« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

2011年1月

劇薬に注意

※ 1週間前に書いて少し寝かしてしまった文章です。

阿久根市長選挙は、前職を批判した新人・西平氏が当選したが、
市議会リコールが成立しており、いまだに尾を引いている。

市政を混乱させた竹原信一・前市長は、
22日放送のテレビ東京「田勢康弘の週刊ニュース新書」に出演
(BSジャパン経由で全国で視聴可能であった)。

ゲスト出演していることもあり、番組では現地取材VTRをからめながら、
竹原氏を好意的に伝えた。(もちろん西平氏へも取材していたが)

竹原氏は、「身分制度(=官民格差)は改革すべき」と語り、
「市民のための独裁」を明言。
専決処分も市民のためだ、とし、VTRで自身を批判する片山総務相も一蹴した。

考え方は「公務員制度がガンだ」という視点で一貫しており、
VTR中では「私は市民に期待している」といった“庶民派”発言も聞かれ、
とにかく「私は何も間違ったことはしていない」という自信がみなぎっていた。

twitterでは「言っていることはまとも」
「竹原都知事もいいね」と擁護する人も多かった。

ただし。この日の番組を見ても、
基本的に「頭でっかち」であり、理論や理念はあっても配慮がなく、
混乱なしに実践する能力は大いに疑わしい、と感じざるを得なかった。

今後のステージは阿久根にこだわらない様子だったが、
鹿児島の片田舎でさえ混乱させたのだから、
どこで何をやっても同じ結果になるだろう。

官民格差に強い懸念があるのは分かったけれど、
労組のロックアウト、解雇…
そして副市長起用に代表される専決処分を繰り返し、
市政をかき回してカオス状態に陥らせたことは否定できない。

ブログでは「やめさせたい議員」の投票を受け付けたり、
障碍者の生命を軽視する表現を使い波紋を広げた。

さらに、パクリ満載の妙ちくりんな壁画を、謎の絵師に描かせたり、
失職後に自身の写真入りパンフレットを印刷させたり。
阿久根の悪名を高める行為に終始した。

すべて、竹原氏に言わせれば「何も間違っていない」のだろうが、
とにかくマスコミのおもちゃになると分かっていての「確信犯」ぶり一つとっても、
度が過ぎているとしか言えない。

官民格差是正を旗印に、市役所の改革を推し進めた点を評価するあまりに
『マスコミに悪く書かれすぎだ』と擁護されがちだが、
やはり最後は「人」を見るべきであろう。

竹原氏には「リーダーとしての魅力」や「戦略家としての素質」を見いだせない。
後先を考えずに、ただただ「直情」で動いているだけだ。

先述した、障碍者への「攻撃」を簡単に発露するあたりが、
彼の人間性を表すひとつの証左だろう。

選挙結果からみて、現在も阿久根市民の約半数は竹原氏支持と見られる。
「あの人なら何かやってくれる」と思っているのだろうか。
『何かやる』んじゃなく、『何かやらかす』ばかりではなかったか。

竹原氏支持派は、新市長誕生後も集会を開くなど、動きを活発にしている。
氏自身も、市長の椅子を明け渡しても、何かをしでかす勢いを持っている。
東京に出てきてテレビ出演するくらいだ。

一言で言うと、「効き過ぎる劇薬」のような存在だったと思う。

「それくらいのきつい薬でないと、この病は治らない」。
そう言われれば一瞬納得してしまうが、
「副作用」のほうが苛烈に出てしまう劇薬ではなかったか。
使用上の注意をよく読んでからでないと、悲劇を生む劇薬だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

あなたに褒められたくて

最近、当ブログを数日に1本くらいしか書けていない。
昔は「毎日書く」ことを起きている間は始終考え、疲れてたくらいなのに。

原因は「twitter」である。
書きたいことを思いつけばすぐ書ける。

職場のパソコンではさすがにできないが、
携帯があればタイムラインをチェックできるし、書き込みも出来る。

「即時性」。Twitterの利点。

ブログでもできないことはないが、
やはりtwitterが一番リアクションが早い。

あまりネット上のコミュニケーションは好まない方なのだが
やはり返事やリツイートはそこそこうれしい。
それをすぐ知ることが出来る。

ブログはそこは苦手である。
コメントもトラックバックもあるが、
そもそもブログは検索に引っかかるまでタイムラグがある。

すぐブログ検索でみつかるケースもあるが、
twitterのリアルタイム検索にはかなわない。

そしてブログのコメントやトラックバックはスパムばかり。
とくにトラックバックは完全に廃れたといってもいいだろう。

ブログ、SNS、チャット…これらの美味しいところを集めたのが
Twitter、と言えるかもしれない。

「Twitterが世界を変える」みたいな本のタイトルだけ見て
「バカこくでねー、こんなもんで…」と思っていたが、
まさかどっぷりつかることになるとは。

WEBが世界を変え、ブログが世界を変え、
そしてTwitterが…と思ってたらFACEBOOKが出てきた。

おじさんはもうついていけないかもしれない。
ブログも続けたいので、
今後はもう少しブログ用のネタをみつけることにしよう。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

いまさらなぜG.Crew

最近、弊ブログの記事「よみがえれ、G.Crew」へのアクセスが増えている。

現在「G.Crew」でGoogle検索すると、
Q&Aサイトのログの次、第2位で上記の記事が表示される。

もう販売もされていないのになぜかなぁ、と思って調べたが
理由はよくわからない。

G.Crewはメッツというソフトウェア会社が販売していた「ドローソフト」。
ドット単位でお絵かきする「ペイントソフト」とは違い、
図形を拡大・縮小してもギザギザ、ボケボケにならないのが特徴である。

「ペイント」はWindows付属の「ペイント」や、「Adobe Photoshop」が代表的。
「ドロー」は「Adobe Illustrator」がプロの世界では標準として有名である。

ただし「Illustrator」は8万円程度する高価なソフトだが、
「G.Crew」は6000円程度とかなり安価であった。

しかし店舗での販売をやめ、インターネット通販に切り替えたあたりから
雲行きが怪しくなり、「プロ向け版をリリースする」というニュースを最後に
開発が止まり、開発元のメッツ社はソフト開発のノウハウを生かし、
不動産業に転身してしまう。

権利は「アールアンドアイリサーチ」なる謎の会社に売却、
しばらく販売されるが、アール社も現在は活動休止。

その後はデザインエクスチェンジが発売したがほどなく休止され、
3年ほど経過している。

つまり「大昔のソフト」なのだ。
それがなぜ今さら…。

確かに、直感的に操作でき、
精密なものは作れないが、わかりやすいソフトではあった。

G.Crew亡き後、いろいろなソフトを試した。
ジャストシステムの「花子」は最初は好感触だったが、
文字の扱いがわかりにくかった(「一太郎」の会社なのにねぇ)。
グラデーションのつけ方は逆にG.Crewのほうができることが多いくらい。
で、いまは使っていない。

確かに、G.Crewの権利を誰かが買ってくれれば…と切望するが、
汚いマネーの世界に埋もれてしまったように思う。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

池上彰は脱落者か希代の漢か

池上彰さん、お疲れ様でした」(日経ビジネスONLINE)。

先日、テレビ番組からの「引退」を表明したジャーナリスト・池上彰の功績をたたえ、
ねぎらう内容のコラムになっている。

著者は気持ち悪いほど、池上を褒めちぎっている。
「ニュースをわかりやすく伝える点では他の追随を許さなかった」
「ジャーナリストとして『ブレない』姿勢がすばらしい」…。

でも、人気絶頂期にスパッとやめるのは、
はたからみれば気持ちいいと感じるかもしれないけど、
いままでいい思いをしてきた人たちにとってみれば、
たまったものではないと思うのだ。

たとえばテレビ朝日。
「学べるニュース」で未曾有の高視聴率を稼がせてもらっていた。

番組は池上降板後も継続する予定というが、
池上が抜けたあとは目に見えている。1クールもたないかもしれない。

劇団ひとりに解説させるか? 土田晃之が説明できるか?
竜兵会とひな壇をとったら、大沢あかねとガンプラしか残らない連中だぞ(言い過ぎか)。

フジテレビも特番でいい思いをしているし、
テレビ東京は、今まで小谷真生子が仕切ってた、
地味な選挙特番の数字をグイッと上げさせてもらっている。

それを全部ほっぽり出して、「私はいちジャーナリストに戻りたい」…
キャンディーズか都はるみか、安室奈美恵か。
ブレないどころか、変節もいいところである。

百歩譲って「フェードアウト」ならまだいい。
「学べるニュース」だけは半年続けます、とか。

でも、テレビは全部降板、と言い切っている。

久米宏みたいに慰留されてスッタモンダして、
鼻の下にカビを生やして頭ポリポリ復帰するなんてのはいかにも格好悪いけど。

池上で喰ってる、というと聞こえは悪いが、
彼のおかげでおまんまにありつける人が大勢いるのだ。

頼ってくれている人がまだいるのに、
「俺は俺の生き方を貫かせてもらうゼ、アバヨ」なんて、
渡世人気取りは勝新太郎だけにしてほしい。パンツは大事だよ。

各方面への悪口だけ書いて「あースッキリした」みたいな、
小田嶋隆のマネのような文章になってしまって申しわけないのだが、
とにかくさんざん稼いでおきながら、
仕事を全部ほっぽり出して地下にもぐろうとしている池上彰を
手放しで絶賛する気にはなれない。

それとも、降板について、「取材時間が取れない」以外に、
もっと重大な理由があるというなら別だけど。

「最近のテレビの報道姿勢が気に入らない、
一緒にされたくないからテレビはやめる」とかね。

それならば池上は最高に「漢」なのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マスコミはなぜ黙るのか

※拙文は、地元民の意見であることを若干差し引いて読んでもらって結構です。

政治資金をめぐる事件で逮捕されていた、
小沢一郎氏の元秘書の取り調べ調書を、検察が撤回することが明らかになった。

調書を取っていたのは、以前証拠改ざんで起訴され大騒ぎになった検事だった。
証拠とする信用性が低い…という判断のようだ。

また、この件に関連して、逮捕された国会議員は、
取り調べ中のやりとりを極秘に録音、裁判で証拠として採用されることとなった。
検事が自白を誘導するような場面もあり、検察には不利な内容と見られている。

事件の主役とされてきた小沢氏は強制起訴されると見られているが、
場合によっては「無罪」の可能性も出てきている。

まあ、そこまでうまくいくとも思えないが、
それにしても、事件発覚後「悪役」のイメージを一気に濃縮させてきた小沢氏のイメージは
少なくともネット上ではかなり「シロ」に傾いてきている。
この風向きの変わりようはなんだろうか。

しかし、テレビや新聞は、驚くほど、このことを伝えていない。

菅総理や民主党の岡田幹事長らが、小沢氏強制起訴に向け、
着実に体制を固めているということだけをことさらに伝えている。

あまりにも不自然だ。

しかも。右だ左だ中道だ、と意見が分かれるべき新聞もテレビも
こと小沢氏のことになると、報道のしかたが似通っている。

「秘書の裁判などさして重要な件ではない。本丸・小沢のほうが大事だ」
と言うのだろうが、あれだけ自分たちが伝えた裁判が「ひっくり返る」かもしれない、
というクライマックスを迎えているのに、
どのマスコミも無視に近い扱いというのはどうなのか。

なにかある、と勘ぐらざるを得ないではないか。
いまさら「闇の勢力」説でもないが、
外圧なのか、それともどこかの広告代理店の差し金か。

小沢氏は権力を手に入れた後、既存マスコミの護送船団にメスを入れようとしている、
という説も聞かれる。ならばマスコミがビビるのも不思議ではない。

とくに毎日新聞社など吹けば飛ぶような地位にある。
毎日新聞の牧太郎がブログで小沢氏を悪党扱いするのも、おかしくはない。

先輩の鳥越俊太郎が「小沢の何が問題なのか、もう一度検証すべき」と問うたコラムに
違和感を感じた」としているが、これも、
毎日を退社してフリーになっている鳥越との立場の差だろう。

フリーと言えば。
ネットメディアのJanJanBlogでは現在、
フリージャーナリストが「記者クラブ」の閉鎖性について問う記事を連発している。

まあ、「紳士協定」をわざわざ乱しに行っているように見えなくもないが、
フリー側が行いたい「会見の動画中継」を記者クラブが妨害しているのは明らかである。

会見を動画中継されたら自分たちの立場がなくなる、と大手既存マスコミは考えているようだ。
既得権益を守ろうとする既存マスコミは、一昔前に流行った言葉で言えば「抵抗勢力」である。
劇場型政治で世間を動かした小泉純一郎元総理が流行らせた言葉だ。

その「抵抗勢力」が、古い政治の象徴だとして、
小沢一郎氏を追い落とす動きに荷担している。

結果としてなのか、意図的なものか、はともかく、皮肉な話ではないだろうか。

|

独裁者の椅子は遠く

竹原流にNO…鹿児島県阿久根市の出直し市長選は、現職の竹原氏が、
新人の西平氏に敗れる結果となった。

西平氏8500票、竹原氏7600票(南日本新聞)。僅差とも言うべき結果だが、
あれだけ支持を集めていた竹原氏が圧勝できなかったわけで、
なんとも寂しい結果ではある。

「市職員が勝ったんだ」…竹原氏は、不敵な笑みを浮かべながら語り、(朝日新聞
そして「市民はだまされた。あんたたちに」といって報道陣をあげつらった。(毎日新聞

まあ、当然の結果だろうと思う。
竹原氏の市政は独善、独裁だった。

部下である市職員を「高給取りだ」と目のかたきにし、
「改革」を旗印に、専決処分を繰り返す。
労働組合のロックアウトや、職員解雇、議会招集拒否など、
独善的手法は、知事から「違法」とまで言われる始末。

庶民のうっぷん晴らしにはなったが、
姿勢は混乱、市ごとマスコミのおもちゃにされてきた。

拍車をかけたのが市長のブログ。
障碍者の生命を軽視するような書き込みは議論を呼んだ。

それでも「市長ならやってくれる」「改革してくれる」と
望む市民、支持者もまだまだ根強かったようだ。

あれだけ阿久根市の評判を落としながら、
それでもなお、あの独善的な市長を支持する層が厚かった理由…
それだけ市民に閉塞感があったということか。

ただしさすがに今度ばかりはその層もだいぶ薄くなってしまったようだ。

「仮想敵」を破壊することをアピールして庶民の心を引きつけ、
カリスマ性と劇場性で政治活動を行う政治家といえば、
最近では大阪府の橋下知事や、名古屋市の河村市長、
一昔前では小泉純一郎総理あたりが思い出される。

フィーバーを起こし、冷静さを失わせる手法は、
もっとも市民を引きつけやすいのだろう。

ただし竹原氏はかなり「脇が甘かった」。
人間性を疑われるような行為に走りすぎた。
まあ、その程度の人間だった、ということか。

それでもなお、有権者の約半分が、竹原氏を信じていたということには、
驚かされる。「あんな感じの人だけど、きっと我が町をよくしてくれるはず」、
という「麻薬的魅力」か。

まだ住民投票など、混乱の火種は残るようだが、それらさえクリアできれば、
阿久根市はこれで、全国から注目されなくなり、平和な街に戻るだろう。

問題は、市を二分したことによる禍根と、
落選した竹原氏が次に何をしでかすか、ということに尽きようか…。

|

針でつついて返り血を浴びる

一流サッカー選手とモデルの「ホテル密会」をスクープ…
芸能記者なら殊勲賞ものだが、
これをバイト学生がやったものだから大変なことになった。

誰でも知ってるサッカー選手が、女性モデルといい仲になり、
当然のように一流ホテルをリザーブ。
夜のウフフの前に、ホテル内の鉄板焼きでお食事。

しかしそこに務めていた女子学生のバイトが、
携帯電話でツイッターを更新。
人名も丸出しである。

友達に見せるつもりだったのか。
いや、Twitterは不特定多数に見られる前提のもの。
やはり「みんなにリークしたかった」のだろう。

即座にその情報は知れ渡る。
しかし「2ちゃんねる」では別の側面から
この「浮気リークス」(浮気ではないが)を捉える人々がいた。

「店員がこんなことやっていいんか、コラ」…。
飲食店の店員が、顧客のプライベートを暴露する行為をやっていいはずがない。

探偵気取りか、義賊気取りか…。
もうサッカー選手とモデルのデートなどどうでもよく、
「犯罪者をつるし上げろ」とばかりに、
この店員の「素性探し」が始まった。

個人情報をちりばめていたのが運の尽き。
プロフィールやツイートの中身から大学名が、
アカウント名から名字がある程度判断できた。

さらにmixiのアカウントが判明し、個人情報が明らかになると、
個人情報ダダ漏れ前提のfacebookで顔写真が流出。

この学生、過去にも「カルロス・ゴーンのご来店」など
財界人やセレブリティの来店情報を暴露していたことが明らかに(サイゾー)。
あげく「日本のアサンジ」とまで呼ばれる始末。

ここまでの過程は2ちゃんねる上で素早く情報交換され、
興味本位の人間達の手にバケツリレーされていく。

そして、マスコミが「サッカー選手のデート現場を学生が漏えい」と報じ、
店やホテルが謝罪すると騒ぎはますます大きくなった。

学生はあわててtwitter、mixi、facebookのアカウントをまとめて削除。
しかしこれで逆に、「日本のアサンジと呼ばれている人物」であることを
証明してしまったわけで…。

もう、ネタの大もとであるサッカー選手やデルモは
清水アキラでも加藤清史郎でもあき竹城でもなんでもよく、
話題の中心は「バイト学生の行状」にすり替わってしまった。

つぶやいて返り血を浴びた(ZAKZAK)
とは“IT専門誌記者”の弁。
ミズ・アラン・スミシーこと「麻生千晶」を重用するZAKZAKの記事だから
実在するIT専門誌記者のコメントかどうか信用できないが、
「返り血」とはまた、大げさな…。

学生は、「ザ・ハングマン」ばりに
「サッカー選手を吊し上げて社会的に抹殺する」つもりはなく、
「○○来たよ」と軽い気持ちで書き込んだだけだろう。
袈裟がけどころか、まち針で軽く突っついた程度のこと。
それなのに「返り血」だから、たまらない。

プライベートをバラされたサッカー選手にしてみれば、
「女の子にちょっかい出すなんていつものことだよ、
サッカー選手なんだからモテて当然だよ」程度にしか思われない。
夜のハットトリック」なる名言もある。

逆に学生側「だけ」が、氏名や大学名、顔写真をはじめ、
個人情報をばらされ、バイトもクビになり、
そのうえ損害賠償請求もされかねず、一人で「はりつけの刑」に処せられている。

twitter、mixi、facebook、2ちゃんねる…
日米を股にかけた「現代版・大江戸捜査網」が、
「罪なき」とまでは言えぬまでも、「微罪」の人物、しかも未来ある学生を、
ズタズタに八つ裂きしていく…。

逆に、この学生の個人情報を暴き出した「アングラ探偵」
(いまは『スネーク』と呼ぶらしいが)こそ、
「日本のアサンジ」そのもののような気もするが、
そんな人々を取り締まる法律は、おそらくない。

インターネットの怖さを思い知らされる。

くれぐれも「まち針」の使い方には気をつけ召されよ。
「斬らぬ返り血」を浴びることになるから。

でも、この学生さんを誰か、記者として使ってあげてほしいものだ。
梨元勝の娘よりは「使える」素質があると思うが。
(プロからのお墨付き?もある(ギョウカイヘッドロック))

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タイガーマスク参上

昨年のクリスマスに、突如現れた「タイガーマスク」こと「伊達直人」。
ランドセルを児童養護施設にプレゼントし、さっと消えていったと思ったら、
年を越しても大活躍。

とうとう、昨日は1日で75人のタイガーマスク(別名義のフォロワー含む)が「出没」した。

大分では登場予告を行い、テレビカメラの前に登場。
スーツ姿にタイガーの仮面の男性。施設の責任者にプレゼントを渡し、
地元マスコミに「伊達直人です」とだけ語り、走り去っていった。

この騒動、「タイガーマスク」のパチンコ台を売ってるメーカーの差し金じゃないの、と
勘ぐるのはやめるとして、
まあ、夢のある風潮だと思う。

多忙なタイガーマスクに代わって、ボクシング界から「矢吹丈」も参戦。
灰を送りつけるわけじゃなく、やっぱりランドセルをプレゼントしている。

その他、季節はずれの「桃太郎」や、
なぜか天上界から「肝っ玉母さん 京塚昌子」まで降臨する始末。

金あまりの国のはずなのに、シンガポールの役人から
「太った敗者」だとバカにされる日本において、
これほど有効な金の使い道もないだろう。

やれ、「愉快犯だ」だの「偽善者だ」の、
タイガーマスク運動を冷笑する、ヒヤヤカ人間がネット上にまたぞろ現れているが、
金の使い方が分からない守銭奴がねたんでいるだけだからほっておけばいい。
(まあ、自分も守銭奴ですが。エヘヘ)

こういう風潮が、寄付が当たり前になっているアメリカのように
一般化するかどうかは大いに疑問だが、
冷え込む列島以上に寒気をもよおす、
愚かなる政治、お寒い経済…
閉塞感いっぱいの日本において、
まだ我が国にこういう「厚意ある人間」がたくさんいることは、
ほっとさせられるのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BSイレブン競馬中継

今年から、JRAの競馬中継番組を「BSイレブン」が放送することになり、
1月5日の年始開催から番組がスタートしている。

3時前後の、重賞レース時間帯はテレビ東京(土曜)、
フジテレビ(日曜)が放映権を持っているため、
この時間帯はインターバルとなるが、
全体的には正午から夕方5時半までの長丁場である。

この番組は、独立UHF局が25年間にわたって放送してきた番組、
「中央競馬ワイド中継」を置き換える形で始まっている。

「ワイド中継」は独立UHF局にネットが限られ、
首都圏、近畿、中部地区のごく一部でしか見ることが出来なかった。

しかし現在はPATやインターネットなどで、全国で勝馬投票券が買えるようになっている。
売り上げが落ち、全国にファン層を広げたいJRAが、電通を仲立ち役として、
新興BS局のBSイレブンに場所を移したという格好である。

司会者として、競馬に造詣が深い「TIM」を起用。
アシスタントには「2TOUCH」所属の岡村麻純(TBS岡村仁美アナの妹)と、
谷桃子がそれぞれ土曜・日曜を担当する。

また、オッズや配当の読み上げや、サブ解説役として、
ラジオNIKKEIのアナウンサーが登場し脇を固める。

番組後半には競馬評論家が出演するほか、
GI開催日などの節目には徳光和夫がコメンテーターとして出演することになっている。

なお、これまで「中央競馬ワイド中継」を放送してきた独立UHF局においては、
代替策として「BS11競馬中継」の一部をネットするほか
(一部局ではBS11で放送しない時間帯も放送を継続)、
後半はUHF独自制作の中継番組を継続している。

前置きが長くなったが、
1月5日の初回以降、録画してほぼすべてをチェックしている。

競馬はやらないのだが、開局時からBSイレブンには注目しているし、
歴史的な第一歩を目撃しておきたい、という欲求にかられてしまい、
この週末は「競馬漬け」になってしまった。
(ほんとは年末年始の録画がたまっているので、
そんな場合じゃないのだが…)

番組はすべてBSイレブンお得意の「ヴァーチャルスタジオ」で進行。
JRAの中継映像と、ラジオNIKKEIの実況音声を使い、
関東・関西それぞれのレースを交互に伝えていく。

オッズ、パドック、解説者によるレース展望、
本馬場での返し馬、スタジオでの解説、レース実況、配当金結果…
これの繰り返しが延々と続く、淡々とした構成である。

それ以外のコーナーは(レース終了までは)ほとんどない。
おそらく「中央競馬ワイド中継」も、こんな感じだったのだろう。

フジテレビがやるような「競馬ビギナー」を意識した演出はさほどないが、
レッドがアシスタントに話を振ったり、
ゴルゴが「BSイレブンだから11番を買いましょうか」など、
TIMが番組を多少柔らかめにしている。

ただ、レッドは、バラエティでは見せないメガネ姿で、
意外なほどに淡泊に司会に徹しているし(カミカミは相変わらずだが)、
ゴルゴもコメントの端々から、競馬を普段からたしなんでいることを感じさせるなど、
競馬ユーザーに対して真摯な姿勢を見せている。

それでも、twitterやブログの反応を見る限り、
やはり25年間の実績もあってか「中央競馬ワイド中継」のほうがよかった、
という首都圏等在住者の声は根強い。

とくに、長年司会を務めてきたアナウンサー「長岡一也」への愛着を持つ
コアなファンの嘆きはいろんなブログで声を拾うことが出来る
(なお長岡氏はBS11の第1回でインタビューの聞き手役としてVTR出演している)。

BS11競馬中継には、「ワイド中継」に関わった制作プロダクションが引き続き携わってはいるが、
視聴者側には、内容が激変したショックは大きいだろう。

YOUTUBEで「ワイド中継」末期の映像を見たが、
狭い競馬場スタジオで、長岡らおじさんアナウンサーが進行する番組は、
「玄人向け」ながら「アットホーム」の印象は強いいっぽう、
やはり「地味」さは否めない。

この内容のままBSに持って行けばよかったのでは、という声もある。
長年「ワイド中継」を見慣れた視聴者の気持ちは分からないでもないが、
さすがに初心者や、初めて触れる地方在住者にはとっつきにくい。
全国放送のBS11に移行するにあたり、プラス要素が欲しいところだっただろう。

JRA側としては、せっかく全国で視聴できるようにするのだから、
やはり華のある有名タレントを起用したいし、
しかもそれなりに競馬に造詣の深い者がよい、
ということでTIMや徳光を選んだはずだ。

しかし、かといって下手な素人向けにしてしまうと、
大事な大事な「コアな競馬ファン」が逃げてしまうので
(競馬ビギナーを引きつけるのはCXなどに任せればよい話)、
おちゃらけは適度にしなければならない。

TIMはその期待には応えていると思うが、
「素人向け」「玄人向け」のバランスの舵取りは、
しばらく試行錯誤が続くだろう。

ただ、徳光については競馬ファンに「アンチ巨人」が多いのか、
ギャンブルは何でも手をつける姿勢が気に入らないのか、
かなり評判が悪いのが気になるが…。

オッズ、配当が見られる「データ放送」については
便利だという声が多い。
「重い」と言われがちなデータ放送にしては反応も良く、
インターフェイスもわかりやすい。
地デジでもデータ放送はできないわけではないが、
やはりBSだからこそ取り組めたものだろう。

これまでUHFを利用していた視聴者の中には、BSが受信できない視聴者も多く
そこが不満のタネになっている部分も少なくない。

BS移行で全国ネットにはなったが、
いままで番組を見れていたUHFの視聴者には関係がないこと。

番組内容で「BS11に移行して良かった」と思わせるように、
今後も努力していってほしいものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

テレビの巨星墜つ

横澤彪が亡くなった。

フジテレビの名物プロデューサー。
東大を出てフジに入社。
鹿内信隆によってレッドパージされ、辛酸をなめるも、
名高きジュニア・鹿内春雄に呼び戻され、手腕を発揮。

MANZAIブームを巻き起こし、「笑っていいとも!」を生み、
「オレたちひょうきん族」を大当たり番組にし、
「8時だョ!全員集合」を終了に追い込んだ。

「母と子のフジテレビ」を標榜する、野暮ったいテレビ局を、
春雄と共に「楽しくなければテレビじゃない」の「軽チャー路線」に変え、
大躍進を遂げたのだった。

いまのお台場局舎の右半分くらいは、
横澤が作ったといってもいいほどの「功労者」なのである。

その後は子会社出向を経て、吉本興業に入り、
お笑い王国の東京進出を陰でサポートしていた。
(この頃の功績はあまり語られないが…)

吉本退任後に、お笑い人生の総仕上げとして、
J-Cast上で「チャンネルGメン69」の連載を開始。

69は当時の年齢だったが、年を取るごとに数字が増え、
末期はとうとう「∞(むげんだい)」に改題していた。

お笑い評論家気取りの物書きや、
ネット上にはびこる引きこもりども(これは自分を含む)が、
分かったような口ぶりでお笑い界を批評しているが、
横澤の批評は常に経験に基づいていた。

確かに年寄りの意見だな、と思わせる部分もあったが、
それにも増して、的確さを感じさせたものだ。

しかも横澤はバラエティだけではなく、
ドラマやニュース、ドキュメンタリーなども見ていた。

70過ぎの爺さんなら普通、「テレビなんかどれも一緒じゃあ」
などと訳の分からないことを言ってスイッチを入れないのが常なのに。

それも横澤は生粋のテレビ屋。
作る側の人間はテレビを見ない人も結構いるものだが、
横澤は引退してもなおテレビを見ていた。

作る側にも見る側にも通じた横澤の鋭い批評を、
もっともっと読みたかったのだが…。

現時点で「チャンネルGメン∞」の最後になっているのが
昨年末付けの「お笑い芸人の仕分けが始まった!」。

「M-1」のファイナリストを「なってない」とバッサリ斬り、
「これじゃあマツコ・デラックスや渡部陽一に人気が集まるわけだ」と。

簡単に笑いが取れるために、芸を磨けない若手~中堅芸人の体たらくに対し、
他業種のおもしろ人間がタレントとしてのさばる現状。

横澤自らが育てた、タモリ、たけし、さんまが、大御所として君臨する一方で、
その後が育っていないことも憂慮し、筆を置いている。

年が明けてからは文章が追加されていない。
7日に肺炎をこじらせ、翌日、黄泉に旅立ったという。(J-Cast
“絶筆”はあるのだろうか。それとも、上に挙げた文が最後なのか…。

いつまでも「無限大」とはいかないまでも、
もう少し、いまのテレビに「喝」を入れて欲しかったものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

怪しい「怪しい電気自動車」

JanJanBlog「怪しい電気自動車」
「釣り」っぽいタイトルの記事だが、釣りではなくまさにタイトル通りの要旨を持つ記事である。
電気自動車がいかに「怪しい代物」であるかを糾弾する、上岡直見氏の記事。
なんかこう、“市民新聞”らしい意地の悪い記事だなぁ、と素直に思う。

最初は電気自動車の普及を肯定的文体で説明していく。
後でドーンと落とすことは分かっていても、なるほど…と読み進めていくうちに、
「電気自動車は、原子力発電所を後押しする!」。

電気自動車=夜間充電=原子力発電所にはピッタリ、という構図を描き、
電気自動車が普及すれば、「強固な社会的圧力」として、
原子力発電所の需要が喚起される、とする。

「みんなもう分かってるだろ?」という意識があるのか、
原発がなぜ「悪」なのかについてははっきり書いていない。
それくらい嫌いなのだろう。

…そもそも原発=悪、というイメージにとらわれすぎている。
あるいは原発=チェルノブイリとでも?

大体、石油が善で原子力が悪、というのは偽善だろう。
どっちも人間が都合良く使っているという点では同じだ。

まあ、JanJanの記者には原発否定派が多いようだが…。

そんなにエネルギーを使いたくなかったら、
あなた方が愛用しているパソコンも、
自動車はもちろん、自転車も捨てて
(自転車生産にも電気が使われるのは自明のこと)、
縄文時代の生活でも実践してみたらいい、1時間でイヤになるから。

私が言っていることはヘリクツですか? あぁそうですか。

航続距離が短い、スペースが小さい、という点を上げながら、
「電気自動車は所詮セカンドカー、金持ちのための遊び道具」
とする視点はあながち間違いではない。とくに今は。

ただし、著者は「技術革新」というものを甘く見ている。

確かに現在の電気自動車は都市部でしか使えない。
そもそも都市部では自動車も要らないくらい交通が発達している。

一方、航続距離が長くなりがちな農村部では充電もままならない。
我々の住む東北では一度の移動で100キロ動くことはザラである。
しかも「暖房」を使えば航続距離は驚くほど短くなるはずである。
真冬にトンネルの中で「電欠」したら…と思うとぞっとする。

が、それは今の話。電池の能力が低すぎるのだ。
もっと電池技術の革新が進めば、航続距離はもっと伸びる。

電池の世界では日本企業は一日の長。ならばなぜ航続距離を伸ばせないのか。
それはこれまで「自動車に使う」ことを考えてこなかっただけ。
現在は中国やアメリカのベンチャー企業も、電気自動車や電池製造に続々参入している。
彼らと日本企業との戦いがますます電池を進化させる。

当然クルマのサイズだって大きくできる。
セカンドカーからメインカーにすることも、
「オール電化キャンピングカー」だって夢じゃない。

だから、電気自動車を「金持ちのオモチャ」から抜け出させることも、
夢ではないはずなのだ。怪しくない!

そして最後の「歩行者が近づくと疑似走行音を出す装置」を
「歩行者はどけ!と命令する装置」と断罪するが、これは勘違い。
視力障碍者に危険を知らせるための装置である。
電気自動車はエンジン車と違って音が小さく、
視力の弱った人は気づきにくいので、あえて音を出すのである。

そこまでして電気自動車を悪者に仕立て上げたいのか。
「自動車メーカーにダマされるな!」と、上岡龍太郎みたいなことをおっしゃるが(*)、
少し考えすぎではないか。

*著者の名前と共に、「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」という番組を思い出しただけで、他意はない。

原発は悪い、自動車メーカーは小ずるい、
だから電気自動車は怪しい…
文明否定の言いがかりもはなはだしい。

こんな後ろ向きで意地悪な大人にはなりたくないなぁ、と思いつつ、
「人のことを言える人間ではない」自分に気づくのだった。(大笑)

最後に。金さえあればアタシも電気自動車は欲しいですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

在阪局よ、元気を取り戻せ!

一昔前は、大阪発の番組がよく見られたものだ。
いまは土曜朝の情報番組か、『アタック25』くらいしかなくなってしまった。

東京のカウンターパートとして、
いや、「天下の台所」として君臨した大阪には
独自の文化があり、お笑い文化が育ち、
そしてテレビ文化があった。

朝日放送は電光表示を使った番組を量産し、
毎日放送はドラマを作り、
関西テレビや読売テレビは吉本興業のタレントを惜しみなく起用して番組を作った。

それらが全国に発信されていたのだが…
いまはとにかく元気がない。

大阪で録られた番組が流れることはほとんどなく、
各地の地方局は「探偵!ナイトスクープ」のような
「大阪ローカル番組」を個別に購入して各自放送する程度。

大阪の放送局(在阪局)は、東京のプロダクションと手を組み、
東京で番組を収録、それを放送するケースが多くなっていた。

しかし近年はそれすら危うくなっている。
「発掘!あるある大事典」打ち切り時のようにキー局に枠を召し上げられたり、
あるいは「共同制作」と称して、キー局に実権を握られてしまっている枠も増えている。

朝日放送は金曜9時のドラマ枠の引導をテレビ朝日に渡している。
そのためか、何をやってもあまりうまくいかない印象の強い枠になった。

昨年には、日曜10時の毎日放送枠が「EXILE魂」になったが、
これはTBSでもともとやっていたEXILEの番組に乗っ取られた形であり、
制作は実質TBSが行っている。

関西テレビは先述通り「あるある大事典」の枠をフジに奪われたり、
「SMAP×SMAP」「Mr.サンデー」もフジとの連名。

大阪局といえば、各系列の「準キー局」として君臨しているはず。
人員も環境も、他の「地方局」と比べれば豊かなはずなのに、
それでも在京のキー局に依存せざるを得ない…
不景気はそんな段階まで来ているということなのか。

一人気を吐くのはよみうりテレビ。もちろん「ミヤネ屋」である。
同じ時間帯では、過去に「ザ・ワイド」の制作権を日テレから奪った実績もあるが、
現在は完全に大阪発の番組になっている。

もともと「ミヤネ屋」は大阪ローカルの地方ワイド番組でしかなかった。
それが、宮根誠司という個性あふれるキャスター一人の力で、
全国ネットにのし上がり、宮根自身も売れっ子になった。

日テレのほうから、喜んでかどうかは知らないが
よみうりテレビに枠を預けたことで、「ミヤネ屋」の成功は生まれたのだろう。

キー局のほうから、大阪の準キー局に歩み寄って、
枠を預けてみるのも必要なのではないか。
それは東京・大阪ともにチャレンジにはなるが。

昔のように、大阪のスタジオでバラエティ番組を録ってみたらどうだろうか。
まあ、時代も変わり、以前のように「一般視聴者参加型番組」もなくなったので、
いきなり「大阪のスタジオで収録」=「吉本タレント勢揃い」
=「下品な関西弁ばかりが飛び交う」、
東日本の視聴者には特にヘヴィーな番組が生まれてしまう可能性もあるが。

いずれ、そのくらいパンチのある番組が必要なんじゃないか。
東京モンは、無難な番組ばかり作りたがるから。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

哀しみのこんにゃくゼリー

手もとにこんにゃくゼリーがある。ひとくちタイプのカップゼリーである。
小腹が空いたときなどに、チュルンと食べられるお手軽さがいい。

しかしこのこんにゃくゼリーが危機を迎えている。

消費者庁の研究会が、事実上の「こんにゃくゼリーの規制案」を昨年末提示したのだが、
それは「1センチ角に刻んだもの、
あるいはひとくちでは食べられないほど
大きいものでなければ認めない」というものだった。(産経新聞

要は、「窒息事故を起こさないためにはどうすればよいか」というものなのだが…。
当然ながら「なぜ『餅』はよくて、こんにゃくゼリーだけが狙い撃ちなのか」という声。

今年も三が日だけで、東京都内で7人が餅をのどに詰まらせて死亡している。(時事通信
いずれも70歳過ぎの爺さんばかり。

高齢者は『嚥下力』が弱まるため、食べたものが飲み込めなくなる。
餅は形が変わりやすく、そのため気道を圧迫し、死に至らしめる。

意外に「掃除機」が効くらしい。
のどを傷つけるなどの理由で推奨されていないが、死ぬよりはましだろう。

まあイチバンいいのは食べないことなのだが、
餅を数十年喰ってきた人間が、
「あなたはもうジジイなんだから餅なんかやめなさい」と言われても
素直に聞き入れる者は少なかろう。
「俺はまだ年寄りじゃない」とか言ってだな。

なぜ餅は規制されずに、こんにゃくゼリーが悪者扱いされるのか、
という問いには「餅は昔からあるから」という解が用意されている。(BLOGOS

餅は古来からの食文化だから、否定できない。
もし消費者庁が餅を規制したら、いろいろなところから矢が飛んでくる。

高橋英樹が怒鳴り込んでくる。
焼く前の固いサトウの切り餅が消費者庁の窓ガラスに投げつけられる。
新潟や宮城のモチ米農家が一揆を起こす。

それに比べれば、こんにゃくゼリーをいぢめても、
困るのは「マンナンライフ」といくつかの中小業者だけ…。

かくしてこんにゃくゼリーは「悪魔の喰い者」として名を刻まれることになるのか。

…いやいや、くじけてはいけない。
消費者庁が「1センチ角」か「バカでかサイズ」ならいい、と言っているんだから、
それに従えばいいではないか。
1センチ角のを7~8個、現行サイズのカップに入れればいい。
あるいはコースターみたいな形にすればいいのだ。

ひとくちサイズは確かに便利だが、餅ほどに、
危険説を説き伏せるくらいの地位がないのならあきらめるよりほかない。
こんにゃくゼリーが数千年の歴史を刻むためには、
当然の道程だと思わなければ…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

除雪の品格

年が明け、残ったのは旧年中の「雪」。
道路はもうぐっちゃぐちゃどころかデッコボコである。

それにしても、盛岡市は除雪をちゃんとやっているのかね。
ウチの近所、道路がボコボコなんですけど。

クルマを運転してたら後輪が凹凸ですべって、
クルマが軽く斜めを向いちゃったり。
少し間違ったら大事故なんだよね、これ。

どうせ市にリクエストを出しても応えてはくれないのだろう。
同じことをやっている市民はたいそういるだろうし。
除雪車の数は充足しているのかね。

建設会社が受託して除雪する場合もあるというが、
昨今は土建屋さんがバタバタと倒れてなくなっていく傾向にある。
こんなときに、建設業者は大変力強い存在なはずなのだが…。

土建屋は除雪だけやってるわけではないから、
時代の流れ、しょうがないとはいえ…。

とにかく道路の除雪、しっかりお願いしますよ。
我々も雪かきやりますんで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »