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2008年11月

夕張に冷たい雪が降る

夕張、そしてまた冬、人が消えていく」(朝日新聞)。

夕張を覆う暗雲。
暗雲なんて生やさしいものじゃない、これはもう「地獄」だ。

認知症の妻の老老介護に追われ、とうとう倒れてしまう夫。
年寄りに「家を出ろ」と容赦ない宣告を叩きつける、家主の三菱マテリアル。
その三菱に「土地を引き揚げろ」と要求しているのは、ほかならぬ「国」である。

折り鶴を折り続ける一人の老婆は、炭坑で栄えた夕張を懐かしむ。
「夕張にはもっとよくなってほしいね」…
実現しそうもない言葉が、読んでいる者の胸に突き刺さる。

タイトルの「人が消えていく」…
街を去る者、そして、命を落とす者を指すのだろう。

日本の行く末が今の夕張だとは思いたくないが、現実はかくも残酷である。

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三橋クンが本を書く

もとIATアナの三橋泰介アナ(みつはしたいすけ、現TBC東北放送)が
話術!虎の穴~現役アナウンサーが明かすトークのネタ帖」という著書を上梓したことを「ふじポンブログ」で知る。
オビにはサンドウィッチマンも登場している。

Wikipediaには三橋アナが「資産家」だったことについて記述がある。
高校時代、遺産が転がり込んだために長者番付に載ってしまい、
一部メディアでは「三橋君」と呼ばれて有名になったらしい。

三越を退社し(これは知らなかったな)、
IAT岩手朝日テレビにアナウンサーとして入社。

高校野球実況で名をはせるが、
それで味を占めたか、楽天イーグルスができる年に仙台の東北放送に移籍。
退社直前の「金曜スーク。」で大泣きに泣いていたっけ。

現在は、元めんこいテレビの横山義則もMCを務めていた「ウォッチン!みやぎ」や、
ラジオ番組「カマス」などを担当しているとのことである。

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ある俳優の死

俳優・佐藤英夫が亡くなっていたことをWikipediaで知った。
ガセかと思ったが、確かに朝日新聞が今週、報じていたようだ。
早稲田大学鋳物研究所スキー部長の日記

亡くなったのは2年前の11月。
ドラマやCMなどに多数出演、父親役などで存在感を示した俳優の最期は
2年遅れでひっそりと世間に知らされることとなった。

ここ10年ほどは目立った活動はしていなかったはず。
「TVガイドスター名鑑」で顔を見かけて「こんな人もいたよなぁ」程度には思っていたが。

勝新クラスの俳優なら、その死を世間も大々的に取り上げるのだが、
そういうことは望んでいなかったのだろう。
なんとも奥ゆかしい、「お父さん」な人だったんだな。

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換え芯

書けなくなったボールペンが2本あった。
芯だけ変えてみようかな、と思い、ペンから取り出してみると
どちらも同じ長さで、「PILOT BSRF-6B」と刻印があった。
片方は「9703」、もう片方は「0301」と数字が打たれている。
おそらく製造年月日とすれば、10年ものと5年ものである。

どちらも、紙の上で滑らせても筋ができるだけで、インクが出てこない。
5年もののほうはほとんどインクが減っていないのに。

で、文房具屋で同じ型番の芯を買ってきて装填した。
当然ながらサラサラ書ける。

しかし、換え芯の価格は一本63円(税込み)。
100円ショップに行けば3本100円でボールペンが売っている。
せこいデザインのなら10本入りなんてのもある。それで税込み105円だという。
確実に換え芯の方が高いではないか。

このボールペンを気に入っていて、それで芯だけ変えたのかというと
そんなこともなくて、10年もののほうは捨ててもいいくらい汚れている。
だけどノックはちゃんと動くし、捨てるのもしのびない。
それで、換え芯を入れたのだ。

エコといえばエコ、無駄といえば無駄。
直すより捨てて買った方が安い世の中は、いいものかどうか。

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いい旅夢気分スペシャル

富士真奈美とピーコの岩手旅。
混浴風呂では、いきなりイチモツを見せるジジイ。ピーコは案外たじろがず。
その後二人で仲良く入浴。メガネを外したピーコは当然…おすぎであった。

話しかけてくる素人のオバサンたちに愛想を振りまくのは真奈美だけで、
ピーコは「キタナいババアばっかり」とばかりにシカトを決め込むのが、
あまりにもキャラクター通りで面白かった。

宿で出された料理の悪口も言ってカットされたらしい。(芸能界DAISUKI!

極めつきはピーコと真奈美が立って入る風呂を体験するシーン。
水中カメラでピーコと真奈美の下半身を激写。
さらに、足下から源泉が湧いてくるのを感じたピーコ、
「股間に感じるの、ポチョンと」。もうなんでもありである。

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フルチン!

盛岡経済新聞より。
岩手日報は10月30日に既報
奥州市の企業が、「平泉」にちなみ、
牛若丸と武蔵坊弁慶をモチーフにした携帯ストラップなどのグッズを発売するとのこと。

弁慶ふうの「弁くん」はフルチン。
かわいいシンボルが股間でフルフルしている寸法だ。
相方?の牛若丸ふう「若さま」はさすがにかわいく「ブリーフ」。

キャラクターを考えたのは盛岡市「ベアーズ企画制作室」の下山和也社長ら。
たまに岩手のローカルCMで、「棒読み」に近いアクセントと、
恐ろしいほどに低く野太い声を耳にするが、
あれが下山社長の肉声である。
開局間もない岩手朝日テレビで番組MCも務めたことがあるので記憶にある人も多いだろう
(そんなに多くないか^^;)。

下山社長は「川で素っ裸になって遊んでいた」子供の頃を思い出して
キャラを編み出したとのこと。
フルチンキャラはすでに2ちゃんねるでも話題になっているとのことで、
発売前からまずまずの滑り出しである。

実際発売されると全国的な話題を呼んだりもしそうな雰囲気。
奥州市で素っ裸といえば「蘇民祭」も思い出される中、
「岩手=地震」というイメージが、
「岩手=素っ裸」とか「岩手=フルチン」にならなきゃいいがと思う一方、
明るい話題も欲しいところであり、行く末はいまから少し楽しみだったりもする。

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板東英二再ブレイク?

最近、バラエティ番組で「板東英二」を見かけることが多くなった。
徳島商業エースから中日ドラゴンズのピッチャーとして活躍。
引退後、「金曜日の妻たちへ」「毎度おさわがせします」などで俳優として名を売り、
「マジカル頭脳パワー」などで司会者としても活躍したが、
90年代半ばを境に少しずつ露出が減少。
「世界ふしぎ発見!」のレギュラー解答者は続けたが、それ以外では
関西ローカル番組の司会に落ち着くなど、スピードダウンを鮮明にしていた。

財テクに失敗するなどお茶目な話題を振りまいていたが、
まいた種(?)がようやく実を結び始めたのか。
そういえばブログのタイトルは「ブレイクしたいねんっ!」。
ちょっと、実現しつつある。

現在はバラエティ出演の際は「ちょっと間抜けなおじさん」的役回りをすることが多く、
コメディリリーフ(板東にリリーフとは失礼だが)として重宝されているようだ。

ナインティナインの岡村がよく引き合いに出す
「ボク、ゆで卵好きやねん」「新幹線で6個喰う」は板東自らブログで写真に使うなど、
地味に受けており、板東のキャラを一層味わい深いものにしている。

圧巻だったのは今年の「24時間テレビ」。
深夜のバラエティコーナーで、木箱に閉じこめられ、
ノコギリで木箱を自ら切断(?)し脱出するという役どころを演じた。

水分補給と称し、木箱の中に差し込まれたチューブからオレンジジュースを吸う板東が
「うまいうまい」と言っているとき、
画面では「小便小僧」のあの部分からチューブが出ている様子が映る、という
なんとも絶品の演出が施されていた。
いまの板東のポジションを如実に感じさせる。

70歳を前に「バラエティタレント」として復活した板東。
いよいよ次は「パイをぶつけられる」番か? でも投げる方が得意かも。

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TBSが賭けた

「ニュース23」3月で終了。(日刊スポーツ)
30分のストレートニュースに短縮とのこと。
「ニュースJAPAN」というより「JNNニュースデスク」を思い出すな。

まあ、生みの親が亡くなったわけだし、
後釜の後藤氏はやや人間味に欠ける印象で、キャスター向きではなかった。
しょうがないかな、と思ったら…。

「夕方6時から2時間の報道番組を編成」。
こっちのほうがビックリ。
現行の「イブニングファイブ」(「イブニングニュース」)を
後ろに1時間ずらす形であるが、
後半は午後7時台。バリバリのゴールデンタイムに報道をぶつけるという。

NHK「ニュース7」との対決となるわけだが、初めてではない。
「JNNニュースコープ」は80年代に夕方6時から夜7時20分まで延長したことがある。
うまくいかずにすぐやめてしまったが…。

7時台のベルトといえば日テレ系の「追跡」もあった。
こちらはある程度成果を出した番組だが、
あれも、元々の案は「6時台のニュース番組の延長」だったそうだ。

もう夜7時にお父さんが家にいるかどうかといえば微妙だし、
インターネットの普及もある。
7時と言えば娯楽番組…という固定観念は崩れているのかも知れない。
TBSの賭けは当たるかどうか。

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心なしか総理似のホッケたち

ホッケの煮付け、流行りそうな予感。「麻生煮」とか言って。

脂っこそうだな、と思いきや、意外とおいしいらしい。
で、作ってみようかな、とスーパーに行ってホッケを見たが、
「干物のほっけ」しかない。
生のホッケというのはなかなか売ってないのかな。

でも生、というより切り身じゃなくてそのままの姿で売ってることもあるみたい。
こんな顔してるんだね。そういや、口が曲がってるような…。
へんなところまで踏襲(ふしゅう)しちゃいましたな。

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めんこいテレビアナウンサーブログ一斉開始

先日触れた件実現に至った模様
まあ、当ANNEXがきっかけではないはずだが…。

野牛アナのブログによると、9月にはすでに完成はしていたが未公開が続き、
公開は10月半ばに行われたようである。
現在では、同局で告知CMも流れている。

単なるHTMLテキストだった千葉アナの「チバノツブヤキ」も
2002年以降のバックナンバーがすべてブログ形式に。

高橋アナの「失礼します!」も「復活」。
以前も同タイトルでHTMLテキスト形式の日記を公開していたが
いつの間にか消滅していた(←いつの間にか、というのがめんこいっぽい)。

なお、坂口(シャレではない)・大久保両アナのブログは
未だに「あなろぐ」カテゴリ配下となっている。(この手抜きのし方もめんこいっぽい)

野牛アナは絵文字も使ってお茶目に。
シグネチャは単に「牛」。携帯電話から書いてるっぽい。

玉井アナはさすが報道寄りらしく、かっちりしたエッセイ風の文体。
1行ずつ空けるあたりはまるで「散文詩」である。
第1回では、故郷神戸にいる「双子の弟」を紹介している。

井上アナはトップ画像が、テレビからキャプチャしたと思われる
ボケボケの画像でちょっと笑いを誘うが、
思いを込めた一文を披露している。(でももうちょっと更新してくれ)

めんこいアナウンサー

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穂のか タカの香

とんねるず石橋貴明の長女、「穂のか」が女優デビュー。(サンスポ
19歳とのことで、石橋の前妻との子である。

デビュー作は日米韓の合作「はりまや橋」。

七光りはいや、と「石橋」を外した名前でオーディションを受けたという
(まあ、選考の時点ですでにバレてはいただろう)が、
ローマ字の「M」を思わせる口の形は石橋の生き写しといった感じ。

オヤジは「高慢ちき」なところがウリだが、
娘は写真を見る限りそんなところは感じさせない
(伏し目がちな写真だからかな)。

父・石橋は当初芸能界入りに反対したと言い(スポニチ)、
石橋の事務所も「よくわかりません」とトボけているが、
石橋が人知れず目に涙をためている様子が目に浮かぶようだ。

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減クルマチャレンジウィーク

県が旗振り役となり「減クルマチャレンジウィーク」が本日スタート。
普段は黒塗りの車で庁舎にご出勤の達増知事はバスで、
盛岡市・谷藤市長はなんと自転車で登庁したとのこと。

期間は金曜までの5日間。「やらないよりはマシ」「きっかけづくり」といったところなのだろう。
これもお役所のマスターベーションかな、という感じもする。

割引サービスなどインセンティブをつけた上で、
民間企業にも参加を呼びかけたというが、
お役所らしく「報告書を書きなさい」と義務づけたため、参加企業は少ないとのこと。(10月末、岩手日報

しかし、知事がバス通勤する姿は間抜けだ。
セキュリティはどうなるのか。(きょうはテレビ取材が密着していたようだけど)
妙なヤカラがタッソ君を襲わないとも限らないではないか。

谷藤市長も5年ぶりに自転車に乗ったというけれど、
市政を快く思わない誰かが石を投げてきたらどうするんだ。

「黒塗りの後部座席でラクラク通勤しやがって」と役所批判は結構だが、
達増知事や谷藤市長の代わりはいない、と思えば、
彼らを安全に庁舎に送り届ける車と運転手の果たす役割がいかに大きいか。
(黒塗りじゃなくてコンパクトカーでいいじゃないか、というのは別として)

一般職員もこれで社用車…じゃなくて公用車と言うのか、
それの使用も制限されるのだろうが、
公共交通機関がヘボい岩手でそれは酷というものだろう。

そもそも「岩手でもっと自動車を作ろう!」「岩手で生まれた自動車を買おう!」と
声を上げている部署もあるのに(売れなくなっているからなおさら必死のはずだ)、
「岩手を自動車に乗らない社会にしよう!」と県庁が言うのは無理がある。
(喫煙~葉たばこ関係で似たようなパラドクスを岩手県庁は抱えているが)

どうせこの「チャレンジウィーク」が終われば、また知事や市長は黒塗りで通勤し、
職員達は大手を振って公用車で遠くに出張に行くのだろう。
こういうのを「かけ声倒れ」というのではないだろうか。

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オバマ当選 ノッチは…

オバマ当選で沸きに沸いたノッチ。
しかし、ブログのタイトルにしていた「東京マラソン」には落選とのこと。

「寝れん」で締めたこの日のブログ。
いいさ、オバマがあるじゃないか!

竜兵会でも喜びの声、続々。
相方・安田(竜兵会裏番)
ダチョウ倶楽部
有吉弘行
インジョン・スギ
ヤマザキモータース
(竜兵会ではないが)広川ひかる

石原慎太郎なんて小せぇ小せぇ、
次期米国大統領に認められた男なんだから!

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大名跡!

岩手県出身で、現在桂歌丸の弟子の落語家、「桂花丸」が
「桂枝太郎」を襲名とのニュース。(岩手日報

花丸は旧衣川村出身の31歳で現在二つ目。
(「笑点」で座布団運びの手伝いをしている)
歌丸は真打ち昇進にあたり、花丸の「枝太郎襲名」を決めたという。

桂枝太郎についてはWikipediaに記載があるのでお読みいただこう。
初代は上方。住所から「先斗町」と呼ばれ、
「紙屑屋」などを得意としたという。

2代目は江戸っ子。さまざまな落語家の門を叩き、
桂小文治門下で初代「桂小金治」を名乗った後
(2代目があの「それは秘密です」でおなじみ「泣きの小金治」)、
2代目桂枝太郎となった。

その後31年にわたり空き名跡となっている。
先代死去の1年前に生まれた花丸が、
真打ち昇進と同時に「三代目・桂枝太郎」を襲名するのは、来年5月1日。

ブログでは「芸歴12年での真打ち昇進は若干早いが、
実力じゃなく、金品の取引があっただけです」と謙遜ジョークをかましているが、
いやいや、実力ですよ。

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第3の男

今朝のアメリカ大統領選挙を伝える現地映像。
ホワイトボードに書かれた名前に目がとまった。

Barack Obama
Ralph Nader
John MaCain

ん…真ん中は誰?
「ラルフ・ネイダー」…

調べるとすぐ分かった(Wikipedia)。

大統領選挙では定番の泡沫候補らしい。

反商業主義者らしいが、どんだけ倹約しても、
選挙活動に一定のお金はかかるはず。
どこからお金を得ているのか。
まあ、それ相応の支援家はいるのだろうけど。

アメリカってのは不思議な国だな。

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県民紙はかくあるべきか

「県民に誇り 輝く功績」「岩手日報文化賞2人2団体受賞」…
これが、今朝の岩手日報の1面トップ記事である。
見出しの下には、受賞式典後の記念撮影のショット。

これって、「県民が読みたい記事」か?
「岩手日報が読ませたい記事」なだけじゃないのか?

自社の主要イベントでもあり、
県民を顕彰する行為への矜持もあろうが、
果たしてこの記事は全県民にとって必要か、というと
日報本人にも答えられないと思う。

日曜日付の「読者の広場」では、「見やすさが足りない」という
大船渡市の読者の声を自ら掲載している。
曰く「活字が濃すぎ」「カラーが少ない」。

全体的に岩手日報は「古くさい」と思う。
古式蒼然とした題号が、それを物語る。

毎日新聞ほどキッチュにしなくてもいいが、
産経新聞などはキャッチーなデザインと格式を両立させている。

「古くさいことがステイタス」と思っているふしすらあるが、
何につけても保守的な岩手県を体現している、と言えるだろう。

同紙の細かいところからは、少しずつでも変わろう、
という意思は少しずつ感じるけれども、
「思い切って」というところまでは、
社内事情がいろいろあってできないのであろう。

まず、自社イベントの過度な誇示をお辞めになってはいかがか?
読者、県民がほんとうに読みたい記事、紙面を追求すべきだと思う。

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野獣死すべしinもりおか映画祭

1週遅れで恐縮だが、
「もりおか映画祭」に「野獣死すべし」を見に行った。

「映画の街・盛岡」に懐疑的な見方をしているエセ野郎(笑)が
行くような場でもないような気もしたが、
「野獣死すべし」は当ブログで軽く取り上げた作品でもあり、
一度見たいな~とは思っていた。

前売りチケットを購入すると映画祭のパンフレットがついてきた。
表紙は今回フィーチャーされている相米慎二監督をモチーフにしている。

ページをめくると3人のご挨拶が。
最近も何かとお忙しいはずの谷藤裕明市長、
南部興行代表の小暮信人氏、
そして「モリオカン」憧れの存在?実行委員長・斎藤純氏。
(そういえば斎藤氏と谷藤氏は縁遠からざる二人でもある)

しかし、「ミステリー」のくくりが取れたせいか、
上映作品のラインナップは迫力不足。
オープニング上映の「ハッピーフライト」なんて初めて聞いたし、
「新作」「相米監督特集」「親子で見る映画」などカテゴリが6つもあって、統一感もない。

それでも、上映数が30くらいあればかっこうもつくんだろうが…15本ではねぇ。
しかもマップを見ると、今回の映画祭に参加しない映画館もある(名劇、ルミエール)。
利益が出ないから、とか理由をつけて参加しないのだろうが、
そもそもそんなつれない対応を是認してしまう委員会側の押しの弱さはちょっと情けない。

そして当日、「名劇2」へ。先日セガが撤退したビルの5階にある。
会場に入ると、さっそく長身の斎藤大先生がお出迎え。
ただの細身のヒゲ濃いオジサン、という感じもするが、
やはり「盛岡を代表する作家」「市長選に打って出る男」
「イオンにあえて行かない市民(苦笑)」の威厳は感じた。

客はざっと数えて50人ほど。
キャパの1/7くらいか。ちょっと寂しいかな。

映画の中身は…まあ単純に言えば「人殺し映画」。(笑)
松田優作が予想通りに人を殺し、トチ狂い、最後に果てる(?)。

銀行強盗のシーンでは小林麻美の立ち回りが少し不自然で気になったし、
オーケストラのシーンなど、映像美に凝りすぎて退屈な部分もあるが、
後半、とくに列車のシーンからはなだれを打ったように展開していくところは引き込まれる。

「全共闘世代をベトコンとオーバーラップさせたカタストロフィ映画だ」とか、
映画評論家みたいな上手なことを無理矢理絞り出してもいいのだが、
ただただ「虚無感ただよう人殺し映画」と言う印象が浮かぶ。

いかにも大藪春彦的な映画、ということもできようが
あいにく大藪春彦の作品は一つも読んだことがないし、映画も見てないし
(だから斎藤大先生に殴られてもしかたない人間ですよ俺は)。

優作のキレた演技はすさまじいの一言。オタクっぽい青年を演じているのだが、
息子を思わせる表情が何カ所かで見られた。

東大の同級会のシーンでは岩城滉一、阿藤快(当時阿藤海)、風間杜夫、鹿賀丈史と
今をときめく名優&名レポーターが続々登場し、
会場がややざわめいた。(それとチョイ役の泉谷しげるでも)

肝心の劇伴(BGM)だが、クラシックやフラメンコが多く、
たかしまあきひこの書いたであろう曲は少なめ。
そんな中で、メインテーマが数度、アレンジを変えながら登場、印象を強く残した。

ま、テレビで見るよりやっぱり映画館はいい。
それは素直に感じる。

帰り道の大通りでは「しずくいし軽トラ市」をやっていたが、
地元でやったほうが客が来るんでないの?というくらい
大通りには人がいなかった。

もちろん「もりおか映画祭」も、その程度の盛り上がりだったのであろう。

※優作耳より情報 「野獣死すべし」をはじめ、松田優作主演映画6本を、
 スカパー!「日テレプラス」で数回放映するとのこと。
 「野獣」でかぶっていた帽子のレプリカなど、
 「優作グッズ」が当たるキャンペーンも。

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