バラエティはプロレス
「ナンシー関の意外な無邪気さ」(死んだ目でダブルピース)。
自分はナンシー世代??ではないので、
「消しゴムで似顔絵を彫るブーデーのおばさん」程度の印象しかないのだが、
亡くなって5年以上経つ今でも、「テレビ批評の第一人者」として有名だ。
そんなナンシー関が「ヤラセを真に受けた文を書いていた」という。
むろん、分かってて書いていた可能性もある、というのだが…。
テレビバラエティ批評といえば、すぐ例に出してしまう「ヨイ★ナガメ」であるが、
この人も「ヤラセ」「演出」がない前提で感想を書いていることが多くて、
前々から気になっていた。
たとえば「イロモネア」にしても、
客席審査が完全ガチかどうか怪しいと思うのだが、
この人はとりあえずガチンコという前提のもと、論評している。
いやいや、どう見たって演出してるでしょう、と考え出すと
何が面白くて何が笑えないのか、分からなくなりそうになる。
「死んだ目でダブルピース」はひとつの「解」を出している。
『プロレス』。
分かっていながら、その世界にどっぷり浸ることができて初めて、
堪能することができる、という例えにプロレスを出している。
ナンシー関もプロレスファンだったのだそうで、
プロレス同様、テレビも『様式』含めて楽しんで、
批評していたのではないか、と。
(そういえば「ヨイ☆ナガメ」氏も格闘技には詳しいようだ)
確かに、テレビを見ていて「これって演出だもんな」と
冷めながら見るテレビはどこかつまらない。
「素直」である必要はないけれども、
大上段に構えても、面白いものが面白くなくなるだけなのだろう。
しかしそうはいっても「これって演出だもんなぁ~」と
思いながら見てしまう「習慣」はそうそう変えられない。
邪念を振り払えないのだ。
「テレビを見る達人」は、「無の境地」に達しているのかもしれない。
…テレビを見る達人になる必要があるかどうかは別として。
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