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中小スーパーが合体

盛岡(本社は矢巾)のスーパー、ベルプラスと
秋田県大館の「伊徳」が業務提携すると発表。
共同持ち株会社を設立し、経営統合するという。

ベルプラスは岩手と、一部宮城に41店舗を持つ。
今年、仕入れ会社「ベルグループ」が、
傘下にある小規模スーパーの「かしむら」「サンライフ」などを
吸収する形で統合しできた会社(既報)。上記の旧来店名の店のほか、
「ビッグハウス」名義でディスカウントスーパーも運営している。

一方の伊徳は、大館を中心に、秋田・青森に23店舗を展開するチェーン。
本店をはじめ、一部店舗では衣類も扱っており、
秋田放送によれば県内最大の地元資本スーパーとのこと。

この両者が統合すると、
1位のユニバース(八戸)には及ばないものの、岩手のジョイスを抜き、
地元資本のスーパー業界の売り上げ規模では北東北地区2位となる。

経営統合は3年後をめどとし、現段階では業務提携を行うという。
来年春には盛岡に持ち株会社を設立するとのことで、
主導するのはベルプラス側と見られる。

ただ、ベルプラス誕生時と同様、
店名を替えるなどドラスティックな改革は行わず、
店名も、伊徳・ベルプラスともに会社の形もそのままにし、
共同仕入れやシステム統合などでメリットを探っていくという。

ベルプラスは岩手県内で、小規模スーパーが一致団結してできた会社。
いまは経営統合前の、それぞれのスーパーの屋号のまま営業している。
それはとりもなおさず、小さなスーパーではとても同業他社に
太刀打ちできない、と判断してのものである。

伊徳はホームページを見れば、現段階でも、
サンドラッグなどと組んでショッピングモールを2つも計画している。
攻めの姿勢にあるように見えるが、やはり秋田も競争は激しいのだろう。
両者は経営統合で生き残りを図る。

そういえば、秋田も岩手もイオンが席巻する土地柄。
とくに秋田には「マックスバリュ東北」があり、
地元資本という縛りがなければ、売り上げは伊徳・ベルプラス連合を上回る。

地元内部でも争いはある。青森のガリバー「ユニバース」、
岩手の尖兵「ジョイス」、秋田の豪傑「タカヤナギ」などなど、
これらもイオンへの対抗で必死だ。

地元資本がささやかに、安穏と商売できる世の中ではもうない、
ということか。なんだかわびしい気もするが、これも時代の流れ。

ベルプラス、ベルグループ、ベルセンター…、元をたどれば「小苅米家」。
ジョイスと同根の企業である。
第二幕がありそうな予感…うがちすぎかな。

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