盛岡文士劇 ~盛岡版「晩春」きんらんどんすの帯しめながら~
1月2日、IBC岩手放送にて、毎年恒例の「盛岡文士劇」現代劇を放送。
例年通り、現代劇編は民放の局アナを中心としたキャストで贈る。
脚本・藤原正教、演出・小野寺瑞穂。
今回はIBC岩手放送の大塚富夫アナウンサーが主役、
テレビ岩手(TVI)の中里美佳アナウンサーが準主役の扱い。
大塚アナ演じる絵描きの中年男が、中里アナ演じる娘を嫁に出すまでを描く。
番組冒頭は、舞台前に事前収録された、
IBCの土村萌アナウンサーとTVIの中里アナによる、
各局アナへのインタビューコーナーから始まる。
この二人が、盛岡にかつて存在した子供劇団「CATSきゃあ」で
同じ舞台に立っていたという衝撃?の事実も。
そのCATSきゃあの主宰者であった畑中美耶子(元IBC)が
今年もどぎつい盛岡弁を駆使して狂言回し役を務める。
例年恒例の「客いじり」も連発し、大サービス。
主役の大塚アナは、例年カンニングペーパーを小道具に仕込んでいるのを
共演者(とくに畑中)にバラされたり、
チラチラ目線をカンペにそらして客の笑いを取るというお約束があり、
今年も同様であった。
そうはいってもプロのアナウンサーだし、
演出でやってるんだろうなぁ、と思っていると、
小道具の封筒の裏側にほんとにセリフらしき文字が書いてある(笑)。
岩手めんこいテレビの工藤淳之介アナウンサー、
岩手朝日テレビの畑山綾乃アナウンサーは婚約者同士を演じるが、
この二人は残念ながら本筋とは関係のない完全な脇役。
盛岡弁で演じたが、ともに青森県出身。
おそらく方言縛りにはあまり苦労しなかったと思われる。
途中で大塚アナといい感じになりそうになるのが、高橋佳代子(元TVI)。
富夫と佳代ちゃんのコミカルなやりとりも今作品の目玉のひとつ。
最後に絵描きが、娘を嫁に出した夜、
自宅でひとりぼっちになって涙ぐみそうになるが、
突然オールキャストが家に押しかけてきて、
にぎやかになったところで幕がおり、お芝居が終わる。
しんみり終わらせたくなかったのだと思うが、ちょっと唐突なハッピーエンドで面食らった。
富夫と佳代ちゃんの淡い恋も、もう少し掘り下げて欲しかったかな。
やや物語が消化不良気味に感じたものの、
全体的にはハートウォーミングな心地よい人情劇であった。
それが、このあと演じられる、時代劇とのいいコントラストを作るのである。
時代劇編「義経」は、文士劇プロデューサーの高橋克彦をはじめとした岩手在住の作家や、
NHK・IBCのアナウンサーらがキャストとなる。
1月3日放送。気が向いたら感想を書きます。
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