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2010年11月

カットされるのか『トイレの神様』

ことしの紅白歌合戦に初出場を決めた、植村花菜「トイレの神様」が問題になっている。

植村が紅白で歌うのは当然「トイレの神様」になるだろうが、この曲の長さは10分近い。

通常、紅白に出場する歌手は、歌う曲目を指定され、長さもNHKから決められてしまう。生放送のため、放送中に短くされてしまうこともある(異様に速いテンポで歌わされることもある)。

しかし植村は、初出場者の会見で「この曲はカットできるところは一つもない。全部歌わせて頂ければ…」と発言し、10分間歌いきることを宣言した。

これに反応したのが、紅白出場34回目を決めた「ご意見番」の和田アキ子。TBS系「アッコにおまかせ!」で、植村の発言を聴いて「エエーッ」という顔をした。

過去の経験(笑)から、さすがに“かみつき”まではしなかったが、初出場で「私の歌はカットできるところはない」と豪語する植村の主張に対し、「そんなん、どの歌も同じや」「カットできるところを前提に書いている作詞作曲家はいない」と苦言。

いやいや、歌番組とかコンサートとかもあるから、カットは考えて書くでしょう…というのはおいといても、いささか、植村の発言は分が悪い。

いくら地位が下がったとはいえ、伝統のある番組である。紅白に出る、出ないで歌手の死活問題になった時代もあるのだ。出させてもらえるだけでも光栄、と思っている歌手もまだまだ多い。

ほかの歌番組などでも同様であるが、その年を代表する歌手に多く出てもらうため、フルコーラスではなく、たとえば2番をカットするなど短くして、歌唱するのが普通である。

しかも今回は昨年と比べて出場歌手が6組削減され、「さそり座の女」を7回歌った美川憲一が、ことし涙を呑んだのは有名な話(実際は美川は淡々と落選を受け入れたと聞くが)。

植村が10分時間をとることは、およそ3組分の時間をもらうことを意味する。彼女がフルコーラスで『トイレの神様』を歌いきることによって、2組の歌手やグループが泣くのだ。要するに「不公平」と言うことである。

過去にも、羽振りのいい頃の長渕剛がワガママを言って、東西統一したばかりのドイツから生中継させた上に、3曲を歌いきる17分間のワンマンショーを展開、北島サブちゃんから苦言を呈されたこともある。さすが反骨の男、カッコいい、と評価する人もいたが…。

「おまかせ!」でも紹介していたが、過去、さだまさしの「関白宣言」もカットを受け入れて歌っている(Wikipediaによると、美空ひばり御大をして「これはカットできないわね」と言わしめたにもかかわらず、である)。

また和田は、自分の歌う歌は決まっていない、としながらも、今年リリースしたチャイコフスキーのピアノ協奏曲のカバー曲(パチンコ店のCMソング)を歌うのであれば、あれは緊張するから、(植村のおかげで)ワンフレーズだけにしてもらえるんだったらありがたい、とひと節歌いながらイヤミを炸裂させていた。

「ルール」を重んじる和田らしいコメントだろう。

確かに、和田が「その年を代表する歌手」かどうかは、もはや大いに疑問ではあるが、「カットされたくないのはみな同じ」というのはうなづけるし、これまでの出場歌手はそれでもカットを甘んじて受け入れてきたのだから、それは尊重されるべきだとも思う。

植村はカットされるなら出ない、とまでは言っていないものの、カットされずに植村が歌えることになるかどうかは不明(サンスポだけは確定したと報じている)。

フルコーラスで歌いきれば今後に禍根を残す。翌年から、俺もフルコーラスで歌わせろ、と皆が言い出すなどの“悪しき前例”となる可能性もある。

いっぽうでカットされれば、植村が会見であらわにした“思い”は果たされなかったことになり、視聴者の間にモヤモヤが残る。

こんなトラブルで植村や『トイレの神様』のイメージが悪化しないで欲しい、というファンの声もある。「一番いいのは植村が紅白出場を辞退すること」なんて意見もtwitterで見たけれど、果たして「歌の神様」のご託宣は…。

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岡村隆史復帰

ナインティナイン・岡村隆史が、報道発表の通り、11月27日の「めちゃ×2イケてるッ!」で復帰した。

今年話題になった「チリ落盤事故」の救出劇を模した、大がかりなセットを組み、大量の南米人エキストラが見守る中、「フェニックス」の中から岡村が現れる趣向。今秋行われた「新メンバー」との顔合わせも実現した。

真実かどうかは分からないが、休養期間中は「入院」していたとし、規則正しい生活を送り、禁煙もしたという。

また、テレビはNHK中心に見ていて、その他メディアにはほとんど接触していなかったという(これもホントはどうかは分からない。演出の可能性もある)。

休養期間中のスポーツ紙や週刊誌を手に、矢部の熱愛をはじめとした芸能ニュース(広末涼子、上戸彩、小倉優子…)に驚いたり、お笑い界のニュースター、戦場カメラマン・渡部陽一の新聞記事に「誰だこれ」といぶかしがるシーンも。

病名は一切口にせず、視聴者が一番気になる「何の病気で休んだのか」という疑問には答えなかった。

ただ、矢部の熱愛ニュースに口調が高ぶった岡村に対し、矢部が放った「あんた治ったな」というセリフが、ヒントのような気がする。

弁舌なめらかになる岡村に対しての「あんた治ったな」。精神的な病、という最有力説を、ある種、裏付ける一言だったと考えるが…。

本格的に第一線に立つのはもう少し先になりそうだ。この日の岡村は、ややハスキーで、腹から声が出ていなかった。仕事をしながらリハビリ、ということになろうか。

お笑いタレントは大勢いるし、彼が日本のお笑いを背負って立つ天才かといえば、岡村はそこまでではない。しかし、代わりがいるかといえば、やはりいない、としか言えないのだ。岡村の復帰はみんなが期待していたはずである。

しかし、こう言っては何だが、視聴者にしろスタッフにしろ、岡村の復帰を願うのとは裏腹に、「最悪」の結果を、受け入れざるを得ないと覚悟していたのも事実であろう。

むしろそれを「起こるだろう」と、「予想」していたフシもある。「めちゃイケ」の新メンバー募集企画は、まさにその現れではなかったか。

長寿番組の「めちゃイケ」はマンネリがささやかれており、岡村の休養とは関係なく企画を進めていた可能性もあるが、それにしても、だ。

しかし、岡村は帰ってきた。そういう「予想」を、裏切ってみせた。そして、「代わりのいないポジション」に戻ってきたことに視聴者はやはり、安堵するのである。

何でカメラの前から消えたのか、説明はまだないが、まずは素直に祝いたいと思う。

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がんばれ!地デジ後進県

総務省が発表した、9月時点での地上デジタル放送世帯普及率は全国平均90.3%となった。
目標値の91%には惜しくも届かなかったが、ほぼ予定通りに進行している。
(2011年4月の普及目標100%は今度こそ不可能だと思うが)

「エコポイント」の効果も絶大だったようである。
あと数日で半減するので、まだの人はお早めに…。

気になる県別数値だが、
半年前の前回調査に引き続き、またも沖縄県がダントツ最下位の78.9%。
2割の世帯がまだアナログをみているという計算に。
以下、鹿児島、長崎、高知、石川と続く。
石川県といえば、地デジ推進のモデル地区である珠洲市を擁しているのだが、
ワースト5に躍り出てしまった。
前回は上位グループにいた鹿児島も、慢心したのかワースト2位に沈んだ。

昨年度のワースト5は「沖縄、岩手、長崎、山梨、徳島」。
岩手は沖縄に肉薄する数値(66.7%)だったが、今回大躍進し(89.5%)、29位に急上昇。
それでも下位グループではあるものの、東北では宮城県を追い抜いて2位に(1位は秋田)。

半年で22.8ポイントの上昇は、
前回報道で「ワースト2位」の現実をつきつけられた県民の「努力」のたまものか。
テレビ局側も、イベントや番組などで、
「地デジ推進大使」の各局アナを集結させる機会を増やすなどして、アピールに懸命なところをみせていた。

ビリだビリだとからかわれがちな沖縄だが、
それでも13.0ポイント伸びている。
なんくるないさ~体質と言いながらも、沖縄は沖縄でがんばっているのだ。
前回も今回もワースト3を堅持した長崎だって、13.2ポイントアップしている。
着実に、地デジ化は進んでいるのである。

いまさら「地デジなんか中止すべき」とまだ言っている人も多いようだが、
もう後戻りはできない。
それぞれの家庭で、高い金を出して地デジにしたのだ。
いまさら「やっぱり延期!」なんて言ったら、暴動が起こりかねない。

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やっぱりそれでも紅白

今年のNHK紅白歌合戦の出場歌手が発表された。
スポニチは「変わり映えしない」と辛辣だが、
いやいや、十分変わり映えしている。

まず、美川憲一の落選。
ライバル・小林幸子との衣装対決で毎年注目を集めていたが、
「ヒット曲がない」とされ、選ばれなかった。
それを言うなら幸子だって似たようなもののはずだが…。

「サブちゃん」北島三郎は順当に47回目の出場を決めたが、
愛弟子の北山たけしは落選。
昨年鳴り物入りで登場したジェロも、目立った活躍なく選ばれず。
「サンキュー」堀内孝雄も落選である。

演歌・歌謡曲歌手の減少が目立つ白組に対し、紅組は健在。
歌唱力の低下が叫ばれながらも、ご意見番として和田アキ子が34回目の登場。
以下、石川さゆりや伍代夏子、水森かおりなど和田を含めて演歌系は9組。
内定を報じられていた「トイレ」の植村花菜などが初出場。
ただし、あれだけCMで露出しまくった木村カエラが妊娠・産休でNGなど、さみしさは否めず。

白組に戻ると、「増枠要求」を噂されたジャニーズ事務所は結局4組。
ただし現役の近藤真彦(訂正 出ません)、OBの郷ひろみが「入閣」した。

いっぽう、今年も大物招致は失敗。
報知が太鼓判を押した佐野元春に蹴られ、井上陽水は恥ずかしがり、
矢沢永吉もノーグッド・OK?、サプライズも今年は見込み薄。
松任谷由実もサザンもなんだかんだ理由をつけてお断り。

まあ、よく考えれば、この「大物」達にヒット曲があったわけでもないので、
選ばれなくて当然といえば当然なのだが。

韓流の風も今年は起きず。東方神起はゴタゴタのあげく2人組となって出られるはずもなく、
KARAや少女時代は名前だけのムーヴメントの域を出ず。

その年の邦楽を総決算する、日本を代表する音楽イベントだった紅白。
努力できる範囲で、順当な選び方をしているとは思うけれど、
今年もスポーツ紙から「なんじゃこりゃ」と辛口採点を受けることになった。

スポニチの記事にあるとおり、もはや日本の音楽の主流から大きく外れた演歌歌手を
ラインナップに加えなければならない、NHKの「苦心」も見え隠れする。

いっぽうで、楽しみなのはその演歌系に絞る、テレビ東京「年忘れにっぽんの歌」。
美川やジェロ、堀内らが、満を持して夜8時台以降に出演することになる。

紅白はもう思い切って演歌を「にっぽんの歌」に譲ったらどうか、と思うが、
BSを見られない地方部の視聴者やラジオリスナーからの苦情が殺到するのだろうな…。

近年は「笑ってはいけない」「格闘技」などが支持を集めているけど、
日本人はやっぱり、紅白が気になるのだった。

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東京の楽しみ

東京疲れ…出かける気もなく一日中、家にいた。

なんとか開催日のうちに、日付が変わる前に、と渾身の力を込めて?書いた
圓丈・鳳楽 円生争奪落語会」レポへのアクセスが予想外に少なかったことに落胆。

まあ、それはどうでもいいか。

東京滞在中は、「モヤさま」で紹介されていた「西銀座JRセンター」も見物できた。
土地建物を保有するJR東海がもてあましていると見るか、
高度成長時代のタイムカプセル、遺産として珍重すべきと見るか。

テレビで見たあの店、あのスポットにもすぐ気軽に行ける。
やっぱり、東京っていいな、と。

そうそう、御徒町で五明楼玉の輔とすれちがった。
40過ぎの割に派手な格好をしていた。やっぱ芸能人だな。

我々田舎者は、やっぱり秋葉原には行っておくべきでしょう、
というわけで今回も秋葉原をぶらり。

人種のるつぼ、秋葉原。中国人、韓国人、バングラデシュ人…。
ソフマップだったかな、黒人の店員さんがいるのにビックリ。英語対応要員なんだろうね。

カップルの買い物客も多いいっぽう、
愛すべき“アキバ系”もまだまだ根強く生息。
友人と調子っぱずれの甲高い声で会話する若者がそこかしこに見られる。

テレビの配線器具を求め、今回も千石電商へ。
無愛想なヒゲ面の店員が、無愛想に客あしらい。正しいアキバの本流がここにある。

家電販売の本流はアキバから、カメラ系に移動しつつある、ということで、
有楽町のビックカメラや、新宿のヨドバシカメラも見物してきた。

いずれ、昔と比べると心躍らなくなったのも事実。
東京だ、安い買い物が出来る…という感動が薄れてきたのだ。

パソコン周辺機器で言えば、盛岡のPCデポでもそこそこ安く買えるようになったし、
家電も、ケーズデンキやらヤマダ電機やらが値段を競うようになった。

いくら安い買い物といったって、ヨドバシやビックでは、
送料をかけて、店舗網のない盛岡まで送ってもらう面倒も発生する。
その点、地元なら送料はいらない。よほどでかくなければ、車で運べばいい話。

そもそも。
ビックカメラとヨドバシカメラで同じ商品の価格を比較して、
むー、と悩んでホテルに戻り、「価格.com」をのぞくと
Amazonのほうがもっと安かったりするのだ。
で、旅先から注文しちゃったり。(笑)
仙台に伝わる格言「見るは三越、買うは藤崎」、じゃないけど。

無理に東京でサイフを広げなくてもよくなった、のは
いいことなのかしら…と、
昼時でもガイジンが一人としていない
御徒町のそば屋でたぬきそばをたぐりながら、
考えたのをいま、思い出したのだった。

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圓生争奪戦第2回戦、勃発

土曜まで東京出張中。
ちょうど折良く、「三遊亭圓丈・三遊亭鳳楽二人会」が開催されるという情報をつかみ、
岩手のセブンイレブンでチケットを取っていた。
(この会のチケットをあんなど田舎でもらったのは俺だけだろう、とほくそ笑む)

当然このメンツであるからただの落語会ではない。
ご存じの通り、「三遊亭圓生」の座を争う二人による「圓生争奪戦」の第2回である。

以前よりこの問題をあおりつづけている(笑)
「フジポッドお台場寄席」のイベントとして開催されたものだ。

以下は単純なレポートであり、評論ではない。
何しろ、そこまで落語に詳しくないので。

会場は「神楽坂」の赤城神社。
事情により飯田橋駅から歩いたのだが、まあこれが遠い遠い。
音に聞く神楽坂はアップダウンの連続である。

神社の境内でやるのか…と不安だったが、
神社の地下がミニホールになっていて、ここが会場だった。
新しくて小ぎれいなホールである。

もぎりから渡されたパンフを見れば、
高座返しの前座は「笑福亭」「柳亭」。
なるほど、公平を期したか。
夕方6時半スタート。上方の前座が場を温める。

その後、「お台場寄席」席亭であらせられる、
フジテレビの塚越孝アナウンサーが登場。

ナマつかちゃん、えんじ色のジャケットで登場。画面で見るより若々しい感じ
(注:日曜日にBSフジで顔出しのニュースを担当している)。

「ライブドア事件で電撃トレード…」と、いつもの前口上。
何度も言ってることだし、ホリエモンも過去の人(笑)なのでもう聞き飽きたが、
これが爆笑を取るのだから辞めるに辞めれないのかな。

チケットはソールドアウトだったが、
我慢できない客が開場前に詰めかけ、
結局席を増設したとのこと。(ピアノ用のイスまで引っ張りだしたとか)

そして三遊亭鳳楽、三遊亭圓丈の両師匠が堂々の登場。
軽くトークでジャブの応酬。

まずは先攻・鳳楽「掛取り」。
すっとぼけた噺だが、後半でダイナミックな場面となる。
鳳楽、実力を十二分に発揮。
主人公の男が威勢よく啖呵を切るが、その実はおかしなやりとり、
というちぐはぐさをみごとに表現していた。

圓丈は意表を突いて「紙芝居」。落語の演目ではなく、
自作の紙芝居形式で、圓生の人となりを紹介していくというもの。
圓生クイズコーナーもあり、正解者には手ぬぐいのプレゼント。
正解者はほとんど中年男性。そんな中、「鳳楽」の半纏を着たおじさんが2連続正解し、
手ぬぐいを2枚もかっさらっていった。

ファーストバウト終了後、2枚目の座布団が高座に敷かれ、
さらに小振りな座布団も置かれる。
圓丈、鳳楽、そしてつかちゃんによる「鼎談」である。

前回、マスコミを巻き込んで大騒ぎになった「圓生争奪戦」では
トークショーに参加した「高信太郎」が、本日も客席にいるとのこと。

客席をよく見ると、高座のド真ん前、クラシック公演なら「S席」の場所に、
パツキンの爺さんが鎮座ましましていた。

川柳川柳も前回登場したとのこと、
まさか今回も?とちょっとわくわくしたが、さすがに来なかった。

鼎談ではもちろん圓生の名跡を巡るバトルが俎上に。
つかちゃんの解説つきで、二人が大いに語る。

圓生を巡るこの争いに、いきなり割って入ってきた三遊亭円窓については、
二人とも当然おもしろくない様子。
とくに圓丈は円窓をボロカスな言いようで攻撃(表現については差し控えさせていただく)。

しかし、そのおかげでかえって二人の団結が強まったようである
(この「プロレス」的構図が一部のファンには不興を買っているらしいが)。

そしてこの禍根の源、落語協会分裂騒動について。
圓生の立場、円楽の立場について、
圓丈、鳳楽がそれぞれ「真相」を主張するが、とうぜんかみ合わない。

真実は一つしかないはずだが…。
言えること言えないことも、いろいろあるのだろう。

しかし結局は「ダブル圓生でもいいじゃない」、と
和やかなムードでトークショーはお開きと相成った。

仲入り後の出番、ラストマッチの順番をジャンケンで決める。
圓丈勝利しトリを選ぶ。

トイレ休憩…当然長い列。
仲入りが終わると時刻はすでに8時半近い。

やはり先攻の鳳楽、「寝床」で勝負。
トーシロのアタシでも知ってる有名な噺だ。
言いよどみは多少あれど、基本的には「精緻さ」を感じる。
正確無比。主人が義太夫の演目をスラスラ言い続ける場面などは圧巻である。

残念ながら、鳳楽の高座中、どこかの誰かの携帯電話が美しい音色を奏でてしまっていた…
この会の様子は「フジポッド」で配信されるんだけどなぁ。

後攻の圓丈。古典をかける際のおなじみ「メガネ外し儀式」を経て、
根多は「百年目」。

こちらは「力技」。ウーとかエーが多いが、
横文字やCMネタなどもふんだんに取り入れ、強引に笑いに持って行く。

笑いの少ない人情噺的な場面になったとたん、
さっき圓生クイズで手ぬぐいをもらっていたサラリーマンのおじさんが居眠りをしているのを発見、
時計を見れば9時半。公演が始まって3時間経過している。長い…。

そしてネタが終わり、万雷の拍手の中、スーツ姿の鳳楽とつかちゃんが登場。
「次回もやりましょう」という結論に。
このまま「ダブル圓生」になってしまうのか…
ファンはこの「催し物」に、もう少しつきあうことになるようである。

「フジテレビジョン」のハンコが押された大入り袋をもらい、
赤城神社を出ると、時計は10時少し前。

ビックカメラでボジョレーヌーヴォーを買うのをあきらめ、
早々に、宿に戻った。

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つわものどもが…

最近、twitterにドはまり状態で、ブログをさぼっている。

「ウンコなう」まではさすがにいかないが、
暇さえあればツイートしている状態。病気になりそう。くわばらくわばら。

さて。
今年のヒット商品No.1は「食べるラー油」だそうで。(Yahoo!/オリコン

これの存在を知ったのはNHKラジオ「世の中面白研究所」だった。
当然、ブームになる前の話。「話題の商品」という程度の紹介だった。

当時はなんとも思わなかったが、
その後ほどなくしてメディアで取り上げられるようになり、
「あのラジオでやっていた商品か」と、桃屋のいわゆる「桃ラー」を1瓶買った。

うまかったねー。
ラー油といっても、その名の通り辛くなく(ほどよいピリ辛)、
にんにく、玉ねぎの香ばしさと歯触りが楽しく、
ペロリとご飯が食べられるので、ハマってしまった。

しかし、瓶の中身が半分以下になったところでブームは絶好調になり、
どこのスーパーに行っても「桃ラー」は「売り切れ」。

類似商品「ヱスビーぶっかけおかずラー油」(エスラー)をようやくゲットしたところで、
「食べるラー油は自作できる」という情報が流布されはじめる。

ニンニクとタマネギ、鷹の爪を刻んで油(ごま油がベターだが、
高いのでサラダ油と1:1で混ぜる)で揚げるだけ。

油断すると焦げるのでタイミングを見計らうのが大変なのだが、
作る工程は意外に楽しい。

まあ、桃ラーには及ぶまでもない手作り味なのだが、ご飯は進むのだった。

しかし…ハマりすぎた結果、飽きてしまった。
ご飯にかけるのはやっぱり生卵のほうがいい(笑)

それに、この年になるとご飯が進むのも考えものなのだ。
野菜も食べないといけないのに、タンスイカブツばかり腹に入れるわけにはいかない。
しかもそのお供が「脂質」ならなおさら自重するというもの。

冷蔵庫には、少なくなった「桃ラー」、
未開封の「ぶっかけラー油」の瓶が置いてあり、
台所には自作ラー油の入った瓶が転がっている。

さらに。
一時、出張のたびに道の駅で買い集めた「にんにく」の袋が、
皮を剥かれるのをじっと待ったままなのだった。

スーパーやドラッグストアでは、桃ラーともエスラーとも違う
マイナーラー油が、そこそこの価格設定で並び、かつ売れ残っている。

そして現在、桃ラーこそ品薄だが、
エスラーの在庫には余裕が出てきている。

我々はまた、ブームという名の台風をやり過ごそうとしているのである。
どうしよう、あのにんにく。

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東急ハンズ、期間限定で盛岡に出店

店員募集が行われていたことで、ネット上でいくらか話題になっていたが、
東急ハンズが期間限定で、盛岡駅のフェザンに出店することが
正式発表された(盛岡タイムス)。

今回出店するのは、「トラックマーケット」という名称で、
全国各地で展開するテンポラリーショップ。

盛岡店は11月25日に開店、来年3月31日まで営業するとのこと。
場所は盛岡駅前の地下道から、フェザン地下売り場(旧パルモ)に
つながる通路「めんこい横丁」の空き店舗。

場合によっては期間延長もあり得るとのことだが、
いずれにせよ、あくまで期間限定のイベントなので、
あまり興味はわかないのだけれど
(だからこれまで当ブログでは取り上げなかった)、
フェザンがこれで活気づきそうなのは確か。

テレビや雑誌で紹介されるような便利でおしゃれなグッズが欲しければ
ホーマックやサンデーに並ぶのを待つしかなかったわけで、
そういうグッズが並ぶお店は、ある意味刺激的。
しかも、名の知れた「東急ハンズ」のお店となればますますのこと。
新しもの好きで全国資本好きな盛岡市民の注目を集めそうである。

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いつまでかぶり続けるのだ、小倉智昭

朝のワイドショー「とくダネ!」での快活・明快な語り口で
主婦層の人気をカッツラ…じゃなくガッチリつかむ、
人気司会者、小倉智昭

彼を語るとき、いつもついてまとう「ヅラ説」。

頭部を見る限り、否定は出来まい。
血色よい額の上にあるロマンスグレーの髪は、端境がなく
「乗っかっている」としか思えない。

数年前のフジの特番では、生放送中に爆笑問題の太田光に糾弾(?)されるも、
サラリと受け流して見せた小倉。

それ以前も「アッコにおまかせ!」(TBS)で、
生放送中、頭髪をからかわれるような演出があったが、
やはり受け流していたのを覚えている。

それにしたって。
世間の森羅万象を、舌という名の刀でバサバサと小気味よく斬っていくのに、
「秘密」を抱えた(乗せた)まま、というのはどうなんだろう。

ゲストなどと対談するときも、相手はとても気を遣うはず。
「髪の毛」や「頭」「ズラッと」「スペア」などはNGワード。

でもそれって、話術のプロとしてどうなんだろう、と思うのである。

多数の人に見られる仕事だから、体裁だけは整えておきたい気持ちは分かるが、
偽装はいけない。

「頭のオシャレ」のつもりなら、まず「オシャレしている」ことを公表すべきである。

アナウンサーでいえば、関西テレビの山本浩之アナウンサーが、
放送中にカツラであることをバラして話題になったことがある。

それまで、黒々とした髪の毛を「装着」していたのに、
番組で「私は、カツラでした」と髪ングアウト。

以後、はげた頭をさらして番組に出演。
その後は全国ネット番組で司会を務め、
現在は夕方のニュース番組の看板キャスターを務めている。

ほかにも俳優の西田健は、「役作り」であることを認めながらも(ZAKZAK)、
ドラマではげた頭を披露。それでも、渋い役どころのイメージは保ったままである。

確かに、ハゲは威厳を保つにはやや邪魔かもしれない。
しかし男なら(女性でもそうだけれど)はげてくるのはしかたがないこと。

小倉の真の姿はどうなのか知らないが、
一度、「本物のわたし」を画面にさらしてみてはいかがか。

それでまた「頭部のオシャレ」してもいいのだし。
世間の喝采を浴びることは、必至である。
(ビートたけしを筆頭に、ネタが減って残念がる人も多いだろうが)

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続いては匿名希望さんからのお便りです

湯川鶴章が自らのニュースサイト「TechWave」で毎日フンフン、
これがメリケンNo.1のエセネス(=SNS)サイトだぜ!と
コーフンして動向を伝えている「Facebook」。

やれ、mixiと連携しただの、新サービス開始だの、
とにかく「この機会を見逃すともうついていけないよ」と、くにおとおるのごとく、
Facebookを猛プッシュしている次第。

こう言うと湯川から「猛プッシュなんかしてない。StreamをInformしているだけだ」と
お得意の英語で抗議されそうだけど。

しかしこのFacebook、実名での使用が前提なのよね。
湯川は自分も著述家として実名で活動していることもあって、
若者では実名化が流行ってる、なんかカッコイイ』と賛美している。
だからこれほど猛プッシュしているのだろう。

アタシは湯川が言う「一昔前のネット利用者」なので、
匿名のままで今まで来ている。

HN「たかはし」は本当の名字だが、「湯川」と違って、
犬のウンコみたいなもんでそこら辺にいますからね。匿名の部類に入る。

実名が流行ると、無名の人間のブログでも実名が出てるから、
「○野△男はアホだ」と誹謗中傷されるようになるんだろうか。
言いたいことも言えなくなるな。

ま、当ブログみたいな「便所の落書き」が減って、
堂々と世間様に出せる文章だけ世に出るようになる、ということなのかもしれない。
物書きを生業とする人にはむしろ喜ばしいことなのかな。

実名が主流となれば2ちゃんねるなんかも消滅することになるのだろう。
それとも実名でやりあいをするようになるのか。うわっ、恐ろしい。
電凸上等の勇猛果敢な人間ばかりが集うようになったり、とか。
まあ、今の段階では予想もつかない。

いずれこのまま、ネットで実名主義が跋扈するようになるのか。
なんだか、恐ろしいな。

匿名主義の人間達よ、いまこそ立ち上がろうぞ!
…なんて言ったって、誰も立ち上がらないよな。
そんな勇気があるならとっくの昔に実名さらしてるだろうから。

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うーん、ねたまれてみたい

「うーん、寝てみたい」といえば三船敏郎の名ゼリフだが…。

齋藤智裕こと水嶋ヒロの文学賞受賞である。
2000万円の賞金を「イリマセーン」と突き返し、かっこよいところを国民に見せつけた。

あんだけ目鼻立ちの整った顔で、演技力も折り紙付きなのに、
カワイイ歌手の女の子をサッサとめとってスコーンと引退し、処女作で文学賞。

「出来レース」。
誰でも思いつく言葉である。
しかし、万が一、出版不況に悩んだ出版社側が仕組んだ出来レースにせよ、
世間に納得させるだけのモノは書いているはずなのだ。

顔がきれいで芝居もできて、女にもてて、若くして文才もある。
そして、目の前にぶら下がる2000万円を突き返す余裕も持ち合わせている…。

ああ、これで日本男性の過半数を敵に回したな。(笑)

男は家の外に出ると七人の敵がいる、とはいうが
水嶋は数千万オーダーの敵がいるわけだ。
ますますかっこよいではないか。

しかもファンという名の味方もまた多くいるわけで。
これをねたまずして、何をねためと言う。

こういう男に生まれたかった…。
今夜は、目の前に2000万円積まれた夢を見ることにしようか。
(夢でも俺は、そのカネをフトコロに入れる自信がある)

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ミステリーの連鎖

先日、テレビ朝日「ザ・スクープ」で取り上げられ、
全国的に話題となった、岩手県での謎の殺人事件、通称「三陸ミステリー」を
当初から追っていた、元警視庁で警察ジャーナリストの黒木昭雄が、
千葉県で遺体となって発見された。
警察は「練炭自殺」と見ているという。

黒木の追っていた「三陸ミステリー」は、
岩手県警が、少女を絞殺した犯人だと決め打ちしている男性が、
実際は脅迫されており、かつ他人を殺める状況では到底なかった、というもの。
これにTBSやテレビ朝日が同調、番組で取り上げることとなった。

黒木はほかにも、都内で痴漢の疑いをかけられ、警視庁によって犯人と断定されたあげく
自殺の道を選んだ男性についての取材も行っていた。

黒木がなぜ「練炭自殺」をしたのかは不明である。

自殺をするような何か原因があったのか。
それは、自発的な要因ではないかも知れない。
もっと言えば、自殺ではないかも知れない。

なんにしろ、きな臭いことこの上ない。

はっきり言うが、黒木が家庭などのことで、
悩んで死んだと思っている者はどこにもいないだろう。

「三陸ミステリー」が解決されないまま、
黒木自ら「謎の死」を遂げてしまった。

警察組織に、この謎をつまびらかにする気はあるのだろうか。
糸のように絡ませたまま、闇に葬り去るつもりか。

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AMAZON恐るべし

Googleが書籍の電子化を行う、ということで
その説明会の様子をTBS「報道特集」でやっていたので少し見た。
Googleの担当者は「当社が日本の出版界を牛耳ろうというわけではない」と語っていたが、
出席した関係者は「アメリカ企業にやられるのは不安だ、文化を持って行かれる」と。

そんな中。
とうとう、ネット通販大手のAMAZONが、“配送料無料”を打ち出した。

数千円を払うと年間無料になるコースはあったが、
今年に入ってから、実質無料となるキャンペーンを行っていた。
それを「常に」無料にするという。

キャンペーンがなくても「1500円」以上購入すれば無料だったが、
今後は数百円の買い物でも無料になる。
素人目にも、採算合うのか?と思うが、
数万円分の買い物を平気でする人もいるし、収支上は問題ないのだろう。

これ、小売りの本屋やCDショップはとうとうやっていけなくなるんじゃないのか…と思うが、
まあそこまでは行かないだろう。
目の前にある大量の本やCD、DVDの中から、実際に手にして選ぶ行為は、
AMAZONでは不可能だからだ(将来、ヴァーチャルに出来る可能性はあるが)。

しかし「検索して」買う方法はAMAZONのほうが得意。
しかも、在庫は無尽蔵。普通の本屋なら1ヶ月待たされるような商品が
すぐに買えたりするのがAMAZONの最大の利点である。
しかも送料無料とあらば…。

ライバルの楽天市場なども安穏としてはいられまい。
楽天ブックスは対抗すると思われるが(いまも時々無料キャンペーンを行っている)、
それ以外の一般店は、配送無料にするのは難しいだろう。

AMAZONは全国各地に巨大倉庫を持っている。
近年になって倉庫内をテレビに取材させたりしているが、
どうせ誰もマネできまい、という余裕の表れなのだろう。

先述通り、日本の小売りをがらりと変えるわけではないだろうが、
一定の影響は与えるだろう。

パラダイムを塗り替えることに何のためらいもない、
アメリカ企業のダイナミックさには恐れ入る。

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