ハウフルスの強気
テレビ朝日「タモリ倶楽部」地デジ特集2回目。
今回は、(地デジには対応しているものの)
画角が4:3の液晶テレビを買ってしまった番組スタッフを迎え、
アンガールズ、「家電芸人」劇団ひとり、土屋礼央(RAG FAIR)が
タモリとともにトークを繰り広げるというもの。進行兼道化師役に勝田アナ。
で、番組は相変わらず4:3のSD画質、つまり「非ハイビジョン」である。
冒頭タモリが言うように「タモリ倶楽部」は
「テレビ朝日で唯一のハイビジョンでないバラエティ」となってしまった。
極端に言えば「テレビ朝日で唯一の番組」かもしれない。
(もはやSD番組といえば再放送かコマーシャルくらいだし)
問題はテレビ朝日にあるのではなく、制作会社「ハウフルス」にある。
どうも、この会社はハイビジョンに対応する設備・体制を整えていないようなのだ。
制作する番組は「チューボーですよ!」(TBS)、
「秘密のケンミンSHOW」(よみうりテレビ)…いずれもSDだ。
「出没!アド街ック天国」(テレビ東京)はハイビジョンだが、VTRがSD。
こちらでも指摘しているが、上記はゴールデン番組である。
テレビで一生懸命「地デジに変えよう」と喧伝しているテレビ局が
視聴者数の段違いなゴールデンでSD番組を流していいのか、という話だが、
ハウフルスはそれに一役買ってしまっているのだ。
「ケンミン」は違うが、「タモリ倶楽部」含めいずれも長寿番組である。
ここにハウフルスの「強気」が読み取れる。
テレビ局から「まだハイビジョン番組を制作する機器を持っていないのか?
おたくのようなプロダクションとは取引しない!」と言われるおそれがないのだ。
ハイビジョンじゃないから「タモリ倶楽部」を終了させるということはあり得ない。
「チューボーですよ!」がハイビジョンじゃないから、
スポンサーのサントリーが怒鳴り込んでくる、というのも考えにくい。
「アド街」でVTRがハイビジョンじゃないから、
愛川欽也が「ハイ消えた!」とテーブルを叩くわけでもない。
人気のある番組を制作していること=「切られにくい」。
ハウフルスの強みだ。
だから地デジ対応のための設備投資も後回しにできる。
昨今の景気悪化で「ケイヒサクゲン」を
ネタにまでしはじめたテレビ業界だけに、
ハウフルスも「してやったり」であろう。
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