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カットされるのか『トイレの神様』

ことしの紅白歌合戦に初出場を決めた、植村花菜「トイレの神様」が問題になっている。

植村が紅白で歌うのは当然「トイレの神様」になるだろうが、この曲の長さは10分近い。

通常、紅白に出場する歌手は、歌う曲目を指定され、長さもNHKから決められてしまう。生放送のため、放送中に短くされてしまうこともある(異様に速いテンポで歌わされることもある)。

しかし植村は、初出場者の会見で「この曲はカットできるところは一つもない。全部歌わせて頂ければ…」と発言し、10分間歌いきることを宣言した。

これに反応したのが、紅白出場34回目を決めた「ご意見番」の和田アキ子。TBS系「アッコにおまかせ!」で、植村の発言を聴いて「エエーッ」という顔をした。

過去の経験(笑)から、さすがに“かみつき”まではしなかったが、初出場で「私の歌はカットできるところはない」と豪語する植村の主張に対し、「そんなん、どの歌も同じや」「カットできるところを前提に書いている作詞作曲家はいない」と苦言。

いやいや、歌番組とかコンサートとかもあるから、カットは考えて書くでしょう…というのはおいといても、いささか、植村の発言は分が悪い。

いくら地位が下がったとはいえ、伝統のある番組である。紅白に出る、出ないで歌手の死活問題になった時代もあるのだ。出させてもらえるだけでも光栄、と思っている歌手もまだまだ多い。

ほかの歌番組などでも同様であるが、その年を代表する歌手に多く出てもらうため、フルコーラスではなく、たとえば2番をカットするなど短くして、歌唱するのが普通である。

しかも今回は昨年と比べて出場歌手が6組削減され、「さそり座の女」を7回歌った美川憲一が、ことし涙を呑んだのは有名な話(実際は美川は淡々と落選を受け入れたと聞くが)。

植村が10分時間をとることは、およそ3組分の時間をもらうことを意味する。彼女がフルコーラスで『トイレの神様』を歌いきることによって、2組の歌手やグループが泣くのだ。要するに「不公平」と言うことである。

過去にも、羽振りのいい頃の長渕剛がワガママを言って、東西統一したばかりのドイツから生中継させた上に、3曲を歌いきる17分間のワンマンショーを展開、北島サブちゃんから苦言を呈されたこともある。さすが反骨の男、カッコいい、と評価する人もいたが…。

「おまかせ!」でも紹介していたが、過去、さだまさしの「関白宣言」もカットを受け入れて歌っている(Wikipediaによると、美空ひばり御大をして「これはカットできないわね」と言わしめたにもかかわらず、である)。

また和田は、自分の歌う歌は決まっていない、としながらも、今年リリースしたチャイコフスキーのピアノ協奏曲のカバー曲(パチンコ店のCMソング)を歌うのであれば、あれは緊張するから、(植村のおかげで)ワンフレーズだけにしてもらえるんだったらありがたい、とひと節歌いながらイヤミを炸裂させていた。

「ルール」を重んじる和田らしいコメントだろう。

確かに、和田が「その年を代表する歌手」かどうかは、もはや大いに疑問ではあるが、「カットされたくないのはみな同じ」というのはうなづけるし、これまでの出場歌手はそれでもカットを甘んじて受け入れてきたのだから、それは尊重されるべきだとも思う。

植村はカットされるなら出ない、とまでは言っていないものの、カットされずに植村が歌えることになるかどうかは不明(サンスポだけは確定したと報じている)。

フルコーラスで歌いきれば今後に禍根を残す。翌年から、俺もフルコーラスで歌わせろ、と皆が言い出すなどの“悪しき前例”となる可能性もある。

いっぽうでカットされれば、植村が会見であらわにした“思い”は果たされなかったことになり、視聴者の間にモヤモヤが残る。

こんなトラブルで植村や『トイレの神様』のイメージが悪化しないで欲しい、というファンの声もある。「一番いいのは植村が紅白出場を辞退すること」なんて意見もtwitterで見たけれど、果たして「歌の神様」のご託宣は…。

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