NHKの「決断」
報知新聞によると、NHKが番組のネット配信に取り組む、とのこと。
放送法改正を待って、2008年度には開始できる見込み。
有料・無料、番組内容などは今後詰めるというが、
「見逃し対策」として1週間程度の番組や、過去の番組も見られるという。
記事が紹介しているイギリスBBCのほか、韓国の番組配信が有名であるが
「ネット大国」をめざす日本でもいよいよ始まるわけだ。
YOUTUBEのみならず、アングラ系の動画サイトに番組が流出するリスクも高まるが
NHKは「ネット配信は時代の流れ」と、あえて困難に取り組む姿勢を見せた。
民放キー局もネット配信には取り組んでいるが、
記憶に新しい「トレソーラ」の失敗でわかるように、
成功しているとは言い難い。
著作権管理や肖像権管理の対策が煩雑であるなど、
日本のコンテンツ流通システムがネット時代に対応していない。
またジャニーズ事務所のように、
地位を利用して時代に逆行する動きを取るようなところもあることから、
娯楽中心の民放には難しいのだろう。
しかし、それを打破するのもまた民放の役目とも言える。
NHKのこの動きは、ネット配信に鈍くならざるをえない民放を鼓舞する役割もあろう。
YOUTUBEなどの黒船的インフラに対し、
日本の放送局(NHK含め)は「削除申請」というみみっちい対策しかできていないのが現状だ。
それこそBBCは、YOUTUBEでの映像流通を事実上認めており、
日本の後進性は際だつ。
このNHKの「決断」が、日本の文化を変えていくきっかけになれば…と願う。
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