ルパンが盗んでいったクルマとは?
イタリア・フィアット社が名車「フィアット500」(チンクエチェント)の
ニューモデルをリリース。
このほど日本向けにローカライズされたモデルの発表会が行われた。(日経TRENDY)
「車はスポーツ」と考えられているヨーロッパでは、
自家用車も未だにマニュアルシフト(MT)が主流。
当然この車も本国ではMTであるが、
AT化が進んだ日本ではセミオートマ※にモデルチェンジ。
※機構上はMTだがギアチェンジ操作を自動化した疑似AT。
クラッチペダルがないので、AT限定免許でも運転可能。
なお、シーケンシャルと呼ばれるギアチェンジ機能もある。
で、この車の発表会のあと行われた記者会見に
「ルパン三世の産みの親」モンキー・パンチ氏が呼ばれたそうだ。
氏はこの席で「俺、関係ないのにな」的発言をしたはずだ。
フィアット500とルパンをくっつけたのは、
今や天下の宮崎駿と、作画監督の大塚康生。
「大人向けアニメ」の打算が外れ、アニメ「ルパン三世」は視聴率が悪かった。
てこ入れのために番組スタッフ入りした宮崎は
ルパンの設定を、原作通りの「大金持ちのキザな泥棒」から、
「お間抜けズッコケ泥棒」に変えてしまう。
その際、没落ゆえに、(初期に乗っていた)ベンツSSKというド派手な超高級車を手放して、
フィアット500という丸っこい大衆車に乗り換えた
という設定が施されたのだ(チンクは当時大塚が愛用していたことからのチョイスである)。
つまり、「凋落した大泥棒」のイメージでこの車を登場させたのであり、
この車とルパンを結びつけられるのは、
むしろモンパ先生には不本意なくらいのはず。
(それと、モンパ先生は車のことはたぶん詳しくない)
つまり、モンパ先生とフィアット500は皆が思っているほど縁のあるものではない。
だからチンクの記者会見にモンパ先生が現れるのは違和感バリバリなのだ。
そんな事情を知らない自動車会社側(広告代理店か?)が
「フィアット500→ルパン三世→モンキー・パンチ」という図式でモンパ先生を招聘。
人のいいモンパ先生は断るわけにも行かず
佐倉からわざわざ会場のある九段のイタリア文化会館までやってきたというわけ。
それでも先生は、旧型チンクに乗るルパンが登場するビデオ上映のあと、
なぜルパンは新型に乗ってないの、と記者に聞かれ
「ルパンはもう新型を盗んでしまったかもしれませんね」と
ナイスなジョークを飛ばしていったという。恐るべし!
(※実際の発言はちょっとスベった感じになってました^^;)
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