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毎日新聞の致命的ミス

英文サイトでエロ記事を垂れ流して騒ぎになった毎日新聞。
大型掲示板で騒がれ、まとめサイトを作られ、YOUTUBEに糾弾する内容の動画までアップされ…
消しようのない傷を作ってしまった。

そこへきて、新聞紙面で検証する記事を載せたはいいが、そのすぐ脇で
「インターネットにはこういう揚げ足取りをする奴らがいるんだ」と、
自分たちを糾弾するネットコミュニティを批判してみせたのがよくなかった。(ITPRO

不興を買った毎日新聞。運営する「毎日jp」から一斉に広告が消え、自社告知に置き換わってしまった。
「毎日に出稿している」ことを攻撃されたくないクライアントが一斉に手を引いたのだ。
というより、費用対効果の薄い毎日のサイトから撤退する口実になったようである
(元毎日記者の佐々木俊尚氏が寄稿したCNETの記事に詳しい)。

8月に入り、いったん社外広告が復活したが、
「電凸」の再攻勢に遭ったのか、すぐにまた自社告知に差し替えられている。
そんな「ネットイナゴ」の動きをいさめる意見も出てきてはいるが
日経ビジネスオンライン、要会員登録)、早晩止められる物でもあるまい。

ニュースサイト運営だって、タダでできるものではなく、
相当にコストがかかるもの。広告がなければ「持ち出し」するしかない。

折り悪く、マイクロソフト(MSN)との提携は3月で終了。
大手ライバル紙は毎日包囲網を形成中で味方にはなってくれそうもない
(自分たちに火の粉がかからぬように必死、という話も)。

佐々木氏の寄稿によれば、「ネット嫌い」の上層部が、
かたくなにネットユーザーへの歩み寄りを拒んでいるらしいが、
この件が、最悪、毎日新聞社の屋台骨を少しずつきしませていくきっかけになるかもしれない
(それ以前に屋台骨はもうだいぶむしばまれているのだが)。

ネットへの理解があるはずの、牧太郎専門編集委員
この件に一切口をつぐんだまま、世間話を置きみやげにして
「夏休み」に突入中(毎年恒例の休みとはいえ)。

毎日新聞が「素直な反省」「真摯な態度」を見せれば、
騒ぎが少しはおさまる話のはずだ(火種の「WaiWai」は閉鎖済みであるし)。

「ネットに殺された全国紙第一号」になりたくなかったら…。

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