東北のお友達を笑顔で迎えるか夜叉の顔で追い返すか
岩手日報「山形の企業、盛岡市郊外にシネコン開業予定」。
第4のイオンに続いて、衝撃のニュースである。
もう、あの人やらあの人やらが青筋立てて怒るだろうことは
容易に想像できる。
計画をぶち上げたのは山形市「MOVIE ON」。
盛岡を選んだ理由について
「親会社のケーブルテレビ山形と、盛岡ケーブルテレビジョンが提携している」
「山形も盛岡も、映画の街といいながら、映画産業の衰退が続いている」
と、痛いところをいちいち突いている。
(注:盛岡ケーブルの親会社だった和山物産は昨年経営破綻している)
個人的には郊外のシネコンには反対しない。
ただ、どうせやるなら地元業者ではできなかったのか、と思うと
忸怩たる思いがする。
しかしそれは、あの人やらあの人やら含め、
地元から猛反対されるに決まっているわけだが…。
もちろん、今回の件も既存業者や大通り商店街などが
役所を巻き込んでの猛烈な反対運動を展開するはず。
しかし映画館通りからは映画館の閉館が進む。
地元大手業者の一つ、南部興業が「ピカデリー」など3館を閉鎖したのは記憶に新しい
(ピカデリーは「おくりびと」ブーム対応のため、リバイバル開館中だが)。
猛烈な反対運動をしたって、顧客からそっぽを向かれれば意味はないわけで…。
イオンなどの「中央からの刺客」を追い出すために
ああでもないこうでもないとやっているうちに、
すぐ近くの山形市という「お友達」が思わぬ横やりを入れてきたわけだ。
もちろんこのシネコンができれば、
映画館通り、MOSSビルのフォーラム(奇しくもフォーラムも山形系である)
に影響を及ぼすことは必至。今後の状況を見守らざるを得ない。
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