かずら
さまぁ~ず初主演映画がようやく盛岡市で上映開始。
「アートフォーラム」にて今週いっぱい見られる。
東京で封切られて4ヶ月以上。今月中にはDVDが発売される予定。
盛岡での上映終了をもって全国の映画館での上映日程は終了。
「盛岡がトリ」と言えば聞こえはいいが…。
さすがは「映画のまち・盛岡」と言っておけばよいのか?
まあそれはおいといて。
三村マサカズは「気弱なサラリーマン・森山」、
大竹一樹は「謎のカツラ業者・大和田」を演じるが、
これはまさにピッタリなキャスティング。
…というか、演じるキャラは三村と大竹の実物から形作っていったのだろう。
森山の両親役として麿赤兒、丘みつ子が脇を固める。
また、冒頭から断続的に登場し、本筋とは無関係な体験談を語る
(実際は後半で筋に合流する)「カツラー軍団」には田中要次、酒井敏也ら。
ホリプロタレントが何名か出演するが、
あからさまなバーター要員としては井森美幸がオールドミス?役で登場するほか、
さまぁ~ず軍団のつぶやきシローもワンカット出演する。
主題歌は「かりゆし58」、劇伴はまりちゃんズ藤岡藤巻の藤岡孝章が担当。
いずれも映画の世界観によく合っている音を提供している。
さてこの作品、
基本的にはコメディ映画であるが、
さまぁ~ずの二人は、映画的な作法を破るような(それほど大げさなもんでもないが)
コント的なやりとりをするのが特徴となっている。
山梨から上京した森山が、大和田の店でつくったカツラを着用し、
バレる心配をしながらも同僚(芦名星)と恋に落ちる過程で、
大和田による、虚実入り交じる「カツラ必勝法」のシーンが挿入される。
さらに大和田は森山のいるところにいちいち現れ、これも笑いを誘う。
後半以降、大和田が姿を消してしまって
笑いも失速してしまうのが残念なところか。
感動を呼び起こそうとする森山のセリフも、
三村のセリフ回しが怪しいので帳消し。
クライマックスではそこそこハラハラさせるが、
基本的には展開の先が読める。
むしろ期待通りに話が進むことを楽しむのが正しい。
エンドロールが流れてからも物語は続行し、
最後の最後まで笑いを取りに行く。
まさにこの作品は、映画という形を取ったコントなのである。
それを吉本マネーでやって日本中をずっこけさせた松本人志の作品と比べれば
なんともつつましやかなところがまたさまぁ~ずらしい。
映画の主題である「カツラはつけるべきか?」「カミングアウトするべきか?」
には、明快な答えは出していないが、
「カツラをつける行為がコントのようなものだと思いなさい」、
というのが回答なのだろう。
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