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マンガ流出事件

京都府警は、発売日前の漫画をファイル交換ソフト「Winny」で流出させたとして、
盛岡市のアルバイト店員と、大阪の会社員、東京の17歳の3名を逮捕した。

なぜ京都府警が捜査に携わったのかはわからないが、
ハイテク犯罪捜査室という部署が、
2ちゃんねるで流出を予告していた「お馬たん」「錬金神」に目をつけた
(追記/東京の少年は「環キモ」というHNだったという)。
「お馬たん」の正体を突き止めると、盛岡市中太田に行き当たった。

3人はそれぞれ、発売日前にこれらの雑誌を入手。
せっせと誌面をスキャンし、Winny上で公開したようである。
当然、ネット上では「神! 神!」とあがめたてまつられ、
有頂天になっていたことは想像に難くない。

事実、盛岡の犯人は「優越感に浸りたかった」と幼稚な犯行目的を供述。
ほかの2名も「注目されたかった」「自慢したかった」と話しているという。

発売日前の雑誌をダウンロードできるという、
ネットの普及が引き起こした事件の典型ともいえる話だが、
なんでも無料で入手できるWinnyの魔力を見せつけられた思いがする。

この事件に、漫画原作者の第一人者である小池一夫・大阪芸大芸術学部長は
「今後もこの手の犯罪は増えるだろう」と悲観的な見通しを示している。
そりゃ、お気に入りのマンガが無料で、
いち早く入手できればこれに越したことはないだろうし。

しかしいまのところこれは犯罪であることは明確だし、
そもそもWinnyを使うこと自体がリスクである。
「やめとこうね」と言うしかない。

「盛岡」という言葉が出てきてぎょっとしたが、
「お馬たん」を逮捕したのは京都府警で、
当然のことながら大阪や東京の犯人と一切面識もなかったという。

どこの誰でも「神」になれ、そして「犯人」にもなれるという、
これまたネット犯罪のよくある帰着点である。

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