この「走らせ隊」にJR側は全く参画していないようであるが…。

盛岡~上米内の往復はできなくない話だと思うが、
JRは慈善事業じゃないのだから、
そこはJRをうまくテーブルに着かせるよう仕向けることも大事なはずで。

LRT計画にしろ、山田線の再利用にしろ、まずは市民意識の醸成が大事。
まだそこまで空気はあったまっていない。

いま資料を見たら「走らせ隊」は5年間強でイベント出展のほか、
19回も勉強会を繰り返している。

しかし勉強会など所詮内向きな活動。
展示にしたって見てもらえなかったら意味は無い。

地道な活動ばかりじゃなく、一般市民へ向け、目立つアピールをもっとしていかないと、
なかなか理解してはもらえないだろう。

討論の中でも言われたことだが、
何もしなければ縮小再生産の波に呑まれていくだけなのだ。

先述の岡氏はLRTの必要性を「飲んだときの交通手段」という
実に分かりやすい表現でアピールしたという。

盛岡の場合、路面電車は「冬季の交通手段」としても大いに有効活用されそうだ。
車社会といったって、冬場の運転は誰でも嫌なもの。
そんな方向でのアピールもできるのではないか。

討論は17時過ぎまで続いた。3時間半の長丁場、
いろいろなことを考えさせられた。

千里の道も一歩から。
早くその「一歩」を踏み出して欲しい。

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老いていく私PART2

休日、スーパーに買い物に行く程度なら、多少の容姿は気にしなくなっている。
少しくらいの寝癖はそのまま、顔を洗って歯磨きする程度。
上着を適当にはおってピャーッと出かける。

夏場はTシャツ一枚に、靴箱にころがってる薄汚れたビーサンをつっかけて
テキトーな服装で外出するわけです。

整髪料などつけることも最近はなくなった。
昔はヘアワックスとかよく使ったものです。
アリミノのスーパーハードがいい、とか言ってたのに…。

街で見かける10代、20代の若者のオシャレ加減を見るにつけ、
年齢を重ねるにしたがって、人間は容姿を気にしなくなる、
というのを実感している。

異性にもてたい、人からキレイに見られたい…
そういう欲求が薄れていくんだな。

自分は独り者だから、まだましなほうかもしれないが、
所帯持ちや子供まで出来てしまうと、生活最優先で、
もう容姿・容貌なんか二の次、三の次になる。

さらに「腹の突き出た男」「化粧っ気がない女」に変貌し、
50、60になるともう自分の口臭なんかも気にしなくなる。

70歳になっても「ダンディ」「エレガンス」と言われたいけど、
そこに至るまでに、それ相応の努力がいるのだろう。

たまには鏡を真剣に見た方がいいかもしれない。
「自分は他人からどう思われてるのか」、
自分と向き合うことも大切なのだ…

とかいいながら、また着の身着のまま出かける自分がいるのだった。

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※30分以内の個人的感想は無料です

健康食品等のテレビショッピングやCMで
「今から30分以内のお申し込みで半額!」のようなものがあるが、
あれって問題ないのかね。
景品表示法だか不正競争防止法だか知らないけど。

ああいうショッピング番組なりCMなり、
全国の放送局で放送されていて、しかも放送時間はバラバラのはずだ。
だから「今から30分以内」は地域によって違うことになる。

もちろん、テレフォンオペレーターが住所を聞くはずだから、
「30分以内」に該当する地域を調べることは不可能ではないが、
いちいちそんな面倒なことをするだろうか?

「お宅の地域は30分以上前に放送されているので、半額になりません」
と言われれば断りたくなるのが関の山。そんな商売のしかたはない。

要するに「30分以内…」は虚偽広告である。
視聴者の焦燥感を煽るための演出であって、
そんなタイムリミットは存在しないのだ。

グリーが携帯ゲーム等を「無料です」とCMで煽って客を集め、
結局有料サービスでないとゲームを継続できず、
多額の料金を支払わされるケースが続出し話題になったが、アレと似ている。

テレビショッピングCMでもうひとつ、最近流行りの手法が、
モデルや俳優にわざとらしく効能を言わせ、
「※個人の感想です」とテロップを入れる、というもの。

お客さまに効果が無かった、ですか? CMで言ってたのはウソか、と?
あれは「個人の感想」だから当方は関知しません、返金なんかできませんから、
と、突き放すためのエクスキューズだ。

客をだます方法はいくらでもある。
法の抜け道なのだろう。
そして騒ぎになったら手を引っ込めればいい。

あの手この手に、だまされてはいけない。
真実を見極めるべき。
あなたは「賢い消費者」なのだから。

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幼稚なのか、大物なのか

ドラフトで広島カープに入団したばかりの21歳の投手が、
個人ブログで「広島おもんねーわ」「練習ダルい。しょうもない」
「鬱になりそう」などと書き込み、球団から厳重注意。
ブログを閉鎖させられていたという(スポニチ)。

大体、球団批判すればどうなるか、オトナなら分かりそうなものだが、
そんなことも判断できなかったのだろうか。
なんとも、お粗末な男だと思うのだが…。

しかし「練習しょうもない」である。
広島カープの練習は、レベルが低いという意味だとすれば、
これは球団としても検討しなければならない事態ではないか。

この投手は四国・九州アイランドリーグの「徳島インディゴソックス」で1年半活動、
昨年のドラフトで広島の指名を受け、1週間後に契約し移籍している。

ブログでは「インディゴソックスに帰りたい」とも漏らしたという。
徳島での選手生活が充実していた、ということなのだろうか?

単純に「徳島の方がラクだった」という意味ならば唾棄に値する言葉だが、
「こんなトレーニングアホくさすぎるわ」
「広島カープなんて名前だけじゃ、ボケーィ」という意味だとすれば、
こりゃ相当にナメられた話である。

プロとは言ってもアイランドリーグは新興リーグ。
いっぽうの広島は天下のセントラルリーグである。
その広島の「練習がダルい」なんて…。

いや、21歳の若者でも、練習のレベルの差くらいわかるだろうし、
「プロやと思っとったのになんやこれは」と愕然とすることもあろう。

それでも。ちょっと昔なら、たとえば日記にそんなことを記しておいても
発覚することはない。

しかしこの投手はその感想を「ブログ」に書いてしまった。
不特定多数に見られるブログに。

その時点で、「個人的感想」は「球団批判」に変わってしまう。
それでも、「大ベテラン」や「大御所OB」なら、まだ
「ははっ、承ります」となるだろう。
だが今回は「ペーペーの生意気」にしかならない。

エモヤンの「ベンチがアホやから」を21歳のルーキーがやってしまった。

やってしまった、というか、21歳のルーキーでも言うべきことは言える、
ということ。

球団は、彼の行動を押さえつけることより、
まず、なぜ「ダルい練習や」と言わせたかを考えるべきだ
(それが単なる人間関係に起因した無気力発言だったとしても)。

発言する行為自体は幼稚だったが、
この豪快さは、大物誕生の予感。

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セーフティネット

街中など歩いていると、よく出くわす「閉店跡」。
盛岡の大通りなんかはすっかり歓楽街化が進んでしまい、
物販店の跡地には飲み屋しか入らなくなった。

しかしその飲み屋ですら、競争は激しい。
あっという間になくなる店も珍しくはない。

終身雇用、年功序列が崩れ始め、
安易に「開業」する人が増えている。

でも商売なんてそう簡単なものじゃない。
よほど戦略を練った店があれよあれよと赤字に陥ることもあるのだ。

店を閉じたあと、その「店主」は何をして生きているのか?

「入居者募集」の看板を見るたびに、そう思うのだ。
新しい店を見つけて再チャレンジするお金なんかないだろう。

またサラリーマンに戻る…それも難しかろう。
30歳越えてればなおさらだ。

東京以西なら、ホームレスという「世捨て人」になる選択肢もあるが、
北国ではそうもいかない。ホームレスは次の冬で死ぬしかないからだ。
そうなれば、とぼとぼ南を目指して「職探し」の旅に出るか。

そもそも、妻子持ちは世を捨てることすらままならない。
家族を養うため、借金を返すため、働かねばならないのに、
その職はどこにあるというのか。

もうひとつ。
厳罰化の世の中。最近も相撲協会のことでマスコミが騒いでいるけど。

厳しく罰して、社会的に処分して見せしめにしようとする世の中は
今も昔もそう変わらないけど、
最近またぞろ、そんな風潮が強まってきている。

たとえば飲酒運転は、発覚すれば即懲戒解雇、という流れが進んでいる。
役所もそうだし、民間企業もそう。

役所といえば最近不祥事も多い。
岩手県の職員が東京で酔って女に抱きついて警察に通報された、という話もあった。
処分は決まっていないようだが、この職員も即解雇であろう。

役人の不祥事に対し、決まって「お役人は処分が甘いからいいよな」と
言う人がいるけど、分かってないね。

確かに昔はそうだったが、そうやってケチをつける人が増えてきたので、
最近は役所のほうが自重して、すぐ処分を下す方向に変わってきているのだ。

クビになったこの人達、あとはどうするのか。
クビにしたほうは、その面倒までは見ないでしょう、たぶん。

反省させるために免職するわけだけど、
では反省したあとどうすればいいのか。
やっぱり職探しで苦労するしかないわけだ。

20代そこそこならまだやり直しもできそうだが、
そのリミットを越えたら最後、である。何度も言うけど。

「人間死ぬ気になればなんでもできる」と簡単に言うけど、
そういう人、自分は死んだことがあるのかね。
「死ぬ気にはなったぞ」と言うかも知れないけど、死んでないじゃん。

たとえ食いぶちがなくても、毎日食事にありつける場所がある。
「刑務所」「拘置所」である。

スリ、置き引き、かっぱらい、泥棒、万引き、露出狂。
軽犯罪に手を染め続ければ、一生タダ飯食い放題。
ややマズいし、ゼイタクも出来ないし、番号で呼ばれるけど。

もっと重篤な犯罪を犯せば、向こう数年の生活も保障される仕組み。

別に「塀の向こうは楽園だ」と推奨しているわけではない(笑)。
先述通り、番号で呼ばれ続ける生活ですよ、
あなたがこうやって見ているインターネットだってできないんだよ。

何が言いたいかと言うと、
「社会的セーフティネット」を確立しないと、
ホームレスや犯罪者を増やすことになりませんか、ということなのだ。

店がつぶれたり、借金を抱えたりした人は、
後の処理だけ面倒見るけど、あとはどうぞご勝手に、とされる。

仕事したけりゃ職安でも行けば、というコースだけど、
そもそも会社勤めをクビになる失職者も増えている世の中だ。
競争は激しい。

触法者は免職して後は知らない、好きに生きればいい、
となれば、手っ取り早いのは先述の通り「犯罪」ではないだろうか?

前科持ちならなおさらだ。

「再犯率」なんて言葉があるけど、
犯罪者は墜ちるところまで墜ちればいい、と突き放せば
再犯率なんていくらだって増やせるのだ。

だったら最初から犯罪を起こさせなければいい、ったってそりゃ無理でしょう。
全員に手かせ足かせつけて猿ぐつわすりゃ、
そりゃ犯罪は起こさなくなりますけど、生活も出来なくなる。

一度の失敗で即人生アウト、という制度はホントにいいのか?
野球は次のイニングがあるけど、
人生は一度のアウトでゲームセット、では過酷すぎやしないか。

「努力してなんとか復活している人もいるじゃないか」と強弁されそうだが、
「人『も』いる」じゃダメでしょう。
復活しない人のことは知りません、首でも吊れば、ってことか?

景気よかった時代はそれでもなんとかなった世の中だったが、
いまはそうもいかない。だからなおさら『知りません』、じゃあ無責任すぎる。

ホームレスと犯罪者と自殺者が増える世の中がどうなるか…。

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相撲の魅力ってなんだ?

大相撲春場所、八百長発覚で中止。
相撲協会側としてはやむなし、だったのだろう。

藤沢市の地方場所の開催者は「チケットが85%も売れたのに!」と
協会に対し怒りを隠さない。

今回の騒動では誰も得していない。
相撲を楽しみにしていた、地方のお年寄りなどの熱心なファンは
中止にされた怒りをどこにぶつければいいか分からないだろう。

しかしこの騒動、違和感を感じる。
はっきり言ってしまえば「八百長はヨクナイ!」と
みんなでぎゃあぎゃあ、騒ぎすぎだと思うのだ。

確かに、真剣勝負だと思って見ている客に対し、
あらすじを立てて、お金もやりとりして…という事実は
だいぶガッカリさせられる話ではある。

ただ。
相撲は「興行」と言われるように、
スポーツである一方、お客を楽しませるエンターテインメントのはず。

八百長はなかった、なかった、と関係者がうそぶいていたが、
現に八百長、ガチンコ、という言葉があるように、
昔からこういうことは行われていた、と思うのが自然である。

確かに歴史をひもとけば、
「すもう」は「角力」と書かれたように、本当の力勝負に端を発し、
蹴り技も行われて最終的に命のやりとりまでしていたと聞く。

しかしさすがに「殺し合い」を見て楽しむ時代ではない。
そうなれば「ショーマンシップ」が生まれ、
「興行」となっていく。つまり「プロレス」になっていく、ということだ。

八百長は、若い力士の「生活防衛」の側面もあったという。
勝てなければ給料は上がらず、生活していけない。
モチベーションも上がらない。それをコントロールする目的もあった。

確かに強い力士には要らない制度である。
そういう力士はガチンコを選べばいいし、
でも、調子が悪いときは…という選択肢をとった者もいたはずだ。

はっきり言うが、いままで相撲はそれでうまくいっていたのではないか。
それを「根幹から覆そう」と、マスコミも、それに流されるファンもしているのだ。
これで相撲が魅力的になるとでも?

確かに八百長がなくなれば、真の「角力」にはなるかもしれない。
でも、いままでの相撲が現に「オールガチンコ」と言ってきたではないか。

マスコミには「八百長」を「是」と言う勇気がない。
「悪」と言えるものはなんでも「断罪」しなければならない、
マスコミの哀しい宿命。

だから右から左へ流される。
それを鵜呑みする一般のファンも同意したくなってしまう。
この流れに、相撲協会ものみ込まれた。

マスコミが自ら結論づけているが、
八百長がなくなることはないだろう。

長い歴史で培われてきた文化なのだ。
いまは、「不正だ」とマスコミがオモチャにして面白がっているだけのこと。

「電子メール」という、エビデンスが残るデバイスを使ったのが運の尽きで、
要はそれを使わなければいいのだから。

えらそうに言える立場ではないが、
今回の騒動で、相撲の魅力が「スポイル」されてしまわないか心配だ。
その魅力が「完全真剣勝負」にあるとは、どうも思えない。

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さくらホール落語 たい平・白鳥二人会

いや~疲れた。北上から速攻で帰ってきたからね。
ということで北上市・さくらホールで開催された落語会に行ってきたのだ。

林家たい平&三遊亭白鳥という素晴らしい顔付け。
今週、某地元紙のイベント案内で見つけ、
出張ついでにチケットを買っておいたのだった。

開催間際で告知するくらいなのでだいぶ売れ残っていたようで、
けっこうよいポジションの座席を確保することができた。

夜6時開演、8時終演予定ということで夜の運転が不安だった。
きょうも盛岡ではちらほら雪が降ったりしていたが、
幸い道路はほとんど濡れておらず、こうやって自宅で無事パソコンをいじっている。

会場はさくらホールの中ホール。前回の林家彦いちトークショーは小ホールだったな。
埋まったのはキャパの8割程度。後ろの座席はかなり空いていた。
3500円の価格設定、ちょっと高かったのでは…。

6時開演。前座は白鳥と同じ圓丈一門、三遊亭ぬう生。
前座にはもったいない39歳、故・桂三木助を彷彿とさせる容貌からも安定感出まくり。
「きょうはセレブのみなさんにお集まりいただき…」
大ホールでは上村愛子の無料トークショーをやっているのに
わざわざ有料の落語会に来ていただいて…とのこと。
演目は「牛ほめ」であった。

続いて三遊亭白鳥が登場。2年前に花巻で見て以来。
おなじみ「ジャージみたいな着物で…」で客の心をつかみ、
お母さんを題材にしたマクラから「ギンギラボーイ」。
ピンピンマン」という噺を改作したもののようだ。
郊外のドラッグストアに対抗する、薬屋の老夫婦と、
彼らが編み出した怪しい惚れ薬を服用した男の話。

地元リサーチもちゃんと行っており、
郊外のドラッグストアとして「ツルハ」と「薬王堂」の名前を出し、笑いを取った。
ただ惜しいかな、弁当屋の例えで「オリジン弁当」を出しちゃった。
岩手にはほぼ「ほっかほっか亭」しかないので、笑いもトーンが低く…。

最後に伏線を回収し、きれいなオチがつくが、
爆発力は「おばさん自衛隊」のほうがあったかな。

仲入り後、色物の翁家勝丸による太神楽。
軽妙な話術で会場を温める。
「違う演目をやりますんでよろしく。池袋演芸場というところで」。
この日は何度か失敗が続き「ツイッターで書かないで下さいね」。ブログに書いちゃった。
調べたら「林家ライス・カレー子」の子息だそうだ。ナルホド。

トリは林家たい平。
数年前に恵比寿で「愛宕山」&「芝浜ゆらゆら」を聴いて以来のナマたい平。
近くで見るとTIMのゴルゴ松本にクリソツだぁ、と実感。

「『たい平』という軽い名前じゃなくてもっと重い名前を、と
おかみさん(海老名香葉子)にお願いしたら、
漢字二文字で考えてくれたので、今年改名することにしました。
その名も『林家泰葉』…ウソですよお父さん」。

きょうも「笑点」の収録を後楽園ホールで行い、その足で岩手に来たそうで、
北上に着いたのは白鳥が熱演中の18時40分だったそうな。

円楽と歌丸の仲良し話。本番前に歌丸の肩をもんであげる円楽。
たい平が替わろうと言っても肩もみを続ける優しい円楽だが
「実はな、弱体化するツボを押してんだ」。

噺は「お見立て」。ところどころに笑点メンバーネタを混ぜながら。
花魁「お前脳味噌あるのかい? 木久扇のと取り替えちゃうよ」。
田舎のお大尽も大月出身(なのに東北弁)。「田舎からなかなか出てこれねぇで。
ムバラクってのが居座ってよぉ」と時事ネタもからめつつ。
お墓に花を飾るシーンで「千の風になって」を歌い拍手を浴びる。

サゲのあと、緞帳降りずに大サービス『スターマイン』。
軽快なジャンピングで大花火を打ち上げ、8時ジャストにお開き。
大満足で北上を後にすることができた。
先述通り3500円はちと高い気もしたが、こんなお大尽はいいもんだ。

しかしさくらホール自体、なかなかいい設備である。
客席の傾斜もちょうど良し。椅子も心地いい。
フライヤーもいい金のかけ方をしている。
そういえば彦いちも担当者のことを褒めていたっけ。
盛岡のホールも勉強すべきだな…。県庁所在地にあぐらをかいちゃダメだね。

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老いていく私

俺も年を取ったなぁ、と思うことは誰しもあることだが、
テレビを見ていても、ここまでそうくるか、ということがある。

たとえばスポーツ中継。
昔は「お兄さん」「お姉さん」が技を競い合っているのを見て、
あこがれの対象になったりするものだが、
みるみる年下ばかりになっていくのは正直つらい。

で、年下がキビキビ動き(って当たり前だけど)、
数千万円の年俸をかっさらっていく。
ダルビッシュ有なんか、5億円もらって嫁さんと離婚協議なんて、
どんだけ生き急いでるんだ、と思ってしまうではないか。

このブログの初期、若い格闘家が相手をなぎ倒す姿に
軽いカルチャーショックを受けた、と書いたことがあるが、
そこからすでに数年が経過し、事態はさらに悪化している(笑)。

それと意外にも「ニュースキャスター」。
これが年下になってしまうと、これもガクッとくるものである。
年下から「世間はこうなっているんだぞ」と説明されていると思うと
俺の人生なんだったんだ、と思ってしまう。

昔は「ニュースコープ」の古谷綱正、
最近では「NEWS23」の筑紫哲也など、
キャスターはおじさん、おじいさんが多かった。
やはり「ご老体」からご意見を伺いたい気もするが、
そんな時代ではないのかもしれない。

古谷など、末期はモゴモゴムニャムニャしてとても聞けたものではなかった。
滑舌のはっきりした若いアナウンサーのほうが聞きやすいし、
そういうトレンドになるのは自然な流れなのかな。

しかもスポーツ選手もアナウンサーも、
身を固めるのが早い(笑)。
20代でスパッと決めてしまう。
まあ、いずれもハードな職場だけに、
夫なりお嫁さんなり、サポート役が重要、ということもあるのだろう。

しかし、ダルビッシュのように無用な悩みを抱えてしまう人もいる。
相手が年数千万円の養育費を要求している、
なんて噂を聞くと、俺には関係ねえ、というよりも
お気の毒にねぇ…なんて思っちゃうのも年を取った証拠か。

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物言うマスコミ、物言わぬ小沢一郎

小沢一郎が強制起訴された。

が、マスコミの反応は意外にも冷ややかだ。
夕方のテレビニュースは、全国ニュース枠では
「ザックジャパン日本凱旋」や、
西日本の大雪のニュースを優先するところもあった。

あれだけ騒いだからもう十分、ということか。

2回も起訴をされて逮捕できなかった小沢を、
マスコミは「有罪」のように伝えている。
まあ、間違っても「こいつは絶対やっている」と言わないのがミソだが
(毎日新聞の牧太郎くらいだ)。

離党せぬ小沢に対し、
産経新聞は「離党か居座りか」と、どっちにしても悪者だ、と手厳しい。
今朝の社説では「議員辞職しろ」と息巻いている。

その産経新聞と関連して…Wikipediaには
「小沢の肝いりで設立された」と書かれている岩手めんこいテレビ。

元ネタの本があるようだが、
テレビ局を作ってやる代わりに、系列の産経新聞を岩手で売るよう
小沢が仕掛けた、とされている。
今の産経の態度からすれば、それもウソだったのかと思ってしまう。

めんこいテレビも、もちろん夕方のニュースでトップで伝えている。
小沢の地元・奥州市水沢(もともとめんこいテレビの本社があった場所でもある)
で小沢事務所の生中継を行ったあと、
町の声として水沢と盛岡で町の声を拾って流した。

水沢では当然のように好意的な声ばかりである。
意外なのは盛岡だった。
「小沢さんは説明が足りない」「起訴されて当然」と
青筋を立てるオバさんの声を流した。

地元の人でもこう思う人もいるのか、という意味ではなく
岩手めんこいテレビがこれを流すのか…ということ。
やはり、小沢との関係がどうなってるのか気になるところだ。

「説明が足りない」…。
小沢は記者会見を拒み、自ら説明しようとしない、というイメージは明白。

小沢のマスコミ嫌いは徹底している。
しかしそれは、若くして自民党幹事長にのしあがった小沢に
「豪腕」「黒幕」イメージを付与するような報道を行ってきた
マスコミに対する小沢の反意。

小沢とマスコミの間の溝が深まり、
マイナス報道が積もり積もって、検察を動かした…と考えているのが
いまのネット界隈の人々(その検察の一人がM検事だったわけだが)。

またTwitterの話で申し訳ないが、
小沢に対しては好意的な書き込みが多く、
批判的なものは少数派である。
文脈でマスコミ批判する者も少なくない。
「小沢 起訴」でリアルタイム検索してみたらいい。

これが「街の声じゃどうだ!」と威張る気はないが、
この対照的な様子は心にひっかかるものがある。

小沢は絶対無罪だ、とは言い切れないが、
マスコミがなぜこれだけ自信を持って「有罪扱い」できるのか。
2回起訴されてブタ箱に押し込めず、
最後は「嘘つき検事」まで引っ張り出しているのに…。

今朝の大手紙はこぞって小沢批判の大合唱である。
産経ほどではないにしても「説明が足りない」「離党は当然」と。

地元紙の「岩手日報」は社説で「推定有罪の論を疑う」と
大手紙含めたマスコミにケンカを売るような地元らしい見出し。

マスコミといってもいろんなマスコミがあるものだ。
「インターネット」に本拠を置く個人ジャーナリストの一部がいま、
大手マスコミで作る「記者クラブ」に疑問を投げかけている最中。

小沢憎しで大合唱の横並び。
政治家を疑え、と言ってきたマスコミを、今度は疑う時がきている。

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