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親の七光り、事務所の七光り

時の総理大臣、小泉純一郎の息子として華々しくデビューした小泉孝太郎。
特段の色男でもなければ、強烈な印象を残すでもない。
強いていえば「キツネの生まれ変わり」くらいしかいいようのない顔。
あ、父親には似ているが。

演技力もさほどありそうでもなく、トークも上手そうには思えない。
そんな、「父親ありき」でしか存在価値を示せない彼がなぜ、
いまもってテレビで活躍しつづけられるかといえば、
「事務所の力」にほかならない。

小泉純一郎の息子、という、当時ならば誰もがのどから手が出るほど欲しいタレントを獲得したのは、
「イザワオフィス」であった。
多くの人は「ドリフ大爆笑の最後に出てくる会社名」くらいにしか思わないだろうが、
実は天下の「渡辺プロダクション」(ナベプロ)の別働部隊なのだ。

「イザワ=ナベプロ」と思っても差し支えない。
社長も同じ、芸能界では泣く子も黙る強面「井澤健」である。
いまでこそ芸能事務所は群雄割拠だが(その裏で持ちつ持たれつの世界でもある)、
その昔はナベプロ以外は芸能人にあらず、というほどの栄華を放った会社、それがナベプロだ。

昔ほどの影響力はなくなったが、それでもテレビ局や芸能界で一定の力を保っている。
ナベプロ創業家の事実上のお婿さんがフジテレビにおり、特ににらみが効く。
ほとんど芸のなさそうな孝太郎が、フジの深夜枠に出続けているのも
「イザワ=ナベプロの後光」があるからだ。

そりゃ、孝太郎本人も演技の勉強をしたりしているのだろうが、
「ナベプロの力」は孝太郎の努力の何十倍も効くのである(孝太郎に商品価値がある限り、だが)。
とっくの昔に父親は総理を辞めたが、親の七光りは薄くなっても、
事務所の七光りは煌々と、小泉孝太郎の前途を照らし続ける。

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