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16ビート・センセーション~松崎しげる名曲撰

「愛のメモリー」でしか松崎しげるを語れないなんて、
クリープを入れないコーヒーみたいだ。

いや、俺はしげるのように真っ黒いコーヒーが好みなんだが。

というわけで(?)松崎しげるの知られざる名曲をご紹介する不定期コーナー。
第1回は「16ビート・センセーション」である。
「トミーとマツ」でおなじみ、「ワンダフル・モーメント」のC/W。

作曲は「レディーボーデン」「きのこの山・たけのこの里」
「ニュースセンター9時」「大激闘マッドポリス80」「俺はご先祖さま」の大野雄二御大
(あ、そうそう「ルパン三世」もね)。

ミズノ(美津濃)のスキーブランド「ブルーインパルス」のCMソングだそうである。

コマソンの2大巨頭・大野雄二と松崎しげるが手を組んだこの曲。
方やジャズ畑の大野御大、方やバラードの化身・しげる。

その化学反応、今風に言えばケミストリーの結果、
こんなロックナンバーに仕上がってしまうのダ。

作詞は、泉谷しげるを世に送り出した門谷憲二(布施明「君は薔薇より美しい」でも有名)。
歌う歌をすべからく濃い茶色に染め上げるしげるも、
この曲では珍しく「雪は白い方がいい」と、真っ白い冬を強調している。
しかし曲自体は真夏のように暑苦しい。

いやぁ、スキーほどロックなスポーツもあるまいて。
クソ寒い中、重装備で出かけていって、
板きれに乗っかって、一歩間違えりゃ命がけのプレイに興じる。
(事実毎年、誰かが木にぶつかって死んでいる)
これが16ビートじゃなくてなんなんだ。

時速100キロで進むスキーヤーを、
しげるは「俺を好きなら、この愛に遅れるな」と急がす。

さらに、「ありふれた優しさだけの愛なら、
掃いて捨てるほどあるさ」と、しげるは言い切る。
夜の帝王、松崎しげるは、ノロノロな愛などいらない、
16ビートを刻みながら本気でついてこい、とアドバイスする。

お気楽な夏の4ビートなんか本気の恋じゃねぇ、
16ビートの鼓動で攻めてこい。俺も本気で答えるぜ。

その本気に大野御大も見事に答えきり、
氷点下の雪景色でも暑苦しい、しげるの「ハイテンション愛」が見事に具現化している。
ナイスな70年代末期の香り満載の佳曲である。

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コメント

ありがとうございます。
今日も出張中、この名曲をiPodで聴いておりました。

「ブルーインパルス」のCMを見てみたくて、先日YOUTUBEにあるかどうか探したんですが、
消されたみたいですね。残念。

投稿: たかはし@ANNEX | 2009.09.09 21:47

初めまして、こんばんはっ。
「たぶん今日この瞬間、こんなドマイナーな曲名で
検索掛けてるのは世界に俺一人だろう」
などという不条理な自己満足の末に・・・
まさか同じ街に住む人のブログにたどりつくとは。
思わず腰が抜けました(笑)。

いや、爆笑しながら読ませて頂きましたが
当時流れていた「ブルーインパルス」のCMは
実にカッコ良かったです(断言)。
スキー大好きな子供時代のオイラは、
急斜面を華麗なパラレルで突っ切るシーンに
鼻血出んばかりに憧れましたよ☆

・・・まさか25年後のしげるの評価が
ここまでいぢられキャラになっているとは
当時予想だにすらしませんでしたけど・・・ね(笑)。

投稿: 紺之介 | 2009.09.08 23:16

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