サンミュージック第2の核弾頭
小島よしおの次は「鳥居みゆき」である。
漢字2文字+ひらがな3文字なら売れるという法則…ではないだろうが、
サンミュージックGET(サンミュージックお笑い部門)からまたもや売れっ子芸人が現れた。
今週末決勝が行われる「R-1ぐらんぷり」でも、並み居る吉本軍団に分け入って
唯一の女芸人ファイナリストとして決勝に勝ち残るという快挙を打ち立てた。
秋田生まれの白い肌と、整った目鼻立ちで
美人芸人のカテゴリにはかろうじて入るのだろうが、
白い肌に塗りたくった結果の生物感を感じさせないメイク、
異様にでかいカマボコ目と強烈なマスカラが迫力満点。
不気味さを演出する、男物の白シャツ某宗教団体を彷彿とさせる白装束と白ズボン。
足下はなぜか裸足。(やはり、某宗教団体のイメージか)
手には熊のぬいぐるみとマラカス。
なんだこいつは?と思った瞬間、絶叫とともに「マサコの妄想夢芝居」が始まる。
基本は「うまいことを言う芸」+「ダジャレ」であるが、
そこはかとなくブラックな風味を混ぜ込んであるところがポイント。
頭の良さを感じさせたとたん、
無意味な「そ~れヒットエンドラ~ン」という
きわめて知性の低いブリッジと踊りで観客を奈落に突き落とす。
素っ頓狂な絶叫のすぐあとに、可愛らしさすら感じさせる舌っ足らずのしゃべりをたたみかける。
この落差もまた、ジワリと、彼女の芸に心地いい、いや心地悪いひんやり感を与えるのである。
まさに「現代お笑い界の魔女」である。
むろんここでいう魔女とは、「東洋の魔女」のようなクリーンなものではなく、
「黒魔術を使って相手を呪い殺す」ような、世にも恐ろしい魔女である。
(衣装は真っ白なんですけどね)
きわどいトークもするのでテレビにはなかなか出られないとは思うが、
この毒々しさで、ネットではすでに(1年以上前からという説もあるが)話題騒然のようである。
YOUTUBEにもいくつか映像があがっていて、
違う衣装でひとりコントなどもやっているが、
やはり白装束で演じる「マサコの妄想夢芝居」がいい。
(なお、売れない頃に出ていたCMも必見である。普通のしゃべり方をしている)
あくまでもお馬鹿で、子供受けする小島よしおとは正反対の芸風であるが、
サンミュージックの間口の広さ、層の厚さを感じさせる。
もう「ダンディ坂野のサンミュージック」とは呼ばせない。
なお鳥居みゆきは「ビバビバパラダイス」には出てない…はず。
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