やっぱりそれでも紅白
今年のNHK紅白歌合戦の出場歌手が発表された。
スポニチは「変わり映えしない」と辛辣だが、
いやいや、十分変わり映えしている。
まず、美川憲一の落選。
ライバル・小林幸子との衣装対決で毎年注目を集めていたが、
「ヒット曲がない」とされ、選ばれなかった。
それを言うなら幸子だって似たようなもののはずだが…。
「サブちゃん」北島三郎は順当に47回目の出場を決めたが、
愛弟子の北山たけしは落選。
昨年鳴り物入りで登場したジェロも、目立った活躍なく選ばれず。
「サンキュー」堀内孝雄も落選である。
演歌・歌謡曲歌手の減少が目立つ白組に対し、紅組は健在。
歌唱力の低下が叫ばれながらも、ご意見番として和田アキ子が34回目の登場。
以下、石川さゆりや伍代夏子、水森かおりなど和田を含めて演歌系は9組。
内定を報じられていた「トイレ」の植村花菜などが初出場。
ただし、あれだけCMで露出しまくった木村カエラが妊娠・産休でNGなど、さみしさは否めず。
白組に戻ると、「増枠要求」を噂されたジャニーズ事務所は結局4組。
ただし現役の近藤真彦(訂正 出ません)、OBの郷ひろみが「入閣」した。
いっぽう、今年も大物招致は失敗。
報知が太鼓判を押した佐野元春に蹴られ、井上陽水は恥ずかしがり、
矢沢永吉もノーグッド・OK?、サプライズも今年は見込み薄。
松任谷由実もサザンもなんだかんだ理由をつけてお断り。
まあ、よく考えれば、この「大物」達にヒット曲があったわけでもないので、
選ばれなくて当然といえば当然なのだが。
韓流の風も今年は起きず。東方神起はゴタゴタのあげく2人組となって出られるはずもなく、
KARAや少女時代は名前だけのムーヴメントの域を出ず。
その年の邦楽を総決算する、日本を代表する音楽イベントだった紅白。
努力できる範囲で、順当な選び方をしているとは思うけれど、
今年もスポーツ紙から「なんじゃこりゃ」と辛口採点を受けることになった。
スポニチの記事にあるとおり、もはや日本の音楽の主流から大きく外れた演歌歌手を
ラインナップに加えなければならない、NHKの「苦心」も見え隠れする。
いっぽうで、楽しみなのはその演歌系に絞る、テレビ東京「年忘れにっぽんの歌」。
美川やジェロ、堀内らが、満を持して夜8時台以降に出演することになる。
紅白はもう思い切って演歌を「にっぽんの歌」に譲ったらどうか、と思うが、
BSを見られない地方部の視聴者やラジオリスナーからの苦情が殺到するのだろうな…。
近年は「笑ってはいけない」「格闘技」などが支持を集めているけど、
日本人はやっぱり、紅白が気になるのだった。
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