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ルパン三世のテーマ30周年記念コンサート「LUPIN! LUPIN!! LUPIN!!!」

 3年前に品川で開かれたライブ演奏のようすを、ルパンキャンペーン実施中の日テレプラスにて5月30日放映。DVDを編集して放送している模様。
 主役はもちろん、ルパンサウンドの生みの親、大野雄二。この日だけの特別編成バンド「Lupintic Sixteen」を率いての登場である。後述するが、豪華メンバーがそろったユニットとなっている。
 ライブでは大野御大がいっぱいおしゃべりをしたようだが、放送ではほとんどカットされている。司会進行は日テレの西尾由佳理アナウンサーが務めたようだがこちらは全く流れず。
 詳しくは、大野御大自らの日記でどうぞ。

では、以下演奏(放送)順に紹介していこう。

ルパン三世のテーマ
 テナーサックス、フルート、ドラムのソロを入れた大サーヴィス版。チラチラと映る、キーボードを弾く御大が神々しい。もちろん、エレキベースは俵山昌之。ドラムは安田大サーカスのクロちゃんではなく、江藤良人。大野雄二トリオでおなじみの面々がステージを彩る。
 (数年前に新宿で聴いたときのドラムは「新大久保の歯医者」村田憲一郎だったが、その後、多忙のためメンバーチェンジしたのだ)
 コーラスの中には、あの伊集加代子(現:伊集加代)も。ヤマタケ「旧ルパン」から参加しているんだからもう。

スーパー・ヒーロー
 ゴダイゴのドラマー、トミー・スナイダーが元歌を歌った。今回はバンドアレンジされ、「I'm a Super Hero」の部分をバンドメンが歌っているが、ちょっとカッコ悪いかな。

サンバ・テンペラード
 ヨーロッパが舞台の「カリオストロの城」でなぜかこの南米風の曲が使われたが、その陽気な曲調で、ファンの印象に残る曲となった。

トルネード
 「次元のテーマ」。テンション高い曲が続く構成を考え、スローテンポに落とされた渋いアレンジ。御大のソロもあり。でもやっぱり元のほうが良かったかナ?と思ったが、ソプラノサックスが粋でよかった。

ソニア・ローザコーナー
 続いては、なんとあの「ソニア・ローザ」が登場。40年前にブラジルからやってきたボサノヴァの少女もすっかりおチャンバー(失礼!)に。

 まずは「ラヴ・スコール」(ポルトガル語?)を歌う。さすがにキーは低くなっているが、可憐な歌声は面影そのまま。続いて「ルパン三世のテーマ」をこれまたポルトガル語で歌う。タイトルは「晩秋(A Tarde Cai)」。

 ラストは「フェアリー・ナイト」。Part3(パースリ)ものは歌わないか、とあきらめていたのだが、やっぱりこの人には歌ってもらわにゃあ。さすがに歌詞が微妙に間違ってるし、当時のキーが出るわけもないが、本人が歌うからいいのだ。百点満点!

ZANTETSUKEN(斬鉄剣)
 メガネのフルート奏者が一閃、尺八風の音をとどろかせればこの曲に間違いない。ほんとは鼓の音色も欲しいところだが、ゼイタクは言うまい。
 で、このフルートを吹くメガネのおじさんこそ、御大が「尺八の音が出せるフルート奏者」として名を挙げてきた中川昌三とのこと。

銭形マーチ
 トランペッターがハイノートを効かせたと思いきや、「銭形マーチ」のテロップ。本家はトランペットが軍歌調にトテチテタとやる曲であるが、今回はジャジーなアレンジで。
 調べてみれば、このトランペッターこそ「数原晋」だった。「大激闘マッドポリス'80」の人ですよ。最後に極限のハイノートで魅せた。サスガ。

炎のたからもの

 「カリオストロの城」メインテーマ。今回Vo.を取るのはコーラスのおばさま(佐々木久美)。

メモリー・オブ・スマイル
 知らない曲だぁ~と思ったらあの「せ・しゃれまん」で山田康雄御大が歌った曲なんだって。今回は大野雄二トリオの演奏でお楽しみいただく趣向。
 関係ないけど、「聖夜泥棒」は持ってるよ。Amazonで売れば6490円になる代物。

BUT NOT REALLY
 「LUPIN THE THIRD "Jazz"」のオリジナル曲。LUPINTIC FIVEを中心とした演奏で。元曲を知らないのでなんともいえないが、このタイミングで挿入するには絶好の曲だったのではないかと。俵山の持つエレキベースには峰不二子のシールが貼ってあったぞ。オデコ上がり気味の和泉聡志が弾く、ワウワウのかかったワカチコサウンドも心地いい。

ルパン三世愛のテーマ
 バリトンサックスがメインを取り、小節をやや増やしたアレンジで。トランペットはフリューゲルホルンやミュートに持ち替え、「夜」の雰囲気がたっぷり。そりゃそうだ、エンディングテーマなんだもの(笑)

ルパン三世'80
 1年ごとにテーマ曲のアレンジを変えていた「新ルパン」。「'79」でロックヴァージョンを編み出し、「'80」のアレンジをどうしよう、と悩んだ当時の御大が、自分の畑である「ジャズ」を持ち込んだ作品である。
 「ルパンルパンルパンザサー!」というコーラスが特徴。10年後の「'89」でもこのコーラスを入れている。
 ビブラフォン(鉄琴)をマレットで華麗にはたくヒゲの奏者は、これまた当時と同じ大井貴司とのこと。
 クロちゃんこと江藤良人もサイコーにシビれるドラムプレイで応戦。
 演奏が終わったかと思いきや、大野御大「わーんもーたぁーい!」と叫び、ラストの一節をもう一度演奏。かっこよく終わった後、頭を下げる大野御大の顔は笑みもなく「はぁ~あ、疲れた」だった(笑)。

HOLY BUT EASY
 お疲れの御大を客が帰すはずもなく、アンコールは「HOLY BUT EASY」。(実際はこれの前に「炎のたからもの」をもう一回演奏したようだ)
 客席オールスタンティングに、フルバンドで応える。各演奏者たちにも見せ場が用意されている。伊集もスキャットを大奮発。俵山はコントラバスを超絶プレイで弾き、後ろでおヒゲのおじさん(大井貴司)がにっこり。
 大野御大はといえば、歯を「ムキーっ」とやって激アツのステージを終えた。

 「Ohno Yuji & Lupintic Sixteen」になぞらえ、(カットされた2回目の「炎のたからもの」含め)16曲を演奏。文字通りの熱演だった。

スタッフクレジットに出てきたとおりのバンド編成を記しておく。

Ohno Yuji & Lupintic Sixteen

E.Pf./Pf. 大野雄二

Drs. 江藤良人
B./E.B. 俵山昌之
Tp. 松島啓之
S.Sax/T.Sax 鈴木央紹
E.G./G. 和泉聡志
Tp./F.Hr. 数原晋
Fl. 中川昌三
Tp./F.Hr. 奥村晶
Trb. 中川英二郎
B.Sax つづらの敦司
L.P. 岡部洋一
Vib. 大井貴司
H.Org. 金子雄太
Chor. 伊集加代
Chor. 佐々木久美 広谷順子

Guest Vo. ソニア・ローザ

All trucks produced, composed & arranged by 大野雄二

参考:「ニッチ帳

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コメント

初めまして。ルパン三世三昧の私です。大野雄二さんの曲ももちろん大好きですので、お邪魔させていただきました。ここでいろいろなお話を読ませていただいて楽しませていただきました。
すみません、トラックバックさせてやってください。

投稿: まあちゃん1115 | 2010.09.28 11:26

そうなんですよ。6月14日に再放送がある、と日テレプラスのHPにも書いてあるんですけど、
ここに書くのを忘れていました。
曲レポですけど一部はウンチクでごまかしてますから…
まあ、まずは番組をご覧下さい!!

投稿: たかはし | 2010.06.01 06:35

本日5/31にこの記事を読んでしまい、地団駄を踏んで悔しがっておりましたが、
諦めきれず日テレプラスのHPを確認したら、なんと6/14にも再放送があるようです!!
遅ればせながらタップリ堪能いたします。
それにしてもANNEXさんの曲目紹介のコメントあまりにも上手過ぎ。読んでて相当アドレナリンが分泌されました。
今回に限らず、どんなジャンルであれ記事の内容の上手さには毎度感服しております。
これからもじゃんじゃんお願いします!

投稿: ダナクロ | 2010.06.01 03:00

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