「ゐ」「ゑ」「を」の物語
今では使わないかなに「ゐ」「ゑ」がある。
Wikipediaに詳しく載っているので参照いただきたいが、
この2文字は数十年前までは普通に使われていた文字である。
日本語において、徐々に「い」「え」と区別されなくなり、
包摂、つまり吸収合併されてしまい、
使われなくなったのだ。
仲間には「を」もある。これも「お」と包摂されたが、
現代の日本語では、「花を摘む」のように
目的語を指し示すときだけ用いられることを許されたため、
かろうじて出番を保っている。
しかし「ゐ」「ゑ」は役割を与えられることもなく、
ひっそりと暮らしている(笑)文字である。
「ゐ」は「うぃ」、「ゑ」は「うぇ」、
「を」も昔は「うぉ」と発音されていた、と見られている。
たとえば「を」は、(岩手限定で申し訳ないが)
岩手めんこいテレビの坂口奈央アナが、
あきらかに「を」を「うぉ」と発音することがあり、
今の日本語でも密かに生き残っていることがわかる
(プロのアナウンサーがこの発音を使っていいのかどうかはわからんが)。
「ゐ」「ゑ」はその出番を失っているが、
現代風に「ゐ」「ゑ」を表現するならば、
「任天堂ゐー」とか、「小島よしおのギャグ「ゑ~い」」などとなろう。
カタカナもあって、ゐ=「ヰ」ゑ=「ヱ」を=「ヲ」となっていて、
「ニッカウヰスキー」「ヱビスビール」など、社名や商品名で今も使われている。
本来ならば今でも「北ヰング」「ヱイトリフティング」「ヲールペーパー」
のようにして使えるのだろうが、日本語で使わない文字ということで、
外来語の表記にも使われることはない。
「ゐ」「ヰ」「ゑ」「ヱ」、そして「ヲ」…
このまま役目を終えて、忘れ去られていく文字なのだろうか。
なんか毒のない「知泉」みたいになっちゃいましたね。
※学術的ツッコミお待ちしております。
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