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愛すべきよそ者?

岩手朝日テレビが誇るローカル番組「楽茶間」の司会を務める小山羊右は、
仙台生まれ、仙台育ち、仙台在住の「地場タレント」。

「歩くエンドーチェーン」のあだ名の通り(注:誰も呼んでません)
宮城のローカル番組で華麗にタレントデビューし、
東日本放送「TVイーハトーブ」でのレポーター役で東北でも顔が知られている。

岩手デビューは案外古く、テレビ岩手で放送していた「TVキャッチ」
(いまの「夢見るピノキオ」の前々々々身くらいの番組)。
相当昔の番組だが、その頃は「紅顔の美少年」だったはずの「よーすけくん」も
いまでは四十の痛風持ち。
交友関係の広さが災いしてか、毎夜のごとく仙台や盛岡で飲み明かし、
体を消耗し…いや、膨張させる。そんな生活も彼のキャラ作りに貢献している。

牛タンのような舌が発するむにゃむにゃとした口調をもてあそびつつ、
20年の芸歴を存分に生かし、華麗に仕切る「楽茶間」。
小山は東北随一のアーバンシティ・仙台から、毎週のように
日本の秘境(?)岩手にやってきては、自ら走り回ってロケを行う。
私用でも、頻繁に岩手に来ているようだ。

そんな小山だからこそ「楽茶間」独特のスタイルが確立し、そして支持され、
「じゃじゃじゃTV」や「どこか行こうョ!」と互角?の争いを見せているのだろう
(実際の視聴率はトーシローには不明。おしえてビデオリサーチさん)。

小山のポイントはずばり「よそ者」。
失礼な表現であるが、これが実は絶妙なポジション。

仙台で生まれ、仙台で育ち、仙台で酔い、仙台で肥える人だ。
たぶん岩手の人にはなれないし、ならないだろう。

だから岩手を知る必要に常にさらされている。
岩手の人ではない分、「岩手を知ろう」としてくれている。

彼の実直さとあいまって、そこが司会ぶりににじみ出ているのではないか。
先述通り、プライベートでも岩手で飲んでいるようなので、
完全にビジネスライクで岩手と向かい合っているわけでもない。

こまめに岩手に来てくれている割には、『ベガルタの試合を見たい』からと、
「楽茶間」終了後、そそくさと(時にダッシュで)盛岡駅に直行し
(岩手朝日テレビは盛岡駅のすぐ近く)、
新幹線で仙台に帰ってしまったりするあたりは、
「やっぱり仙台の人なのね」という感じがしてちょっと悲しいが(笑)、
仙台で生まれ育った彼にはそれがふさわしいはずなのだ。
また数日後には峠を越えて岩手に戻ってくるのだし。

これからも「愛すべきよそ者」でいてほしい存在である。

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