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あけろ!ケイサツだッ!!

好きなんですよ、警察ものが。
しかもドラマよりも音楽のほうが好きと来ちゃう。

「アクションドラマMUSIC FILE」というサブタイトルでピンと来たら110番。
そう、プロデューサーはモチロン「高島幹雄」である。
ブログが告知ばかりであまり面白くないと評判の幹雄ちゃんが、
6年前に制作したものである。

ラインナップはやや渋め。
なにしろ1曲目が「太陽にほえろ!メインテーマ'79」。
放送開始から7年後に録られたニューヴァージョンのほうだ。

オリジナルヴァージョンはおなじみすぎるのであえて外し、
このやや迫力に欠けるほうの曲を選んだのだという。
ハイハットの規則正しいリズムが優等生的な印象を与える。

これ以外にも「白い牙」「いろはの“い”」
火曜日のあいつ」「ザ・スーパーガール」と渋いラインナップが続く。

ほか、近藤照男による「丹波東映モノ」から、
「アフター・キイハンター」と銘打ち、多数収録。

アイフル大作戦」「バーディ大作戦」はOPとEDがそれぞれ収録されている。
スコアは菊地俊輔。歌入りにする前提で作曲するため、
OPのインストもメロディを単純に追ってしまっているが、
それでも、ロックの味付けがなされた高揚感あふれるアレンジはさすが。

「アイフル大作戦」に詞を乗せた「Viva!アイフル」は、
小川真由美のもの凄い歌唱法と、
勇ましい曲調に合わない歌詞が要チェキラ。

そしておなじみの「Gメン'75」から3曲+アイキャッチ。
個人的には、耳なじみのある「Gメン'75のテーマ」よりも、
末期(&「Gメン'82」)のメインテーマ「アゲイン」Inst.に感動。乙女パスタに感動。

あのピエール・ポルトの我が国での出世作だそうで、
黄金色の嵐」というタイトルの曲を、
アレンジャーとして高名な「若草恵」(女性ではなく男性だそうだ)が
リライトしたのが「アゲイン」とのこと。
テレビオープニング用にアレンジを少し変えたInst.と、
しまざき由理によるエンディングテーマ用のアレンジを書いている。

「Gメン'75のテーマ」に代わって、おなじみ「滑走路横一列オープニング」の
タイトルミュージックとして使われたこの曲は、
イージーリスニングの範疇を超えた、ダイナミズムにあふれたアレンジとなっている。
流れるようなストリングスのアンサンブルの合間から、
ポゥワーと泣き叫ぶホルンやトロンボーンの音色にゾクゾクッと来るものがある
(なんとなく「わくわく動物ランド」的なものも感じるが)。
スポット的に使われるシンセサイザーの音もいい仕事をしている。

その後に入っている「ザ・スーパーガール」。
「プレイガール」の復刻ドラマで、リーダーは野際陽子。
音楽は馬飼野康二。オープニングテーマはキュートでキャッチー。
幻想的なメロディのEDテーマ「マジカル・ナイト」も好感触。

後番組「ミラクルガール」からは、
数学者・秋山仁と老いらくの恋で話題を振りまいた由美かおるによる、
OPテーマ「私は女」、EDテーマ「セクシー・トゥナイト」。
「私は女」イントロだけでジュディ・オングを思い出してはいけない。

コンポーザは渡辺岳夫。ミキオちゃんは思い入れが強いのか、
CDのジャケ裏に「映像音楽の名匠・渡辺岳夫」とわざわざクレジットしている。
「なべたけ節」なる言葉もあるんですね。
なおドラマ自体は短期に終わったらしい。

ラストに控えるのは「警視庁殺人課」。
なんたってニューヨーク帰りの敏腕刑事“ミスター”が
「菅原文太」という問題作。

ニューヨークじゃなくて広島の間違いでしょ、
所属はやっぱり「広能署」ですか、
と思わせる文太の起用であるが、テーマ曲はなにげに軽快でよい。

プロレスラー星野勘太郎の入場曲としても知られる曲だそうだが、
なんたって作曲は寺内貫太郎こと小林亜星。
歌謡曲の仕事の多い亜星だが、劇伴作家としても一流だったのだ。

歌謡曲と言えば、エンディングテーマ「眠れ都会よ」、歌うは我らが文太兄。
一番星ブルース」と違い、意外に澄んだ美声が心地いい。
眠れというが、さわやかな朝をイメージさせる曲調。さすがは朝日ソーラー。
なお両曲共に編曲は「パワーステーション」の上田力。

「時には刑事のように」と黒沢年男が、
リズミカルに、しかしなまめかしく歌う
「アスファルト・ジャングル」が捨てがたい魅力を放つ。
作曲はつのだ★ひろ。トシオの野性味を、アーバンなサウンドで引き出している。
この曲は「爆走!ドーベルマン刑事」(スゴいタイトルだね)のEDテーマ。

このCDには収録されなかったOPテーマ(Inst.)
めちゃめちゃダサい(収録しないで正解)のだが、
志穂美の悦ちゃんがすべてを帳消しにしてくれる。

ゴダイゴ演奏による「いろはの“い”」、
メインテーマもいいけど「警察のテーマ」がいい。
演奏はゴダイゴだが、曲はガイジンが書いたようで、
ミッキー吉野のうるさいコメントがブックレットで読める。

そんなミッキーは、鶴田浩二大先生主演で有名な作品「男たちの旅路」メインテーマも書いている。
かなりアグレッシブなアレンジとなっている。
ただ構成はかなり単調で、後半ダレる感じはあるが。

おっと一応書いとくけど「大激闘マッドポリス'80」とED「愁いの街」も入ってます。

実はこのCD、警察モノではない作品の曲が半分程度を占めるのだが、
まあそこは目をつむっておきましょう。
ディープな作品とメジャーな作品をあれこれそろえ、
バラエティ豊かな構成に仕立てるあたりはさすが高島幹雄といったところ。

入手は難しくなっているが、おすすめしたい一枚。
気に入ったものがあれば、上級編として「ミュージックファイル」が
リリースされている作品もある。よっ商売上手!



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