セシールが消える?
4年前に「ライブドア、セシールを買収」と書いたが、
まさかこうなるとは。
岡山市の通販業セシールを、フジテレビの持ち株会社、
フジメディアホールディングスがTOBで買収することとなった。(毎日)
同社は、子会社の通販業「ディノス」とセシールを合併させ、
本業である放送での売り上げ減少のカバーを目指す。
まだ確定はしていないものの、
セシールとディノスが合併する場合、
おそらくフジ直系であるディノスを残すと思われる。
ブランドとしても「フジテレビのディノス」というイメージは強く、
CMや、通販番組などで知名度も高い。
一方のセシールは、CMでも知られ、知名度自体はディノス以上と思われるが、
所詮、香川県のローカル企業。
フジとは直接関係ない部門としての「セシール」は残るかもしれないが、
いずれ、セシールとディノスをフジテレビが天秤にかけたら、
ディノスを残すことだろう。
当のセシールも赤字とのこと。(時事)
因縁というわけでもないだろうが、
セシールは、かつてフジテレビに大きな打撃を与えた旧ライブドア(現LDH)の子会社。
マネーゲームだ、投資だ、若者と年寄りの戦いだ、と
さんざん騒がれたフジテレビVSライブドアも、
堀江元代表の逮捕ですっかり沈静化。
あれだけ叫ばれた「通信と放送の融合」も、
放送側の抵抗でうまくいかず、ライバル楽天もTBSの子会社化に失敗している。
そのうちに放送というビジネスモデルに綻びが出始め、
そして今回の『フジテレビによるセシール買収』につながるわけだ。
現在LDHは子会社の整理を進めていて、
セシールを売却することでいよいよ子会社はライブドア一つになる。
残念なのは、セシールが消滅することになると、
あの「♪セシール~ポワ~ン…イノーン・コサン・シオンセ・コメヌーン(適当)」
というサウンドロゴがなくなってしまうであろうこと。
(一説には大野雄二の作と言われているが)
これだけ人口に膾炙したものは、残して欲しい気もするが、
経済はしょせん、水物。
バブリーな雰囲気の中で「自称IT企業」に買収され、
結局は身売りまで決められる。
セシールの経営陣は忸怩たる思いであろう。
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