« 大阪ジャイアン | トップページ | 2009年南部杯 テレビ中継 »

「果実」は未熟か腐りかけか、それともちょうど食べ頃か

立川流の二ツ目、立川キウイのブログが読ませる。

「この激辛ラーメン、バカうまっ!」とそのラーメンの写真を載せれば、
写真のサイズがでかすぎて、どんぶりの縁しか見えない。

日々を反省しての長文が載るかと思えば、
「酔って転んだ」と血まみれの手の写真を載せ、
居酒屋でチーズケーキをドカ食いしたあとチューハイを飲みながら、
「飲んでばかりじゃケガなんて治らないよね」。

こんな素敵な落語家がいるのである。

前座を務めて16年、正式な破門は3回。
40歳でやっと二ツ目に昇進するが、
その理由は家元の「オレも先が長くねぇからな」。

結果を出せぬまま、廃業も出来ずに生き延び続ける落語家人生。
それだけならまだ愛嬌もあるというものなのだが、
たちが悪いのが「ブログで人生論、落語家論をぶつ癖」。

落語も踊りも長唄も覚えられないのに、
人に説教を垂れたがる、家元の癖だけは学んでしまったのだ。

説得力もないのに、ブログで達観したような物言いを続けるキウイには、
アンチも少なからず存在し、
Wikipediaには誹謗が目的と思われる記述も散見される。

彼の属する立川流では、向学心があり、かつ能力ある人間が面白いように出世する。
立川志の輔、立川談春、立川志らく…。

その逆は当然、それ相応の扱いを受ける。
キウイはその極みである。

いや、彼なりの向学心はあるのだと思う。
しかし、それが萌芽する様子は、さっぱり見えてこない。

そして、実家とバイト先の銀座のバーを往復する日々。
独身の暇つぶしはもっぱらショッピングセンターのシネコン。

そんな日々の合間に、執筆されるブログ。

「落語家とは…」と語りつくそうとする説得力なき長文よりも、
「五目あんかけ中華丼」のデカすぎる写真を載せ、
「これ、バカうまっ!!」と書いてる記事のほうが面白かったり。

かと思えば、稽古もせずに兄弟子のHPの掲示板に入り浸り、
アンチを挑発するような書き込みを繰り返す。
で、「兄さんの掲示板を荒らしてしまったぁ」と
チューハイ呑み呑み、反省ちょっぴり…。
(しかも反省するほど荒れてもいないし)

以後、アンチを「キウイ・ウォッチャー」と命名し
(たぶんあちらはそんなにウォッチしてないと思うが)、
酔った勢いで毎夜のようにネチネチと逆批判し続けている。

談志のことば「嫌なら、止しな」を守れない四十男…。
ダメな人間はかくも愛くるしい。

こんな「口先落語家」の人生と文才に編集者が目をつけ、
今秋には新潮社から著書を上梓する。

タイトルは「万年前座 僕と師匠・談志の16年」。11月27日発売。

談志はキウイを見捨てているわけではなく、
「独自の道」を行け、と諭している。

その点においては、師匠の教えを忠実に実践している。
この愚直さは誰にもまねできない。

|

« 大阪ジャイアン | トップページ | 2009年南部杯 テレビ中継 »

「ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事

「文化・芸術」カテゴリの記事

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

「芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

そういう武勇伝を教えていただけると、「1回だけ」見たくなりますね。1回だけ。

2ちゃんねるでこの記事を紹介した人がいたみたいで、結構な数、アクセスが増えておりました。
潜在的な「キウイウォッチャー」は結構多いみたいです。

投稿: たかはし | 2010.01.10 21:21

…とあるサイトから流れてきました。初コメントさせて頂きます。


月1〜2回は、とある演芸場に通ってる者です。
その演芸場にてキウイさんを拝見しました。…が、期待を見事に裏切ってくれました。
落語を話している時に噛みまくる、翌日の寄席に支障をきたす程に酒を飲んでる様で、それを理由に落語はやっつけの「前座噺」ばかり。話し終わったと思ったら「あ゛ーーーッッ。(二日酔いで)気持ち悪いーーーッッ」と高座で転がった時には『木戸銭返せっ。馬鹿野郎』と喉元まで出掛かってました。

「それもキウイの味だよ」と思う方が居るかも知れません。

…が、自分は「二度と見たくない。例え、無料で招待されても」と思っています。理由は簡単です。それは「プロ意識が欠けている」からです。正に『口先落語家』と云う言葉が、キウイさんにはピッタリです。

投稿: キングスライム | 2010.01.07 11:36

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17134/46462222

この記事へのトラックバック一覧です: 「果実」は未熟か腐りかけか、それともちょうど食べ頃か:

« 大阪ジャイアン | トップページ | 2009年南部杯 テレビ中継 »