大手資本の姿勢
6日の岩手日報で、盛岡市肴町商店街で行われている七夕飾りの
コンクールの記事があった。
最優秀賞は、盛岡商業高校をモチーフにした作品の「みかわや」とのことであった。
「みかわや」は肴町近辺で3つの店舗を運営するバリバリの地元系衣料品店である。
だからこそ、「商店街のために」力作を作ることもできたのだろう。
いま商店街にも大手資本が手を伸ばしている。
肴町はさほどでもないが、大通りは今や「飲み屋街」に近づいており、
中央資本の居酒屋などが軒を連ねている。
しかしこの連中がくせ者で、
商店街の振興会費も払わない、イベントにも協力しないというのだ。
連中に言わせれば「本部に認めてもらわないと…」という。
しかしその本部はこういう出費を認めない。
商店街によってコストもイベントも異なるので、
それをいちいち承認していられない、ということなのだ。
まあホンネは「おたくらみたいにこの商店街で
いつまでも生きていこうと思っている訳じゃない。
やめたい時にやめる権利はあるが、商店街に協力する義理はない」といったところだろう。
ビジネスとして考えれば至極、まっとうな話だ。
しかし、商店街側から見れば全く不快であり、
「場所を借りて商売しておいて、ゴミ拾いもしてくれないとは何事か」となる。
まさに「ご近所トラブル」である。
これを押さえ込むには、たとえば条例を作って強制的に振興会費を払わせたり、
もっと大きく、「法律」を作るまでしないと、大手は協力しないだろう。
まあ、条例や法律については、制定する以前に
圧力をかける体力も大手は持っているので
難しい問題ではあるが、
なんとか落としどころを見つけて欲しいものである。
ちなみに先ほど紹介した七夕飾りコンクールでは
「ザ・100円ショップダイソー」が賞を受賞している。
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