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夕張に冷たい雪が降る

夕張、そしてまた冬、人が消えていく」(朝日新聞)。

夕張を覆う暗雲。
暗雲なんて生やさしいものじゃない、これはもう「地獄」だ。

認知症の妻の老老介護に追われ、とうとう倒れてしまう夫。
年寄りに「家を出ろ」と容赦ない宣告を叩きつける、家主の三菱マテリアル。
その三菱に「土地を引き揚げろ」と要求しているのは、ほかならぬ「国」である。

折り鶴を折り続ける一人の老婆は、炭坑で栄えた夕張を懐かしむ。
「夕張にはもっとよくなってほしいね」…
実現しそうもない言葉が、読んでいる者の胸に突き刺さる。

タイトルの「人が消えていく」…
街を去る者、そして、命を落とす者を指すのだろう。

日本の行く末が今の夕張だとは思いたくないが、現実はかくも残酷である。

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