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在阪局よ、元気を取り戻せ!

一昔前は、大阪発の番組がよく見られたものだ。
いまは土曜朝の情報番組か、『アタック25』くらいしかなくなってしまった。

東京のカウンターパートとして、
いや、「天下の台所」として君臨した大阪には
独自の文化があり、お笑い文化が育ち、
そしてテレビ文化があった。

朝日放送は電光表示を使った番組を量産し、
毎日放送はドラマを作り、
関西テレビや読売テレビは吉本興業のタレントを惜しみなく起用して番組を作った。

それらが全国に発信されていたのだが…
いまはとにかく元気がない。

大阪で録られた番組が流れることはほとんどなく、
各地の地方局は「探偵!ナイトスクープ」のような
「大阪ローカル番組」を個別に購入して各自放送する程度。

大阪の放送局(在阪局)は、東京のプロダクションと手を組み、
東京で番組を収録、それを放送するケースが多くなっていた。

しかし近年はそれすら危うくなっている。
「発掘!あるある大事典」打ち切り時のようにキー局に枠を召し上げられたり、
あるいは「共同制作」と称して、キー局に実権を握られてしまっている枠も増えている。

朝日放送は金曜9時のドラマ枠の引導をテレビ朝日に渡している。
そのためか、何をやってもあまりうまくいかない印象の強い枠になった。

昨年には、日曜10時の毎日放送枠が「EXILE魂」になったが、
これはTBSでもともとやっていたEXILEの番組に乗っ取られた形であり、
制作は実質TBSが行っている。

関西テレビは先述通り「あるある大事典」の枠をフジに奪われたり、
「SMAP×SMAP」「Mr.サンデー」もフジとの連名。

大阪局といえば、各系列の「準キー局」として君臨しているはず。
人員も環境も、他の「地方局」と比べれば豊かなはずなのに、
それでも在京のキー局に依存せざるを得ない…
不景気はそんな段階まで来ているということなのか。

一人気を吐くのはよみうりテレビ。もちろん「ミヤネ屋」である。
同じ時間帯では、過去に「ザ・ワイド」の制作権を日テレから奪った実績もあるが、
現在は完全に大阪発の番組になっている。

もともと「ミヤネ屋」は大阪ローカルの地方ワイド番組でしかなかった。
それが、宮根誠司という個性あふれるキャスター一人の力で、
全国ネットにのし上がり、宮根自身も売れっ子になった。

日テレのほうから、喜んでかどうかは知らないが
よみうりテレビに枠を預けたことで、「ミヤネ屋」の成功は生まれたのだろう。

キー局のほうから、大阪の準キー局に歩み寄って、
枠を預けてみるのも必要なのではないか。
それは東京・大阪ともにチャレンジにはなるが。

昔のように、大阪のスタジオでバラエティ番組を録ってみたらどうだろうか。
まあ、時代も変わり、以前のように「一般視聴者参加型番組」もなくなったので、
いきなり「大阪のスタジオで収録」=「吉本タレント勢揃い」
=「下品な関西弁ばかりが飛び交う」、
東日本の視聴者には特にヘヴィーな番組が生まれてしまう可能性もあるが。

いずれ、そのくらいパンチのある番組が必要なんじゃないか。
東京モンは、無難な番組ばかり作りたがるから。

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コメント

そもそも、吉本興業の場合は、テレビ番組の方は関西ローカルや在京キー局関係無く日テレ・フジ・テレ朝の在京からの全国番組は出れてもJNN(TBS)側の番組は総本部のある大阪のMBS(毎日放送)の自局制作番組の物でなきゃ番組に入れないということが以前の方針だった筈だ?吉本に匹敵する松竹芸能も同じで逆の分野で日テレとフジは入れてついでにMBSとネット関係のTBSテレビの番組には出演出来るが、逆にテレ朝系側の番組はもう一つの在阪局であるABC(朝日放送)の制作の物じゃないと番組には出演不能という部分があったから、一度だけプロダクション毎に東阪の民放局の専属関係先の再編を行った方が無難かもしれないな?

投稿: クロスマートまこ治郎 | 2015.08.14 11:35

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