社長さま、教祖さま、将軍さま
大阪・毎日放送が、外食「くら寿司」で、内定辞退強要まがいの過酷な研修を課したのではないか、という疑義を、ローカルニュース「VOICE」で報道、話題になっている(企業の実名報道なんて、岩手県じゃ考えられないな)。
J-Castが後追い取材しているが、この「アイウィル」というのは「ブラック会社量産研究所」みたいなもんか? よう知らんが。
外食は、消耗戦の典型産業。くら寿司のような高成長を遂げる企業の経営者にとっては、エリートだけを集め、無駄な人間はそぎ落としていきたい、それが本心だろう。
福利厚生、社員満足とか言っている奴は寿司なんかやらん、自分のウンコでも喰っとれアホ、てなもんか。
上は大阪の話だが、身近なところでも聞いている。
某ホームセンターに入社したばかりの若者が、連日夜中まで残業させられ、休みもろくにとらせてもらえず、結局退社することになったという話を。
まあ、よくある労働基準法違反話だけれど、若者をちぎって捨てる典型である。
こんな話をすると、一定年齢以上の人は「俺なんか365日、休みもなしに働いたもんだ」「今の若者はモヤシだな」とか偉そうにせせら笑うのが関の山であるが、当然、彼らの若かった時代と今は違う。
高度成長期は、休みなしに働いても、日本の成長に関与するという感覚を肌で感じ、がんばれば結果が出たはずだ。
でも、もうそんな時代じゃない。日本は明らかに、シュリンクしていくステージにある。モチベーションもあがりゃしない。神経すり減るだけである。
「そんな呑気なことを言っている奴は、生きる資格なし」。日本電産の社長みたいな話だが、成長企業の経営者や幹部たちは、すでにそういう「新興宗教」の世界に入り込んでいるのではないか。
馬車馬、というよりロボットのように働き続け、不満不平を一つも言わない「優秀な信者」を求める教祖さまが、いっぱいいるということだ。
修行するぞ修行するぞ…と連呼するテープを作ってた宗教がどこかにあったが。人をコントロールすることで秩序を維持…北朝鮮?
成長著しい中国や韓国に勝つためには、日本は北朝鮮にならなければいけないのか。んー、おせえて将軍さま。
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