大久保佳代子の「ジョーカー力(りょく)」
テレビ朝日「ロンドンハーツ」恒例「格付け」。
2回に1回程度、ドーンと鎮座まします「大久保佳代子」。
今回も存在感があった。
大久保がブレイクしたのはここ数年。
「オアシズ」光浦靖子の相方、という枕詞のもと、
数年前にいきなり「めちゃイケ」に強引にレギュラー入り。
多くの視聴者に「誰だ、この鼻の下の筋が太いオバサンは」と思わせつつ、
そして人力舎のねじこみを想起させつつも、
「ホァンさん」「めちゃ女子」などでじわりじわりと画面に印象を残していく。
そして確固たる地位を確立したのは「くりぃむナントカ」。
「ビンカン選手権」で、「ジョーカー的存在感」を大いに発揮する。
それが一気に「格付け」で花開く。
それまで格付けの裏番だった相方・光浦なしでも、
単独出演するにたり得るバリューを持つに至るのだ。
その「格付け」では、トークに強引に割り込むことはせず、
ここぞ、というところで「ジョーカー」を演じてみせる。
キングは魔王・杉田かおる、クィーンは国生さゆりか青田典子。
目立つべきエースはMISONOとかはるな愛とかスザンヌとか、ぞろぞろと変わっていく中で、
どっしりとジョーカーとして構える姿は神々しくすらある。
男が100人いたら100人とも美人とは言わない顔。
自らブスだと言ってみせる光浦ですら美しく見え、
いっそ「醜い」といってもよいほどの、「女芸人顔」だ。
もう「ジョーカー顔」と言ってもさしつかえない。
しかし、ジョーカーだからこそ、最後には主役になる。
ババ抜きのジョーカーはゲームを決める大切な存在。
大久保は必ずゲームを成立させていく。
そしてジョーカーは7並べでは「ワイルドカード」でもある。
美人を演じ、ブスを演じ、脇役を演じ、主役を演じる。
OLを演じ、芸人を演じ、常識人を演じ、変態女を演じる。
ジョーカーだからこそ目立ち、最後には愛らしくすらなっていく。
なんと、得なポジションを得たことか。処世術の極みを見る思いである。
#数年前、大久保の出るお芝居を見るためだけに、宿を取った池袋から
遠く三鷹まで移動して、饐えきったディープキスシーンを見てきたのは内緒。
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