イコーレ気仙沼
気仙沼のデパート「イコーレ」が閉店していたことを知る。
もともとは「丸光百貨店」だった店。
丸光時代に行った記憶もおぼろげながらある。
その後「ダックシティ」となり、マイカルグループ入りし「ビブレ」となるが、
気仙沼もご多分に漏れず中心市街地の空洞化が進み、気仙沼ビブレも閉店する。
しかし「中心市街地の灯を消すな」と有志が立ち上がり、
「イコーレ気仙沼」として再スタート。
たしかビブレの店長クラスの人が独立して
イコーレの立ち上げに参加したはず。
1年くらい前に行ってみたことがあるが、
すでに市街地には誰も歩いていない。
あの気仙沼も、郊外化は恐ろしく進んでいた。
イコーレも全く活気はなかった。
100円ショップとゲームセンターで1フロア埋める痛々しさが、
切なさを客にこれでもかと押しつけてくる。
ミセス向けのテナントがほとんどで、男には見る売り場もない。
100円ショップでお菓子を買って、駐車券をもらって帰ってきた。
それが最後である。
その後、売り場をとうとう1階のみに縮小してしまったそうだ。
店側も苦渋の決断だったのだろうが、
この時点で客はそっぽを向いただろう。
今年の5月にイコーレ気仙沼は5年間の歴史に幕を下ろした。
丸光として開店してから40年間。
変わりゆく気仙沼を見つめてきた店は、自らその命を終えた。
市街地でひっそりと行き途絶えていく大型店。
岩手でも枚挙にいとまはない。
他人事ではない。
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