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怒らぬオヅラに後光輝く

昨夜の「たけしの日本教育白書」。
ビートたけし、爆笑問題司会による生放送長尺番組。
テーマはタイトル通り「教育」で、
サブテーマとして「責任」を挙げた。

途中、久米宏、小倉智昭、テリー伊藤を加えた
6人(爆問田中は仕切り役なので実質5人)による討論コーナーがあったが
これが実に面白かった。

正直「教育」からも「責任」からも離れたトーク内容で、
実のない討論ではあったが、
爆問太田が亀田問題でテリーの揚げ足をとろうとしていたあたりは
緊迫感があってそこそこよかった。

しかし、本当に面白いシーンは、
テーマが「テレビ」に移ったあとにあった。

田中が「最近(あるジャンルの)番組増えてますよね?」と小倉に問うと、
太田が本人を前に「髪の毛が?」と爆弾発言を。

衝撃の発言に、スタジオが大いに沸く中、
焦った田中が太田をひっぱたき「こいつ殺しますから」と最悪の言葉でフォローをする。
その後騒然となるスタジオで太田は図に乗り「着脱式?」と超ド級の発言。
たけしも「(カツラに)かまやつって書いてある」と絶妙な援護射撃を行い火に油を注ぐ。

スタジオには緊迫感を伴った爆笑の渦が広がっていた。
それは視聴者にも伝わったことだろう。

小倉は怒ることもなく、「髪の毛は便利だよね」という変な発言をしつつ、
苦笑いとも余裕の笑みともとれる表情を見せ、討論コーナーは続いた。

このハプニングには前段があって、
番組前半で、久米・小倉・テリーと東国原宮崎県知事、舛添厚生労働大臣が
スペシャルゲストとして登場する、という説明があった際、
この5名の写真がスタジオの大型モニタに映し出されると
太田が「みんな髪の毛に悩みがある人たちですね」と言って
ひと笑い取っているのだ。

これを「予告」とするならば、
太田はそれを「実行」に移してしまったのである。

小倉自体はヅラ問題については鷹揚なようで、
もうテレビカメラの前じゃ外せないんです、と、
ある講演会で語ったこともあると聞く。

それでも真実を見せてほしい、と思うが、
彼自身はイメージなどを意識して、外したがらないようだ。

とはいえ、先の太田の爆弾発言で、
小倉がいきなり怒り出したらまたそれはそれで面白かっただろうが、
ネタにされること自体も、もう免疫がついてしまっている様子。
小倉もさすがに「オトナ」である。

スタジオには緊迫感と笑いが広がった、と書いたが、
これぞまさに「ブラックジョーク」の最たるものだった。

放送倫理・番組向上機構(BPO)が
「テレビバラエティの罰ゲームを規制せよ」と提言(≒圧力)を出したという
あきれるようなニュースがあり、
ナインティナインの岡村がラジオで激怒するなど反響があったが、
この大?事件で、笑いなんて
「大なり小なり他人の不幸と表裏一体」なんだということを教えられた感じだ。
そしてまた小倉のように「鷹揚さ」も人間には大事なのだ、ということも…。

まさに皮肉にも「教育白書」な番組になってしまった。

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