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格差社会化

国際通貨基金(IMF)は、最新の発表で、
ここ20年間で世界各国において格差が広がっていると分析している。(毎日新聞

1人あたりの所得は最貧困層でも伸びているものの、
富裕層の伸びはそれを上回っているという。

顕著なのは中国で、元祖・格差社会のアメリカを追い越す勢いで、
格差社会化が進んでいるそうだ。

最近の中国経済の伸びは著しいものがある。
中国一の大富豪は不動産業の令嬢(26歳)だったとフォーブスが発表しているが、
彼女のような大金持ちがいる一方で、
辺地のほうでは貧しい農村が広大に、かつ大量に残存しているわけで、
一握りに富が集中する姿はまさに「格差社会」である。

なお日本国内の格差は、世界的には極めて小さいのだそうだ。
格差が小さい、ということはこれ以上広がる可能性が大きい、ということ。

森永卓郎や荻原博子といった穏健な平等主義者
(急進的な平等主義者を人は共産主義者という)が
「貧乏人よ立ち上がれ!」と大いにほえまくっているが、
やはり「格差のひろがり」を予感させるようなニュースを
耳にすることが多くなってきた。

テレビによく登場する「ネットカフェ難民」が
果たしてテレビが伝えるほどに深刻かつ大量なのかどうかは
国が行うという調査の結果を待たねばならないが、
いずれよくない風潮が漂い始めている雰囲気はある。

毎週「アメリカはやねぇ~」と講釈を垂れるのは竹村健一であるが、
見た目は豊かなアメリカが、
格差社会化によって内実はどんなにひどい国になっているか、
日本人は知るに能う環境にある。

格差社会が日本に必要なのか、それがないとグローバル競争に本当に勝てないのか、
世間の片隅からちょっとずつ、考えてみてもいいんじゃないかな、と
ささやかながら思うのである。

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