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圓生争奪杯

三遊亭圓丈がぶち上げた、「究極の遺恨試合」。

三遊亭鳳楽と三遊亭圓丈が、『周りがゴチャゴチャ言うんなら、
当事者たちで「三遊亭圓生」の座を巡ってみようかな!?』的な企画のようだが、
首謀者たる圓丈自身が、イライラしているようである。

なんたって、「円楽党事件」で
袂を分かった両側にいた人々なんだから。

にっくき円楽が、自らの弟子、鳳楽に大名跡「圓生」を与える、と言い残し、
この世を去っていった。

それに納得のいかぬ圓丈は「圓生の直弟子ではオレが筆頭格」
「その圓丈に何の断りもなく、孫弟子の鳳楽がなぜ圓生を継ぐ?」
と、雑誌やポッドキャスティングで問いかけている。

円楽は、当然、圓丈らに相談することもなく、勝手に
「鳳楽が圓生を継ぐ」ことを決めてしまった。

しかし円楽が逝ったことで、話に尾ひれがつき、
楽太郎の円楽襲名とともに、
スポーツ新聞でもまるで「確定」したかのように報道され、
既成事実化されている。

いっぽうで、フジテレビの「つかちゃん」こと塚越孝アナウンサーは、
メディア側の人間であることを忘れ、
友人である圓丈の肩を持つばかり。

自分のポッドキャスト番組や、系列の『正論』(笑)でも、
圓丈に言わせたいように言わせている。(それが上記の発言)

鳳楽自身の声は聞こえてこないが、
圓丈は、つかちゃんのお膳立てで吠えに吠えまくり、
「円楽党事件」「御乱心」以来のバトルが勃発したというわけ。

圓丈自身は、「圓生を継ぐという人は、オレじゃなくてもいいけど、
でも他に誰がいるか?」「このまま圓生を孫弟子が持って行くのなら、
オレが奪い返すまでだ」というポジション。

このまま圓丈が看過すれば、圓生の名跡は、鳳楽の手に渡る。
それでいいんですかお客さん?ということで、
圓丈が「圓生争奪杯」を企画。

落語家なら落語家らしく、高座で戦おうじゃないか、という、
いかにも圓丈らしい、シャレと本気をないまぜにした好企画である。
ゲストには、円丈党顧問・塚越孝アナウンサーらが登場し、場を盛り上げる。

鳳楽は、乗り気なのか渋々かは不明だが、乗っかった。
世間的には、人気のある圓丈に分があるように思うのだが、
お客さんに見てもらってナンボ、というのを、鳳楽も分かっているのだろう。

シャレとして、楽しく見て欲しい…と思っていても、
心の中ではドロドロしたものをマグマのようにたぎらせた二人の
情念こもった落語会は、3月17日に浅草東洋館でゴングが鳴る。

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