« マイヤ滝沢店 | トップページ | オフィスソフト »

地域の足

IBCがときどき放送する「ガイアの夜明け」、今回は地方バス特集。
日本各地で撤退が相次ぐバス路線。その背景を追う。

番組冒頭紹介されたのは、JRバスが市内路線撤退を決めた久慈市のようす。
東京での激安高速バス戦争が話題になっているが、
回り回ってその影響が久慈に及んだのだという。

激安高速バスは規制緩和のたまものであるが、
地方不採算路線バスの撤退も、規制緩和でやりやすくなったのだそうで…。
久慈のバス問題は、いまも進行中である。

そのあと番組では、鹿児島の巨大バス会社でリストラに苦慮するオーナー社長と、
岡山のバス会社が、経営難に陥った広島のバス会社を買い取って再生させる姿も紹介された。

行く末が見えず、会議で部下を怒鳴りつけるオーナー社長。
羽振りが良かった頃が、さぞ名残惜しいだろう。
常務は傘下の子会社に出向き、リストラ策を説明するも、社員に責められる一方である。

いっぽう、広島に乗り込んだ岡山のバス会社社長は意気軒昂。
社長が見つけたのは、清掃されずにすすの付着したホイール。このバス会社の「体質」を表していた。
同じく岡山から送り込まれた運行責任者は、運転手を特訓し、「運転のプロ」に導こうとする。
事務方も、古びた時刻表を張り替えたり、駅前の掃除をしたりして、「やる気」を出していた。

さらに雫石の取り組みも取り上げられた。
岩手県交通が撤退した路線を町が引き継ぎ、
「あねっこバス」としてタクシー会社にマイクロバスを運行させているのだ。
停留所を増設するなどの努力で、客は2倍に増えたとか。

岩手の場合は「郊外から郊外へ」という移動パターンが多いこともあり、
どうしてもマイカーに頼ってしまうのは否定できないが、
車を使えず、バスに乗らねばならないシーンはいくらでもあるし、
それに人間、いつまでも車の運転は続けられない。
バスはやっぱり必要なのだ。

しかし、マイカー時代と規制緩和のダブルパンチがバス会社を襲う。
規制が強かったおかげで、
社員が相応の努力をしなくてもなんとかやってこれたバス会社も、
創意工夫を求められるようになった。

バス路線がなくなる事態が実際に出てきている以上、
ほんとうに規制緩和は必要だったのか? という疑問はあるが、
いずれ、「がんばった」人々だけが生き残る時代なのだ。

「規制に守られライバルも不在だったため、
いままで経営努力をしてこなかったバス会社」が、どうしても岩手県交通とダブってしまう。
とはいえ、「ざまあみろ」では何の解決にもならない。
われわれにできることは、バスに乗ってあげることなのだが…。

|

« マイヤ滝沢店 | トップページ | オフィスソフト »

岩手県」カテゴリの記事

「旅行・地域」カテゴリの記事

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17134/15623478

この記事へのトラックバック一覧です: 地域の足:

« マイヤ滝沢店 | トップページ | オフィスソフト »