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通信と放送の融合

結局「放送と通信の融合」は夢幻なのか?

TBSがキー局を務めるテレビ系列「JNN」は都内で共同記者会見を行い、
楽天によるTBS株の買い占めに反対する旨を発表した。

会見ではHBC、CBC、MBS、RKBの準キー局4社の社長が顔をそろえ、
「交渉の仕方に違和感がある」
「楽天はTBS以外の系列各局とどう付き合うつもりか」などと指摘した。

また「広く薄く出資を受けていただいている」とし、
特定の新聞社の影響が強い他系列にも釘をさした
(とはいえJNNには、有力地元紙の影響が強い局が多いのも確かだが)。

楽天はこの記者会見に対し「コメントはない」と静観する構えを見せた。

楽天イーグルスを所有していながら
横浜ベイスターズの親会社の株を買い占めを進めたことからわかるように、
楽天としては「通信と放送を真に融合させる」といった高邁な思想よりも
まず「放送局が欲しい」思いから出発したのではないか。
いつぞや、ホリエモンも言っていた「テレビの出演者が着ている服が携帯で買える」
程度の「ビジネスの道具」としてテレビ局の買収を狙ったのだろう。

それでも完全な買収が難しいと見ると「TBS楽天グループを作ってともに傘下に入る」など
下手に出る作戦に出たが、その先の狙いを読まれただけだった。

この動きをはたで見ていた系列局の心中はいかがなものだったのか。
JNNには、TBSにある種の敵対心すら抱いている気位の高い老舗局が多いだけに
(名古屋CBCはTBSよりも先に開局しているほど)、
あるいは「ざまあみろ」だったのかもしれないが、
逆に「俺たちも買収されるかもしれない」と危機感を抱いていたかも知れない。
いくら地元新聞の手中にあるといっても、
その親会社ごと買収される可能性だってあるのだ。

それは別としても、放送局の株を買い進め「マネーゲーム」のおもちゃにした楽天には
忸怩たる思いがあっただろう。
この記者会見でそれが爆発したわけだ。

楽天はまだまだ「通信と放送の融合」を狙っているのだ、という人もいれば、
マスコミにネガティブな報道を繰り返されイメージの悪化した楽天が
すでにTBS株を手放す考えで、売却の時期を探っているのでは、
という分析もWEBでは見られる。
第三の登場人物「ABCマート創業者」の動きも見逃せない。

そしてマネーゲームに沸くプチバブルの東京を、
地方は冷めた目で、しかし冷や汗混じりに見ている。

通信と放送の「2.0」はどこへ…

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