さよなら「かくし芸」
フジテレビ「新春かくし芸大会」、来年で終了。
市川海老蔵と小林麻央の婚約話や、
スザンヌの妹の衝突事故がスポーツ紙を賑わせる中、
サンスポ、スポーツ報知が伝えている。
サンスポは相変わらずの礼賛口調で「有終の美」と褒め称えるが、
報知は「今年の放送は視聴率1桁に低迷」と手厳しい。
一部年度をのぞき、ほぼ毎年元日に放送される定番番組であることは
賢兄方はご存じだろう。
芸能界から多数のタレントが総登場し、文字通りの「隠し芸」のほか、
ドラマやコントなどを披露する番組として、50年近く放送されてきた。
井上順の大活劇や、今も続く堺正章の「秘芸」も名物だったが、
銅像コントでおなじみだったハナ肇や、
キャプテン、晩年は審査委員長を務めた植木等といった
番組の顔がこの世を去り、番組スタイルも変化を余儀なくされる。
生放送にしたり、いろいろ工夫を重ねていたが、
ジャニーズが手を引くなどじょじょに旗色が悪くなり、
視聴率の低落傾向が続いていた。
2夜連続、合計6時間放送という時期の年もあったが、
前回は2時間半にまで短縮されていた。(Wikipedia)
「かくし芸」でもなんでもない、エセドラマやお手軽芸でお茶を濁す構成に、
視聴者もとうとう愛想を尽かした、といったところだろう。
この番組と言えば「ナベプロ番組」であることも見逃せない。
芸能界の首領として君臨してきた渡辺プロが、
その制作能力を生かして、他事務所のタレントもかき集めて制作する番組であったが、
現在はその地位(≒過去の栄光)を誇示するためだけに続けてきたような印象は否めない。
そんなナベプロの事情は、視聴者には関係がないし、
ナベプロの地位も、昔と比べればだいぶ落ち着いている。
まあ、終わるべくして終わる番組なのだ。
来年の元日、「かくし芸大会FOREVER」と題し、
過去の名作VTRを交えて放送する形式で幕を閉じる。
堺正章は、ナベプロの顔、中山秀征&恵俊彰を引き連れて「最後のかくし芸」を見せるという。
フジは、再来年以降もまた違ったスタイルでの番組を制作することを表明している。
「ウチくる!?」「ドレミファドン」、イザワオフィス番組(ドリフ系)など、
フジは数多くのナベプロ番組を放映しており、まさに蜜月関係。
スパッと辞めるわけにもいかないのだろう。
しかし「かくし芸」としては、次のお正月で終焉を迎える。
年の瀬になるとこの番組の番宣が流れるが、
そのBGMに使われる、番組テーマ曲「一月一日」が、
来年の年末からは聞かれなくなると思うと、寂しさも漂うのである。
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