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岩手日報、夕刊を休刊へ

いろいろ思うことあって普段は「某県紙」等と表現しているが、
今回はさすがに「岩手日報」と名指しで書かせてもらう。

岩手日報は、今朝の朝刊1面で「夕刊を朝刊に統合」「夕刊を休刊」、
つまり「夕刊廃止」を社告として掲載した。
休刊の期日は6月30日。7月以降は朝刊のみ発行。購読料は月2980円と微減。

夕刊廃止の理由については、
「インターネットの普及」「景気低迷」とお決まりの文句が並んでいる。
まあ、それ以上でも以下でもないだろう。

東北では「秋田魁新聞」が夕刊廃止に踏み切っている。
全国紙(正確には違うが)では産経新聞の東京版のほか、
全国の県紙がいくつか夕刊廃止に動いており、
まさに「トレンド」となっている。

おそらく近い将来には夕刊というスタイルは
(少なくとも朝刊を発行している新聞では)なくなっていくものなのだろう。
岩手日報社もその流れに乗った、ということと考えてよいと思う。

日本経済新聞は3月に「電子版」を立ち上げ、
「朝刊」「夕刊」に加え、「WEB刊」という発行形態を編み出した。
朝に出る新聞、夕方に出る新聞に加え、
リアルタイムで記事を配信する、というインターネットならではのスタイルだ。

現在岩手日報は、ホームページでの記事配信を限定しており、
一部記事はWEBには掲載しないほか、掲載しても冒頭のつかみ部分だけを載せ、
「以下は岩手日報本紙でご覧下さい」としている記事もある。
これは、見方によっては日経と逆である。

「紙の新聞」がメインである、という考え方自体は日報なり日経なり
どこも同じだろうが、「紙メディア」の行く末はまだ明るい、
と見ているジャーナリストは多くいるまい。

瓦版から新聞、そしてWEBへと、
メディアの変革の波は間違いなく進むのであり、
岩手日報だけでなく、朝日だろうが読売だろうがその流れには逆らえないはず。

今回の夕刊廃止を岩手日報社は忸怩たる思いで断行したのかもしれないが、
新たなるステージへの踊り場だと考えればいいのではないか。

(だからもうちょっとインターネットについては
頭を柔らかくして下さいね、と言うことも、同社には言わせて欲しい)

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コメント

夕刊配達の人の働き口はどうなの?という話題は職場でも出ました。
新聞販売所の中には、サイドビジネスをやって収益性を確保しているところもあるようですが。

投稿: たかはし | 2010.05.13 18:26

申し訳程度に「コスト削減」と語ってますね。

夕刊を配ってる人達がバッサリ切られてしまうのかと考えると、なんとも言えない気分になりますねぇ。

投稿: ホウス | 2010.05.11 18:14

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