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圓生争奪戦第2回戦、勃発

土曜まで東京出張中。
ちょうど折良く、「三遊亭圓丈・三遊亭鳳楽二人会」が開催されるという情報をつかみ、
岩手のセブンイレブンでチケットを取っていた。
(この会のチケットをあんなど田舎でもらったのは俺だけだろう、とほくそ笑む)

当然このメンツであるからただの落語会ではない。
ご存じの通り、「三遊亭圓生」の座を争う二人による「圓生争奪戦」の第2回である。

以前よりこの問題をあおりつづけている(笑)
「フジポッドお台場寄席」のイベントとして開催されたものだ。

以下は単純なレポートであり、評論ではない。
何しろ、そこまで落語に詳しくないので。

会場は「神楽坂」の赤城神社。
事情により飯田橋駅から歩いたのだが、まあこれが遠い遠い。
音に聞く神楽坂はアップダウンの連続である。

神社の境内でやるのか…と不安だったが、
神社の地下がミニホールになっていて、ここが会場だった。
新しくて小ぎれいなホールである。

もぎりから渡されたパンフを見れば、
高座返しの前座は「笑福亭」「柳亭」。
なるほど、公平を期したか。
夕方6時半スタート。上方の前座が場を温める。

その後、「お台場寄席」席亭であらせられる、
フジテレビの塚越孝アナウンサーが登場。

ナマつかちゃん、えんじ色のジャケットで登場。画面で見るより若々しい感じ
(注:日曜日にBSフジで顔出しのニュースを担当している)。

「ライブドア事件で電撃トレード…」と、いつもの前口上。
何度も言ってることだし、ホリエモンも過去の人(笑)なのでもう聞き飽きたが、
これが爆笑を取るのだから辞めるに辞めれないのかな。

チケットはソールドアウトだったが、
我慢できない客が開場前に詰めかけ、
結局席を増設したとのこと。(ピアノ用のイスまで引っ張りだしたとか)

そして三遊亭鳳楽、三遊亭圓丈の両師匠が堂々の登場。
軽くトークでジャブの応酬。

まずは先攻・鳳楽「掛取り」。
すっとぼけた噺だが、後半でダイナミックな場面となる。
鳳楽、実力を十二分に発揮。
主人公の男が威勢よく啖呵を切るが、その実はおかしなやりとり、
というちぐはぐさをみごとに表現していた。

圓丈は意表を突いて「紙芝居」。落語の演目ではなく、
自作の紙芝居形式で、圓生の人となりを紹介していくというもの。
圓生クイズコーナーもあり、正解者には手ぬぐいのプレゼント。
正解者はほとんど中年男性。そんな中、「鳳楽」の半纏を着たおじさんが2連続正解し、
手ぬぐいを2枚もかっさらっていった。

ファーストバウト終了後、2枚目の座布団が高座に敷かれ、
さらに小振りな座布団も置かれる。
圓丈、鳳楽、そしてつかちゃんによる「鼎談」である。

前回、マスコミを巻き込んで大騒ぎになった「圓生争奪戦」では
トークショーに参加した「高信太郎」が、本日も客席にいるとのこと。

客席をよく見ると、高座のド真ん前、クラシック公演なら「S席」の場所に、
パツキンの爺さんが鎮座ましましていた。

川柳川柳も前回登場したとのこと、
まさか今回も?とちょっとわくわくしたが、さすがに来なかった。

鼎談ではもちろん圓生の名跡を巡るバトルが俎上に。
つかちゃんの解説つきで、二人が大いに語る。

圓生を巡るこの争いに、いきなり割って入ってきた三遊亭円窓については、
二人とも当然おもしろくない様子。
とくに圓丈は円窓をボロカスな言いようで攻撃(表現については差し控えさせていただく)。

しかし、そのおかげでかえって二人の団結が強まったようである
(この「プロレス」的構図が一部のファンには不興を買っているらしいが)。

そしてこの禍根の源、落語協会分裂騒動について。
圓生の立場、円楽の立場について、
圓丈、鳳楽がそれぞれ「真相」を主張するが、とうぜんかみ合わない。

真実は一つしかないはずだが…。
言えること言えないことも、いろいろあるのだろう。

しかし結局は「ダブル圓生でもいいじゃない」、と
和やかなムードでトークショーはお開きと相成った。

仲入り後の出番、ラストマッチの順番をジャンケンで決める。
圓丈勝利しトリを選ぶ。

トイレ休憩…当然長い列。
仲入りが終わると時刻はすでに8時半近い。

やはり先攻の鳳楽、「寝床」で勝負。
トーシロのアタシでも知ってる有名な噺だ。
言いよどみは多少あれど、基本的には「精緻さ」を感じる。
正確無比。主人が義太夫の演目をスラスラ言い続ける場面などは圧巻である。

残念ながら、鳳楽の高座中、どこかの誰かの携帯電話が美しい音色を奏でてしまっていた…
この会の様子は「フジポッド」で配信されるんだけどなぁ。

後攻の圓丈。古典をかける際のおなじみ「メガネ外し儀式」を経て、
根多は「百年目」。

こちらは「力技」。ウーとかエーが多いが、
横文字やCMネタなどもふんだんに取り入れ、強引に笑いに持って行く。

笑いの少ない人情噺的な場面になったとたん、
さっき圓生クイズで手ぬぐいをもらっていたサラリーマンのおじさんが居眠りをしているのを発見、
時計を見れば9時半。公演が始まって3時間経過している。長い…。

そしてネタが終わり、万雷の拍手の中、スーツ姿の鳳楽とつかちゃんが登場。
「次回もやりましょう」という結論に。
このまま「ダブル圓生」になってしまうのか…
ファンはこの「催し物」に、もう少しつきあうことになるようである。

「フジテレビジョン」のハンコが押された大入り袋をもらい、
赤城神社を出ると、時計は10時少し前。

ビックカメラでボジョレーヌーヴォーを買うのをあきらめ、
早々に、宿に戻った。

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