« 出ました、バラエティいじめ | トップページ | 迷彩 »

ワクワクさせて、ガツンと落とすBPO

前回、BPOが発行した「バラエティ番組に対する意見書」を、
読みもしないでこきおろした。

そんな中、「某放送関係者のヒトリゴト。」が、BPO意見書を好意的にとらえているのを読んだ。

ダウンロードできるとのことで、
ご指摘通り重くなっているBPOサイトから引っ張ってきた。

前書きでは「機械的に倫理基準をあてはめても、
バラエティ番組の発展の可能性をつぶすだけだ」、と謳い、
「バラエティを萎縮させるつもりはない」ので、
意見書は若干くだけたスタイルをとったとしている。

文体はエッセイ風になっており、
いきなり「バラエティの批判なんかしやがって、という声はわかっております」
というところから始まる。

そのあと、我々がBPOに抱いていたことと正反対のことを綴りはじめる。
「食べ物を粗末にするテレビを我々はおもしろがってきた」とか。

おいおい、おたくらはそれをキューダンする立場ではないの?
案外、わかってるんじゃない?
と、ちょっとワクワクさせるような部分もあった。

ただ、後半になるとやはりお説教臭くなる。
「ベテラン放送作家の書いた本」を参考にした、とあるが、
見方がどうしてもそっち寄りに見えるのだ。

「昔と今では世相が違うから、バラエティの作り方も違う」と認めてはいるし、
「昔のバラエティはよかったなんて言う気はない」という一節もあるが、
やはりこの意見書からは、
『古き良き昔のバラエティは、ちゃんと作り込んだ笑いだった。
今のはどうだよ、おい』みたいな雰囲気を感じざるを得なかった。

「視聴者だって今のバラエティには反発してるよ」とは、言うんだけど、
それはそういう「ご意見」ばかり吸収しているからではないのか。
BPOは苦情を受け付ける機関なので、
好意的感想は彼らの耳にはあまり入らないはずなのだ。

最後は「ご批判ご意見が集まるのは、バラエティの宿命である」
「事なかれ主義、コンプライアンス強化など蹴飛ばせ」と結ぶ。

じゃあ、この意見書はなんなんだ。
「制作者へのエールです」ってか。

個人的には、これを読んでもあまりスカッとしなかった。
やはり「べからず集」のごとき息苦しさも感じるし、
反発を覚える制作者、視聴者も多い意見書ではないだろうか。

中盤あたりの「バラエティが嫌われる5つの問題」の事例にあげられている、
少なくとも3つは「めちゃイケ」の企画だったりする。
(「股間に穴の開いたうちわ」「サックスをシャワーヘッドにする」
「チョコフォンデュ」)

やっぱり、ナイナイの岡村は怒るだろうな。

|

« 出ました、バラエティいじめ | トップページ | 迷彩 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

「芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17134/46800716

この記事へのトラックバック一覧です: ワクワクさせて、ガツンと落とすBPO:

« 出ました、バラエティいじめ | トップページ | 迷彩 »