チョメチョメ、逝く
昭和のスター「山城新伍」が12日に肺炎で死去していたことが分かった。
最初こそ端整な顔立ちの二枚目俳優として登場したが、
その後は様々な映画でコメディリリーフ的な役どころを演じるようになり、
そして「司会者」としての地位を確立する。
「いい加減でエッチなおじさん」と
「言いたい放題辛口タレント」の顔を上手に使い分け、
クイズ番組やトーク番組などで、多数のタレントを相手に
「チョメチョメ」などの言葉を弄しながら丁々発止のやりとりを見せ、
いっぽう舌鋒鋭く、ジャニーズ事務所などのタブーにも斬り込んだ。
私生活では、妻との離縁、復縁。
いっぽう、部落差別問題の著書もあるなどまじめな顔もあった。
晩年、体調を理由にテレビから離れていく。
自分から見切りをつけたのか、
あるいはテレビが彼を必要としなくなったのか。
映画制作などに取り組んだ後、
数年前からは表舞台から去っており、
「食べこぼし」などの悲しくなるような噂が聞かれていた。
近年は糖尿病を患って老人ホームで暮らしており、
そのやつれた姿に面会者も、往年の山城は連想できなかったという。
バイタリティあふれる姿しか浮かばないから、
「70歳でひっそり死んでいく山城新伍」
というのが、信じられない。
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