換え芯
書けなくなったボールペンが2本あった。
芯だけ変えてみようかな、と思い、ペンから取り出してみると
どちらも同じ長さで、「PILOT BSRF-6B」と刻印があった。
片方は「9703」、もう片方は「0301」と数字が打たれている。
おそらく製造年月日とすれば、10年ものと5年ものである。
どちらも、紙の上で滑らせても筋ができるだけで、インクが出てこない。
5年もののほうはほとんどインクが減っていないのに。
で、文房具屋で同じ型番の芯を買ってきて装填した。
当然ながらサラサラ書ける。
しかし、換え芯の価格は一本63円(税込み)。
100円ショップに行けば3本100円でボールペンが売っている。
せこいデザインのなら10本入りなんてのもある。それで税込み105円だという。
確実に換え芯の方が高いではないか。
このボールペンを気に入っていて、それで芯だけ変えたのかというと
そんなこともなくて、10年もののほうは捨ててもいいくらい汚れている。
だけどノックはちゃんと動くし、捨てるのもしのびない。
それで、換え芯を入れたのだ。
エコといえばエコ、無駄といえば無駄。
直すより捨てて買った方が安い世の中は、いいものかどうか。
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