いやぁ、行ってきましたよ。
何年ぶりかのナマ大野雄二御大。
会場は都南文化会館(キャラホール)。
初めて入ったが、キャパとしてはそれほど大きい会場ではない。
前売り券はSOLD OUTだったそうで、当日券ナシ。
7時開演だったが、6時くらいにはお客がロビーにあふれていた。
駐車場も埋まって、都南支所(旧都南村役場)の駐車場も開放していたようだ。
(まあ、ここにくる客はほとんどクルマでしょうからいつもこうなんでしょうね)
客層は幅広い。男女は半々。50オーバーもいれば
20代の若いお客さんも。お子さんもいたね。
6時半開場。ルパンジャズコンピのCDをBGMとして流していた。
開演は少し遅れて7時5分。
メンバーは、大野雄二(Pf/E.Pf)、
井上陽介(B/EB)、江藤良人(Dr)、
松島啓之(Tp)、鈴木央紹(T.Sax/S.Sax)、
和泉聡志(E.G/MC)。
「大野雄二&ルパンティック・ファイヴ」のセクステットである。
全員ネクタイに背広のルパンスタイルでのお出まし。
お客からは万雷の拍手。ノリのいい客は歓声も上げていた。
全体の進行はギターの最年少、和泉が務めるが、
どことなくぎこちない進行がお茶目。
この日は髪がタカ、顔がトシのひとりタカアンドトシだった。
東北ツアー初日とのこと。
明日は仙台、休日前。あさっては郡山、休日。
完全平日開催、なんとなく盛岡の扱いが気になるがまあよしとしよう。
以下、曲順と進行で自信がない部分がある。
違ってたらごめんなさい(年だね~)。
※仙台公演を見た方が曲順を書いたホワイトボードをアップしていたので
それに準拠することにします。
あと曲の感想は意外に少ないのでご容赦を。
最初は「セブンデイズ・ラプソディ(だったかな?)」の曲でご機嫌を伺い、
続いてドヴォルザーク「家路」大野アレンジ。
まだエンジンがかかりきらない感じで、
客もソロ演奏の後の拍手をしそびれたり。なんとなくじれったい感じ。
個人的には、ソロ演奏のあと、ピョコッと頭を下げる
Tpの松島の照れくさそうな感じがよかったナ。
そんな中、続いては映画作品から
「犬神家の一族」「人間の証明」。
タイトルを言うだけで拍手が。
本家はダルシマーによるおどろおどろしい「犬神家」だが、
やはりきちっとジャズに仕上げている。
「人間の証明」MCでジョー山中の火事に触れるかと思ったがさすがにそれはなかった(笑)
ここでメンバー紹介タイム。
和泉が軽くおどけながら進行する。
「素早くベースが弾ける井上さん」と言われ、
井上がヒャカヒャカとエレキベースを弾いてみせたり。
さすがに主役、「大野雄二!」と紹介されると
割れんばかりの大拍手がわき上がった。
ここからはルパンの曲だけで行きますよ~、と和泉が告げると
客からは歓声があがる。
まずは「ZANTESUKEN」。原曲は(尺八風)フルートだが
今回はTP&Saxメインで。
つづいて不二子ちゃんのテーマ「ルパン三世愛のテーマ」
(だったと思うけど曲順違うかも^^;「ラヴ・スコール」でした)。
ここでようやく大野御大のおしゃべり。
「盛岡は…50年ぶり?」。
大学2年頃(慶応大に通いながらジャズピアニストをやっていた、というのは
著書にも書いてある)、函館から青函連絡船で移動、盛岡で公演したそうで、
そのときは「北上夜曲」が流行っており(「きたがみ」ではなく「きたかみ」ですので、御大)
船の中で徹夜でバンドアレンジをさせられたそうだ。
「『きたがみ』夜曲、みなさんご存じですよね?」観客からテンション低い拍手。
20代以下はまず知らないだろうね。
「今日演奏しましょうか?」…(拍手)…「忘れちゃった」。
次の2曲は汗をかくからね~と和泉がいうと「Lupintic」タオルを全員で取り出し、
堂々と物販のPR。さらに「おっと電話が…」と井上が携帯を和泉にかける。
和泉が電話をマイクに近づけて井上の声を拾おうとするが
「うまくいきません、企画倒れでした」。
これも携帯ストラップ物販のPRであった。
テンション高い2曲、
「銭形マーチ」、続いて次元のテーマ「TORNADO」。
当然アレンジは原曲とはまったく別物。
クロちゃんこと江藤良人もハイテンションなドラムスで魅せる魅せる。
(さすがに江藤は上着もネクタイも外してシャツ1枚で演奏していた)
和泉が手拍子を要求し、お客全員で手拍子を打つ。
隣の客がテンポがずれ、こっちもひきずられるので
途中から手拍子はやめた。(笑)
「ルパン三世愛のテーマ」のあと、(←追記)
最後はもちろん「ルパン三世のテーマ」を
ダイナミックに演奏。ソロ場面をちりばめた演出
(まあ、ほとんどの曲にソロがあったんですけどね)。
大野御大は演奏中立ち上がったり、足を上げたりテンション高く。
確かここで和泉がジミヘンよろしく口でギターを弾くシーンもあったなぁ。
演奏後、わざとらしくメンバーがはけると、
当然のようにアンコールの手拍子が鳴り響く。
大野御大ひとりで舞台に上がり、ピアノの前に。
「曲名は…まあいいか」と演奏を始める。
オレンジ色のスポットライトを浴びながら、
おなじみのイントロ(多少アレンジされているが)が聞こえたら
それはもう「炎のたからもの」である。
大野雄二が一流の、かつベテランのピアニストであることを
再認識させられる。円熟の味わい、しばし感動の時にひたる。
曲が終わりそうなのに楽譜をめくる御大。
あれれ?と思ったら、自然に「小さな旅」が始まるではないか。
これはたまりませんね~。
演奏後に御大も言っていたが、「小さな旅」は春に全国ネットになって
東北デビューも果たした曲である
(といっても、以前から早朝に放送してましたけどね)。
それはどうでもよく、とにかく良い曲なのだ。
最後はメンバー全員がステージに立ち
「SAMBA TEMPERADO」。カリ城でルパンととっつぁんが逃げるシーンの曲です。
「エコノミー症候群になるから、立ちましょ!」と和泉がスタンディングを要求。
観客は皆立って手拍子。体でリズムを取る客もちらほら。
ソロでは和泉がとうとう椅子の上にあがって演奏するなど大盛り上がり。
大野御大も得意の「ムキー」顔で力強く演奏していた。
休憩なしの100分一本勝負。
興奮のライブであった。
終了後、物販コーナーは黒山の人だかり。
CDを買うとサイン会に出席できたようだが、
大野御大とは新宿で握手してもらったこともあるので
今回は遠慮しておいた。…が、名残惜しいので
「タオル」だけ買っちゃいました。1,000円也。

袋に入れたままです。
時刻は夜9時。
帰りは図書館側を通って、まずまずスムーズに出ることができた。
御大たちはいまごろ盛岡駅前付近で打ち上げしている頃であろう。
素敵な6人に思いをはせつつ、
また演奏を聴いてみたい、と思うのである。
※かの斎藤純センセイ
もおいでになったようで、
ブログで相変わらず敷居の高いJAZZ知識をちらつかせつつ、
「ジャズの垣根を取り払った良いコンサートだった」と二重丸。