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テレビやってみました

先日、「ニコニコ動画」で12時間のスペシャル生放送が編成され、
産経新聞にはテレビ欄に疑似番組表的広告も掲載されたそうだ。

既存のテレビにケンカを売るような大胆企画であるが、
放送・通信評論家の江口靖二日経IT PLUS
「これじゃ普通のテレビと一緒だ」とこきおろしている。
(私事ながら、江口は親戚のオジサンに顔が似ていて他人とは思えない(笑))

ニコ動は無料アカウントすら持っていないので視聴したことはないが、
「ヨイ★ナガメ」で「ダウンタウンDX」風のコーナーが紹介されており
この生放送のことだけは知っていた。

梅宮辰夫、GACKT、陣内智則、大沢あかねなど
本家「ダウンタウンDX」を彷彿とさせるキャストが出演し
トークを繰り広げたとのことである。
またニコ動らしく、出演者がコメントに答えるシーンもあったようだ。

江口の記事にはないが、「ヨイ★ナガメ」によれば、
ライブドアの元社長、堀江貴文氏と、
2ちゃんねるのファウンダーでニコ動経営陣でもある
西村博之氏の対談コーナーもあったという
(浜田雅功曰く「ピザ喰っとるだけや」だそうだ)。

当然注目度も高かったことだろう。
アクセスもだいぶ集まったと思われるが、
ニコ動は有料会員にストリームを優先しており、
無料会員の江口は、アクセス集中時に何度か番組が見れなくなったそうだ。

お金を払っている有料会員は、この「特番」を快適に見れた、ということにはなる。
また、この企画で有料会員も増えたことだろう。

しかしこの「特番」が、テレビとネットを逆転させるような画期的なものだったのか。

江口も指摘しているし、「ヨイ★ナガメ」も同じことを言っているが、
所詮、既存のテレビが表なら、これは裏の企画であり、
同じ10円玉であることに変わりはない。

コメントに生で答えるというのも、別にニコ動でなくても
GYAOでもやっているし、既存のテレビでもパソコンや携帯を組み合わせればできることだ
(それを地上波でやって面白いかどうかは別として)。

たとえば、梅宮辰夫は、改名に関与した女優の母親と
一発ヤッたエピソードを披露したと言うが、
梅宮の兄貴が「元祖・希代のワル」であることは誰もが知っていることで(笑)
ネットでしかできないトークではない。
(江口は梅宮兄の暴露トークについて、編集後記的ブログ
「これが低俗でなくてなんだバキヤロー」とおかんむりであるが)

産経新聞の番組表付き広告には、おなじみ夏野剛も登場したそうだが、
先日のNHK特番で「あなた方はまだ『番組表』に縛られるのですか?」と
勝ち誇ったような顔でテレビマンに語っていたはずなのに。

夏野としては、地上波テレビの番組表に肩を並べてみせることで、
既存のテレビにケンカを売って、ご満悦かもしれないが、
結局「疑似ダウンタウンDX」は、既存のテレビありきのもので、新規性はない。

まあ、堀江氏と西村氏の対談はネットならではの企画かもしれないが、
「ロフトプラスワン」あたりでやるような催し物をネットに上げただけであって、
うさんくさいネット長者のオッサン2人が、
ピザをむさぼり喰う対談は「コンテンツ」とは言いにくい。

ニコ動の本当の思惑としては、
「テレビとあえて同じことをやって、
 かえってニコ動の存在感が高まったでしょ?」
といったところなのかもしれない。

そういう意味では、ニコ動にとっては画期的すぎる企画だったに違いないが、
テレビの優位性はこの企画では揺らがない。
むしろテレビが抱える爆弾は、ほかにある。
いずれ、自分自身はまだニコ動の会員になろうとは思わない。
YOUTUBEで十分だ。(いまのところはね)

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