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スペショル(著:柳沢慎吾)

柳沢慎吾が今度は「初著作」で大暴れ。

版元は学研パブリッシング
今年の秋に、最近いろいろ大変そうな学研本体から分離された出版社である。

柳沢警察密着24時」CD同様、
プロデュースは「ミュージックファイル」の高島幹雄である(後半で寄稿もしている)。

体裁は何のごまかしもない「聞き書き」。
普通、聞き書きだとしても、
「本人が書いたように」文体を構成し直すもの
(いわゆるゴーストライター)だが、
この本はほとんど慎吾ちゃんの素のしゃべりのまま。

そのため「話がくどい」ところまでしっかり再現されている一方、
ややわかりにくい部分もあることはある。
まあ、それもこれも含めてまるごと慎吾ちゃん、ということで。

生い立ち、家族、学生時代…
いつも通りの口調で語り尽くす。

口より手が先に出る父親や、
同じ顔をした姉に囲まれ、元気に育つ。
高校の時に「ぎんざNOW」へ、友人とともに「テッチャンシンチャン」として登場。
その後俳優の道へ。

苦労続きの中で、八百屋に戻ろうか、と考えていたときに
「ふぞろいの林檎たち」と出会う。代表作となるわけだが、
制作現場は過酷だったという。
しかしこの作品をきっかけに、スターダムへのしあがる。

20代で成功をつかむ慎吾ちゃん。
主演作も数多く制作され、テレビタレントとしても、
大阪、名古屋でもレギュラーを持つなど大活躍。

しかしさすがに忙しすぎたか、「もうあの頃には戻りたくないね」とも。

若くしてスターになった慎吾ちゃん、
「努力家」なところもあるのかな、と思って読んでいると、
あにはからんや。

こどもの頃から「ごまかす」のが得意、とか、
セリフを覚えるのは面倒だ、とか、
意外と?ちゃらんぽらんなところをさらけ出している。

セリフ覚えは苦手でも、高校野球の完コピができるじゃない。
…と思いきや、「実は野球のルール、あんまり分かってない」と。
球児の熱闘ぶりが好きなんだ、と。好きこそものの、ってやつ。

人への気遣いや、かっこいい先輩たちの行動を実践するなど、
皆に愛される慎吾ちゃんはいかにして形成されたか、
というのが読んでいて分かる。

さりげなく「人間不信になったりさ」といった面が語られているなど、
人間くさい部分も少しだけ見せている。

それでもやっぱり慎吾ちゃんは慎吾ちゃん。
ときどきひとネタぶちまかしてくる。
「テレビくん登場の巻」でもやった、
若山富三郎とのやりとり「ヤナギワシンゴ~」などの逸話も誌上で再現。

慎吾ちゃん自身の家族の話とか、気配りの面とか、
もっと突っ込んで欲しいところもあったが、
柳沢慎吾トークショーをまるまる聞いているような気分になる本である。

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