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無駄のちから

岩手県提供による県政番組はどんどん規模が縮小しており、
民放4局が15分番組を横並びで制作していた時代もあったが、
じょじょに放送時間も放送局数も減っていった。

現在は、単独レギュラー番組としては、IBC岩手放送が制作するミニ番組
いわて希望のちから」が残るのみとなっている。

この番組は、IBCだけでなく、他の民放3局でも時間帯を変えて放送されているが、
番組では「岩手県」とだけクレジットされ、
IBCが制作したとは分からないようになっている。

といっても、同局専属タレントの千葉星子がMCを務めていたり、
同局の局アナがアナウンスを入れたりしており、IBCが制作しているのは明らか。

また番組ではtwitterでもPRしていて、そこでは「IBC」とはっきり明記しており、
他局で放送していることについては(今のところ)触れていない。

いずれ、IBCが作った番組は、岩手県内の民放4局でそれぞれ時間を変えて、
ゴールデンタイムかそれに近い時間帯で放送されている。

それこそ以前のように、民放4局にそれぞれまとまった制作費を渡して、
似たような切り口の番組を競作させる、なんて余裕は岩手県庁にはないのだろう。
代表する1社だけに作らせることで、制作費は軽減されているはずである。

しかし「いわて希望のちから」にも無駄と思える部分がある。
それは公式サイトのこと。

先に紹介したとおり、IBCは自社サイトでストリーミング配信を行っているのだが、
ほかの3局(テレビ岩手岩手めんこいテレビ岩手朝日テレビ)も
同じ内容を配信しているのだ。

4社のサイトは、トップバナーこそデザインは同じだが、
以下はそれぞれ造作が異なっている。
動画配信も、インターフェイスは見事に4局でバラバラ。

制作局のIBCは、スタッフによるtwitterも埋め込んでいるし、
よく見るとトップバナーには「IBCテレビ」と明記もしている。

岩手朝日テレビは、『次回予告』があるのが特徴。(IBCにもあるが)

めんこいテレビ
は写真3枚をキャプチャし掲載するなど
(同局にしては)丁寧な作り。
動画も4局中もっともサイズが大きい。

いっぽう、テレビ岩手は1週1ページのシンプルなデザインであるが、
配信動画には堂々「アナログ」の文字が刻み込まれている。
圧縮率が高いのか、画質も音質も悪い。

つまり、番組制作だけはIBC単独で請け負っているのだが、
WEBサイト制作は民放4社でバラバラに作業している、ということになる。

これって、凄く無駄ではありませんか?

IBCが制作しているのだから、IBCだけでサイトを制作して、
他社のサイトからは(イヤかも知れないが)
IBCのサイトにリンクするだけでよいのではないの?

スポンサーたる岩手県の広聴広報課からはIBCのサイトにのみリンクされている。
そりゃそうだ、4社どれも同じ内容なのだから
平等にリンクしなくてもいいだろうね。

でも、県からIBC以外の3社に「WEBサイト制作運営費」だけでも支払われているとしたら、
それこそオンブ自慢…じゃなくてオンブズマンの教授が
ひっくり返ってしまわないか心配である。
(じゃあロハでやっているとしたらそれはそれで問題アリだと思うけど)

確か岩手県のマスコミ展開については広告代理店が一枚噛んでいるはずだが、
そんな無駄を許容しちゃっていいのだろうか。

「無駄もいつかは実を結ぶ。そう思って4社バラバラに作業させています。
まさに『いわて希望のちから』です」とでも言うおつもりか、タッソ知事

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