« BSデジタル、この体たらく | トップページ | 謎の虫 »

「やじうま」店じまい

「やじうまプラス」9月で終了、日刊スポーツが報じている。
25年間、四半世紀続いた「やじうま」の名も消えるという。

テレビ朝日の朝のニュースワイドとして、
そして新聞を紹介する番組としても、日刊の言うように「パイオニア」であった。

しかし、新聞紙面の紹介は他番組にパクられ、
また内容も華やかになっていく裏番組同士の戦いに埋没。

「やじうまワイド」から「やじうまプラス」に衣替えし、
一時は他局を意識した派手な内容にチェンジしたこともあった。

視聴率低迷は今に始まったことではなく、
最近もコーナー入れ替えや細かいタイトル変更などを繰り返す歴史だった。

全盛期だった「やじうまワイド」時代、
藤原弘達、三宅久之、長谷川慶太郎、黒田清、大島渚…
番組は一癖もふた癖もある個性的なコメンテーター陣に彩られていた。

黒田は10年前に亡くなったが、体調を崩して
みるみる痩せていったのは記憶に新しい。

「ワイド」時代の芸能コメンテーター、梨元勝も先日逝去。
そういえば梨元はよく番組タイトルを「ヤジウマ新聞」と言い間違えていたっけ。

「ヤジウマ新聞」は本来、「おはようテレビ朝日」という関東ローカルのニュース番組の
ワンコーナーで、そこから独立番組になり、今に至る。

「おはようテレビ朝日」は、
大阪・朝日放送「おはよう朝日です」の手法を取り入れた番組であったが、
この「おは朝」は今も関西地方で放送中であり
そのためいまも関西では「やじうま」を見ることはできない。

ほか、現在は名古屋を中心とした東海地方でもネットされていない。
新番組でもこの体制は続くと見られるが、これも弱点といえば弱点か。

現在は「おはよう日本」「ズームイン」「朝ズバッ」「めざまし」と
それぞれ強力で個性ある番組が、固定客をがっちりつかんでいる。
そんな中で「やじうま」だけが、固定客をつかみあぐねていたように思う。

「フレッシュさ」を追い求めるあまり、
毎年のように司会者がコロコロ変わる不安定さも一因だった。
現在はコーナー司会にとどまっていた吉澤一彦アナウンサーの
名司会ぶりが懐かしい。

新しい番組では、どう他番組と差別化を図るのか。
テレ朝らしい切り口は維持し続けてくれるのか。

毎朝見てきた人間にとっては気になるところである。
ただ、「野次馬」という、本来ならば悪い意味を持つ、
アナクロな看板の違和感に、視聴者も早く気づくべきだったのかも。

|

« BSデジタル、この体たらく | トップページ | 謎の虫 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17134/49254480

この記事へのトラックバック一覧です: 「やじうま」店じまい:

« BSデジタル、この体たらく | トップページ | 謎の虫 »